「筋トレをしすぎるとハゲるって本当?」「最近トレーニング強度を上げたら、抜け毛が増えた気がする…」そんな不安、ありませんか。
筋トレは健康にもメンタルにも良い一方、ネットでは“筋トレ=薄毛”の噂が増えていて、続けていいのか迷いやすいテーマです。焦ってやめるのも、怖くて見て見ぬふりをするのも、どちらももったいない。
結論:多くの場合、筋トレそのものが直接AGA(男性型脱毛症)を起こす医学的根拠は強くありません。ただし「しすぎ」の中身(減量の無理、睡眠不足、回復不足、サプリの誤解、男性ホルモン製剤やステロイドなど)が重なると、抜け毛が増えたり、もともとのAGAが目立つ“きっかけ”になることはあります。

- 筋トレしすぎでハゲる噂が増える“本当の理由”
- AGAと「一時的な抜け毛(休止期脱毛)」の見分け方
- 筋トレをやめずに薄毛リスクを下げる、現実的な対策(手順)
- 医師に相談したほうがいい受診目安(オンライン活用含む)
- プロテイン・クレアチン・男性ホルモンのよくある誤解
「筋トレを続けたい」前提で、噂の中身を分解して、あなたが次に取るべき一手をわかりやすく整理します。
筋トレしすぎでハゲるは本当?結論と判断ポイント
もう一度、いちばん大事な答えから。
筋トレ“だけ”が原因で、突然AGAになる(または急に進行する)可能性は高くありません。一方で、次のどれかに当てはまると「抜け毛が増えた」「薄毛が進んだ気がする」が起きやすくなります。
| 状況 | 薄毛への影響の見立て | 次の一手 |
|---|---|---|
| 筋トレは通常量(睡眠・食事も安定) | 筋トレ起因の薄毛は考えにくい | 継続OK。写真で経過を残す |
| 減量が急/食事が偏る(炭水化物ほぼゼロ等) | 一時的な抜け毛(休止期脱毛)の引き金になり得る | 減量速度と栄養を見直す |
| 睡眠不足/回復不足(休みなし) | 抜け毛が増えた“体感”が出やすい | 休養日・睡眠の優先度を上げる |
| アナボリックステロイド/男性ホルモン製剤を使用 | 薄毛リスクが上がり得る(体質次第で加速) | 使用は医療者と相談。薄毛は早めに医師へ |
| 生え際や頭頂が細くなる(M字・つむじ) | AGAの可能性あり(筋トレとは別軸) | オンラインAGA相談で早めに確認 |
ポイントは、「筋トレが悪い」ではなく“筋トレに付随して崩れやすい生活要素”を整えることです。
【よくあるズレ】 筋トレした日 → その日から急にハゲた ↓ (実際に起きやすい) 無理な減量/強いストレス/体調不良 → 約2〜3か月後に抜け毛が増える(休止期脱毛)
筋トレしすぎでハゲる噂の理由を分解(根拠:メイン)
ここから「なぜ噂が増えるのか」を、根拠ベースで分解します。検索上位でよく語られる論点(テストステロン、DHT、サプリ、減量、睡眠)を全部つなげると、見え方が変わります。
1)AGAの主因は「DHT」と体質(遺伝)
AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンの一部が関与し、毛が太く育つ期間(成長期)が短くなって細毛化が進む脱毛症です。日本皮膚科学会の診療ガイドラインでも、AGAの治療選択肢(フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルなど)をエビデンスで整理しています。日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(PDF)」
つまり、薄毛が進むかどうかは「筋トレしたか」より「体質+DHTに対する感受性」の影響が大きい、というのが基本線です。
2)筋トレでテストステロンが増えるのは“急性(短時間)”が中心
筋トレ(抵抗運動)でテストステロンが上がることはありますが、研究では運動後に一時的に変動する(急性反応)として扱われます。運動が男性のテストステロンに与える急性影響を扱ったメタ分析もあります。PubMed: Physical exercise acutely affects testosterone levels in men(meta-analysis)
