「ファストフードが続くと抜け毛が増えるって本当?最近忙しくて、気づいたらそればっかり…」
仕事が立て込んでいる時期ほど、食事は“最短で腹を満たす”方向に寄りますよね。そこで抜け毛が目につくと、急に怖くなるのも自然です。
結論:ファストフードが続いたからといってそれだけでAGA(男性型・女性型脱毛症)が確定したり、急にハゲるとは言い切れません。ですが、ファストフードは栄養の偏り・塩分や脂質の過多・睡眠の乱れとセットになりやすく、結果として「抜け毛が増えた気がする」状態は起きやすくなります。

- 「ファストフードが続くと抜け毛が増える」の本当の意味(根拠と誤解)
- 不足しやすい栄養素と、抜け毛が目立つメカニズム
- 忙しい人向け:翌日〜3日で戻すリカバリー食(コンビニでもOK)
- ファストフードを食べる日の“選び方”ルール
- 受診目安(危険サイン/AGAの切替ライン)と次の一手
まずは「なぜファストフード続きで抜け毛が不安になるのか?」を整理し、次に“立て直し方”を具体的に落とし込みます。
ファストフードが続くと抜け毛が増える?結論を一言で
ファストフードが続くと、髪に必要な栄養が不足しやすい&脂質・塩分・糖の摂りすぎになりやすいため、頭皮環境や体調が乱れて抜け毛が目立つことがあります。
ただし、AGAは主に遺伝要因とホルモンが関わる脱毛症で、食事だけで決まる話ではありません(AGAの考え方は日本皮膚科学会の診療ガイドラインでも整理されています)。
ファストフードと抜け毛の関係(根拠と誤解)
1)まず大前提:AGAは「遺伝×ホルモン」が中心。食事だけで一発決着しにくい
生え際や頭頂部が薄くなっていくAGAは、食事の一時的な乱れで突然始まるというより、じわじわ進行しやすいタイプです。もしあなたが「ファストフードが続いた翌日に急にハゲた」と感じているなら、“急に進んだ”というより“急に気になった”可能性もあります。
- 照明(上からの光)で地肌が透けて見えた
- 寝不足で顔色が悪く、髪もパサついて見えた
- 久々に鏡をじっくり見た
この「見え方のブレ」は、忙しい時期ほど起きがちです。
2)抜け毛には“正常範囲”がある:見た目で焦りやすい落とし穴
皮膚科の情報では、1日に50〜100本程度の脱毛は正常範囲と説明されています。長い髪ほど排水溝で目立つので、同じ本数でも「増えた」と感じやすいのが難点です。
また、忙しくて入浴や洗髪のタイミングがズレると、抜け毛が“まとめて回収”されて多く見えることもあります。
3)栄養の偏りが続くと「休止期脱毛(抜け毛の波)」につながる可能性
髪は体のなかで“最優先”ではありません。体がしんどいと、髪は後回しになりやすい。
強いストレスや体調変化、栄養不足がきっかけで、髪が休止期に移行して抜け毛が増える休止期脱毛が起こることがあります。ここで超重要ポイントがひとつ。
休止期脱毛は、きっかけから「2〜3か月後」に出ることが多いと説明されています。つまり「今週ファストフード続き→今週抜け毛が急増」は、時間軸として合いにくいことが多いです(もちろん例外はあります)。
今の抜け毛が気になるなら、1〜3か月前の生活(睡眠、ストレス、ダイエット、発熱)も一緒に振り返る方が正確です。
4)ファストフードは「不足」と「過剰」が同時に起きやすい(髪にとっては地味に痛い)
ファストフードの問題は「食べたら即アウト」ではなく、続くことで以下が起きやすい点です。
| 起こりやすいこと | 髪・頭皮への影響(考え方) | よくあるサイン |
|---|---|---|
| たんぱく質不足 | 髪の材料(ケラチン)の土台が弱くなる | 食事が菓子パン・ポテト中心、昼抜き→夜ドカ食い |
| 鉄・亜鉛不足 | 不足が続くと、抜け毛が増える要因の一つになり得る(検査が大事) | 立ちくらみ、疲れやすい、爪が弱い(※体調は個人差) |