噂が広がるロジックは「テストステロン↑→DHT↑→ハゲる」です。でも実際は、“一時的な変動”がそのまま薄毛進行に直結するとは限らない。ここが誤解ポイントです。
3)DHTの材料はテストステロン。変換に関わるのが5α還元酵素
DHT(ジヒドロテストステロン)はテストステロンから作られ、変換に5α還元酵素が関わります。AGA治療薬のうち、フィナステリドやデュタステリドはこの経路に作用する薬として知られています。NCBI Bookshelf: 5α-Reductase Inhibitors(総説)
だから「男性ホルモン=全部悪」ではなく、“DHTが、体質的に影響を受けやすい頭皮で問題になりやすい”と理解すると整理しやすいです。
4)クレアチンでDHTが上がる?“1つの小規模研究”が噂の火種
「クレアチンはハゲる」は、2009年の小規模研究でDHT関連の変化が示されたことが、よく引用されます。PubMed: Creatine supplementation affects DHT:T ratio(2009)
ただ、これは対象人数が少ないなど限界もあり、同様の結果が十分に再現されているとは言いづらい面があります。だから現時点では、「クレアチン=確実にハゲる」と断定はできません。
不安なら、まずは「やめる/飲む」の二択ではなく、(1)量(2)体感(3)生活の崩れを点検して、必要なら医師に相談する、が現実的です。
5)減量(カロリー不足・栄養偏り)は“一時的な抜け毛”を起こしやすい
筋トレ勢が薄毛を体感しやすい最大要因がここ。無理な減量や栄養不足は、休止期脱毛(telogen effluvium)のきっかけになります。休止期脱毛は「代謝ストレス・ホルモン変動・薬剤」などを契機に、休止期の毛が増えて抜け毛が増えるタイプです。NCBI Bookshelf: Telogen Effluvium(総説)
筋トレで体を絞るほど、糖質ゼロ、脂質ゼロ、プロテインだけみたいな極端に寄りがち。髪は“生命維持の優先順位”で後回しにされやすいので、エネルギー不足が続くと体は守りに入ります。
「増えた抜け毛=AGAが悪化した」ではなく、休止期脱毛が混ざっていることがよくあります。
6)オーバートレーニング&睡眠不足は、回復不足→抜け毛体感の悪化に
筋トレの“しすぎ”は、実はトレーニング量そのものより「回復が追いついていない状態」を指すことが多いです。回復不足は、食欲・睡眠・メンタル・免疫などを崩しやすく、結果として抜け毛を気にしやすい状況を作ります。
また、休止期脱毛は強いストレスや体調変化の後に起こることが知られています。Australasian College of Dermatologists: Telogen effluvium
ここは断定できませんが、「睡眠が削れている」「休みなし」「疲労が抜けない」が揃うと、薄毛の不安は増えやすいです。
7)アナボリックステロイド/男性ホルモン製剤は“筋トレ”とは別物
筋トレの噂がややこしい理由の1つが、「筋トレ(運動)」と「筋肉増強目的の薬剤使用」をごっちゃに語る情報があること。
アナボリックステロイドの乱用について、NHS(英国の公的医療情報)では副作用としてhair loss(脱毛)が挙げられています。NHS: Anabolic steroid misuse
もし薬剤を使っている(または検討している)なら、薄毛は早めに医師に相談。ここは“筋トレが悪い”ではなく、リスク管理の話です。
8)汗・皮脂は「ハゲの原因」ではないが、頭皮トラブルは別問題
「汗で毛穴が詰まってハゲる」は言い過ぎです。ただし、汗・皮脂が増えた状態で洗髪が雑だと、かゆみ・フケ・炎症など“頭皮コンディションの悪化”は起き得ます。頭皮の赤みやかゆみが続くなら、薄毛以前に皮膚科で相談する価値があります。

筋トレをやめずに薄毛リスクを下げる現実的な対策(手順)
ここからは「続け方の工夫」です。やることは多く見えますが、順番を決めるとラクになります。
ステップ1:まず“薄毛のタイプ”をざっくり切り分ける
- AGAっぽい:生え際(M字)や頭頂(つむじ)が薄く、細い毛が増えた
- 一時的な抜け毛っぽい:全体的に抜け毛が増えた(特に2〜3か月前に減量・ストレス・体調変化)
どちらも混ざることがあります。「タイプがわからない」が普通なので、次のステップへ。
ステップ2:筋トレの“しすぎ”を数値で止める(回復>根性)
筋トレは頑張れる人ほど、回復を後回しにしがち。ここは髪のためというより、長期的に筋肉を伸ばすためにも重要です。
- 週のうち完全休養日を1日以上入れる(散歩レベルはOK)
- 同じ部位を高強度で連日叩かない(分割・負荷調整)
- 疲労が抜けない週は“デロード(軽め週)”を作る
ステップ3:減量は“急がない”が勝ち(髪と筋肉を同時に守る)
髪の不安が出る人は、だいたい減量を急いでいます。
- 体重を落とすなら、まずは食事の総量を極端に削らない
- 「プロテインだけ」より、炭水化物・脂質・野菜も含めて整える
- たんぱく質はトレーニングする人の目安として、体重あたりの範囲が提案されています(個人差あり)。ISSN Position Stand(2017)
大事なのは数字より、継続できる食事かどうか。無理な減量は、髪の不安を増幅させます。
ステップ4:睡眠は“最強の無料サプリ”
髪だけでなく、筋肥大にも回復にも睡眠は重要です。まずはここを「確実に」取りにいきましょう。
- 平日も休日も、起床時刻を大きくズラさない
- 寝る直前の強い光(スマホ)とカフェインを減らす
- トレーニング時間が遅いなら、強度や時間を調整
ステップ5:サプリは“疑う”より“使い方を整える”
プロテインやクレアチンは、使い方次第で味方にも不安材料にもなります。
| よくあるやり方 | 起きやすい問題 | 現実的な整え方 |
|---|---|---|
| プロテインを“食事の代わり”にする | 栄養が偏る/摂取カロリーが乱高下 | 食事の補助として使う(主食・主菜・副菜ベース) |
| クレアチンを飲み始めたら不安で毎日検索 | ストレスが増えて抜け毛体感UP | まずは睡眠・減量を点検。必要なら医師に相談 |
| 減量中にサプリだけ増やす | 回復が追いつかず疲労が蓄積 | サプリより先に休養日と食事を整える |
ステップ6:頭皮ケアは“やりすぎない”が正解
- 汗をかいた日は、ぬるめの湯+やさしく洗う(ゴシゴシ禁止)
- 整髪料を使う日は、洗い残しに注意
- かゆみ・赤み・フケが続くなら、自己流ケアを増やす前に皮膚科へ

ステップ7:記録で“思い込み”を減らす(ここ、超重要)
不安が強いと、鏡のたびに評価がブレます。同じ条件で記録すると、冷静になれます。
- 月2回、同じ照明・同じ角度で生え際と頭頂を撮影
- 抜け毛は「本数」より期間で見る(2週間〜1か月)
- 2〜3か月前の減量・睡眠・ストレスをメモしておく
受診目安:筋トレ中でも医師に確認したほうがいいサイン
セルフケアで整えられる部分は多い一方、AGAは進行性なので、早めに見極めるほど選択肢が増えます(煽りではなく事実として)。日本皮膚科学会のガイドラインでも治療の選択肢が整理されています。ガイドライン(PDF)
すぐ相談したい“チェックリスト”
- 生え際(M字)や頭頂(つむじ)が明らかに薄くなってきた
- 細い毛が増え、セットが決まらない期間が3か月以上続く
- 家族にAGAの人がいて、同じパターンが出ている気がする
- 抜け毛の増加が半年以上続く(休止期脱毛なら落ち着くことが多い)
- アナボリックステロイド/男性ホルモン製剤を使用している(または検討している)
- かゆみ・赤み・フケなど、頭皮トラブルが治まらない
皮膚科とオンラインAGAクリニック、どっち?