| 野菜・食物繊維不足 | 便通や血糖の揺れが出やすく、体調が不安定になりがち | 肌荒れ、便秘、昼食後の眠気が強い |
| 脂質・塩分・糖が過多 | 体の炎症寄り、皮脂が増えやすい環境になりがち | 頭皮のベタつき、かゆみ、フケ |
要は、髪の問題というより「体調の土台が揺れる」→髪も揺れる、という順番です。
5)脂質・塩分が多い食事が続くと“頭皮トラブル”が起きやすい人もいる
脂質や塩分が多い食生活が続くと、体のコンディションが荒れやすくなる人がいます。農林水産省は「日本人の食事摂取基準(2025年版)」に触れつつ、飽和脂肪酸の摂りすぎに注意を促しています。
ここで言いたいのは「脂=悪」ではなく、“続くと偏りが固定される”のが問題ということ。頭皮がかゆい・赤い・フケが増えた人は、髪より先に頭皮の炎症を落ち着かせる方が近道です。
6)“サプリで帳尻合わせ”は危険:不足の検査なしに盛ると、逆に抜け毛要因になることも
忙しいほど「とりあえず亜鉛」「とりあえずビオチン」みたいになりがちですが、不足があるかどうかは人によって違うのが現実です。栄養素は過剰でも問題になることがあり、論文レビューでも、特定の栄養素(例:ビタミンAなど)の過剰摂取が脱毛に関与し得る点が言及されています。
おすすめは“サプリで埋める”より“食事で戻して、必要なら検査”です。
7)研究の話:高脂肪・高コレステロール食と毛・皮膚炎症の関連は「動物モデル」では示唆されている
「西洋型の高脂肪食で毛や皮膚炎症が起きた」という報告は、動物実験(マウス)で示されています。これは「人間も同じようにハゲる」と断定できる話ではありませんが、少なくとも食事の偏りが皮膚(頭皮含む)の炎症と無関係とは言い切れない、という示唆になります。

忙しい人のリカバリー食:翌日〜3日で立て直す手順
ここからは実践パートです。目標は「完璧な健康食」ではなく、忙しい中でも戻せる再現性。
STEP0:まず“抜け毛の見え方”を落ち着かせる(今日やること)
- 水分:コーヒーだけで回しているなら、水やお茶を追加(極端な断食はしない)
- 睡眠:今日だけでも就寝を30分早める(髪より先に体を戻す)
- 摩擦を減らす洗髪:爪を立てず、指の腹で頭皮を動かす。ゴシゴシ禁止
STEP1:コンビニで揃う「リカバリー3点セット」から始める
忙しい人ほど、まずはこの型が強いです。
- たんぱく質:サラダチキン、ゆで卵、焼き魚、豆腐、納豆、ギリシャヨーグルト
- 野菜・海藻:サラダ、カット野菜、海藻サラダ、具だくさん味噌汁
- 主食(ほどほど):おにぎり(鮭・ツナ)、玄米系、オートミール、全粒パンなど(選べる範囲でOK)
| シーン | おすすめ組み合わせ(例) | 狙い |
|---|---|---|
| 朝(食欲なし) | ギリシャヨーグルト+バナナ/ゆで卵+味噌汁 | 胃腸に優しく、たんぱく質を“最低ライン”確保 |
| 昼(時間なし) | 鮭おにぎり+サラダチキン+海藻サラダ | たんぱく質+ミネラル+食物繊維を同時に |
| 夜(外食になりがち) | 定食(焼き魚/鶏/豆腐系)+小鉢(海藻/冷奴) | 脂質を抑えつつ、回復に必要な材料を入れる |
STEP2:翌日の「リカバリー1日モデル」
考えるのが面倒な日に使ってください。
【翌日モデル(テンプレ)】 朝:水+卵(or ヨーグルト)+味噌汁 昼:おにぎり+サラダチキン+サラダ 夜:定食(焼き魚/鶏/豆腐)+野菜 ポイント:完璧より「毎食たんぱく質を見える化」
STEP3:3日リセット(これで“体のブレ”が戻りやすい)
ファストフードが続いたときに効くのは、1日だけの善行より3日だけ整えること。体が落ち着くと、抜け毛への不安も下がりやすいです。
- 1日目:たんぱく質を毎食入れる(量は少なくてOK)
- 2日目:野菜・海藻・きのこを追加(食物繊維を意識)
- 3日目:揚げ物・甘い飲み物を控えめにして睡眠を優先