頭皮の湿疹・強いかゆみ・痛みがあるなら皮膚科が向きます。一方、AGAの見極めと治療相談なら、オンラインAGAクリニックの無料カウンセリングが便利です。
- 通院の手間が少なく、写真と問診で相談しやすい
- 「今すぐ薬が必要か」も含めて、判断軸をもらえる
- 無料で受けられることが多いので、使わないと正直もったいない
筋トレは続けたい、でも薄毛が不安——なら、一度プロに“仕分け”してもらうだけで気持ちがかなりラクになります。

よくある疑問(FAQ)
Q1. 筋トレするとDHTが増えて必ずハゲますか?
必ずではありません。AGAはDHTが関与しますが、影響の出やすさは体質(感受性)にも左右されます。DHT経路と治療の整理は、日本皮膚科学会のガイドラインが参考になります。日本皮膚科学会ガイドライン(PDF)
Q2. プロテインを飲むと抜け毛が増えるって本当?
プロテイン“自体”が直接薄毛を進めると断定できる根拠は強くありません。むしろ問題になりやすいのは、プロテインに寄せすぎて食事が崩れること(極端な糖質制限、ビタミン・ミネラル不足など)。「食事の補助」として使うのが基本です。
Q3. クレアチンはハゲますか?
2009年の小規模研究が噂の出発点としてよく引用されますが、これだけで「ハゲる」と断定はできません。PubMed: Creatine supplementation study(2009)
不安なら、まずは睡眠・減量・回復不足の要因を先に整えたうえで、必要に応じて医師に相談すると納得感が高いです。
Q4. 有酸素運動は髪に良いですか?
適度な運動習慣はストレスや睡眠の面でプラスになり得ます。ただし、有酸素でもやりすぎ(回復不足・過度なカロリー不足)は逆効果になり得ます。結局は「回復できる範囲」が鍵です。
Q5. フィナステリド/デュタステリド内服中でも筋トレして大丈夫?
一般的に、筋トレそのものが禁忌になるケースは多くありません。ただ、服薬の適否や副作用の感じ方は個人差があるため、治療中なら処方医に相談してください。薬の位置づけはガイドラインでも整理されています。日本皮膚科学会ガイドライン(PDF)
Q6. 1日何本抜けたら異常ですか?
本数だけで決めるのは難しいです。季節や洗髪日などでブレます。目安としては、(1)増えた状態が数か月続く、(2)生え際・頭頂の細毛化が進む、(3)地肌の見え方が悪化がそろうなら相談を検討しましょう。
Q7. 汗をかいた日はシャンプー2回したほうがいい?
毎回2回はやりすぎになりがちです。基本は1回で、整髪料が多い日や汗でベタつく日は「やさしく丁寧に」が優先。頭皮が乾燥しやすい人ほど、洗いすぎで逆に荒れます。
まとめ:筋トレしすぎでハゲる“本当”を一言で
- 筋トレ=即ハゲるではない
- 不安の正体は「しすぎ」の中身(減量の無理・睡眠不足・回復不足・薬剤)であることが多い
- 生え際/頭頂の細毛化があるなら、筋トレとは別軸でAGAチェックが有効
- 迷ったら、オンラインAGAクリニックの無料カウンセリングで仕分けすると早い
次に読む(あなたの状況別)
- まずAGAの仕組みを整理して不安を減らしたい:AGAの基礎
- 食事・睡眠・ストレスなど生活を整えながら進めたい:生活習慣
- 頭皮のかゆみ・フケ・赤みも気になる:頭皮の悩み・ケア
- 治療の選択肢(内服・外用)を先に把握したい:AGA治療
- よくある疑問をまとめて解消したい:よくある疑問
この記事の根拠(一次情報中心)
- 日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(PDF)
- NCBI Bookshelf:5α-Reductase Inhibitors(フィナステリド/デュタステリドとDHTの解説)
- PubMed:Physical exercise acutely affects testosterone levels in men(メタ分析)
- NCBI Bookshelf:Telogen Effluvium(休止期脱毛の総説)
- PubMed:Creatine supplementation affects DHT:T ratio(2009)
- NHS:Anabolic steroid misuse(副作用としての脱毛)
- PubMed:ISSN Position Stand: protein and exercise(運動者のたんぱく質摂取目安)