STEP4:それでもファストフードを食べる日があるなら「選び方ルール」を持つ
ゼロにしなくていいです。忙しい時期は続くので、続けても壊れにくい選び方を持つ方が現実的。
| ルール | 具体例 | ねらい |
|---|---|---|
| 揚げ物は“主役”にしない | フライドポテトLを毎回→小にする/頻度を落とす | 脂質過多の固定化を防ぐ |
| たんぱく質を足す | バーガー+サラダチキン/牛丼なら卵や豆腐を追加 | 髪の材料を最低限確保 |
| 飲み物で糖を盛らない | 甘いドリンク→水・お茶・無糖へ | 血糖の揺れと総カロリーを抑えやすい |
WHOの健康的な食事の情報では、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸、砂糖や塩分の摂りすぎに注意が促されています。ここを“方針”として持っておくと、選び方の判断がブレにくくなります。

受診目安:不安が強いときの切替ライン(判断基準)
まずは“危険サイン”(体の不調)
食生活が崩れると、髪より先に体が悲鳴を上げることがあります。以下があるなら内科や皮膚科で相談を検討してください。
- 強いだるさ、動悸、息切れ、めまいが続く
- 食欲不振が長く続き、体重が大きく落ちた(意図しない減少)
- 皮膚炎がひどい、頭皮の赤み・痛み・ジュクジュクが強い
次に“髪の切替ライン”(AGA含め相談した方が早い)
以下に当てはまる場合、食事の立て直しと並行して、医師に確認した方がスッキリします。
- 写真で生え際・頭頂部の薄さが進んでいる(パターンがある)
- 髪が細く短くなった(細毛化)が気になる
- 抜け毛が増えた感じが2〜3か月以上続く
- 円形に抜ける/頭皮トラブルが強い
AGAは早めに相談した方が選択肢が増えます。一般皮膚科でもOKですが、AGAっぽい(生え際・頭頂部、細毛化)なら、最初からオンラインAGAクリニックの無料カウンセリングを使うのも合理的です。無料で相談できて普通に受診できるので、使わないともったいないタイプのサービスです(不安の切り分けだけでも価値があります)。

よくある質問(FAQ)
Q1. 何日くらいファストフードが続いたら抜け毛が増えますか?
「何日で必ず増える」とは断定できません。抜け毛の波(休止期脱毛)はきっかけから時間差で出ることもあるため、短期より数週間〜数か月の生活の積み重ねの方が影響しやすいです。目安としては、まず3日リセットで戻し、それでも不安が続くなら受診で切り分けるのがおすすめです。
Q2. ポテトや揚げ物は絶対NGですか?
絶対NGではありません。問題は「続く」ときに偏りが固定されること。頻度を落とす、サイズを小さくする、野菜やたんぱく質を足すなど、続けても壊れにくい形に調整するのが現実的です。
Q3. プロテインを飲めば、食事は適当でも大丈夫?
たんぱく質は助けになりますが、髪には鉄・亜鉛・ビタミン類なども関わるため、プロテインだけで完結しにくいです。まずは「毎食たんぱく質を見える化」しつつ、野菜・海藻・豆類を足していく方が安定します。
Q4. 亜鉛サプリを飲めば抜け毛は止まりますか?
不足が原因なら役立つ可能性がありますが、不足がないのに盛るのはおすすめしません。過剰摂取が問題になる栄養素もあるため、気になるなら医師の相談や検査(鉄欠乏など)も含めて判断するのが安全です。
Q5. コンビニしか使えません。最優先は何?
最優先はこれです。
- たんぱく質を毎食入れる(卵・鶏・魚・豆)
- 野菜 or 海藻を1品足す(カット野菜でもOK)
- 甘い飲み物を減らす(無糖へ)
この3点だけで、立て直しの成功率が上がります。
Q6. 抜け毛が増えた気がするとき、本数で数えるべき?
本数はブレやすいので、同じ場所・同じ光で週1回写真の方が判断が安定します。分け目の幅、頭頂部の透け、髪の太さ(細毛化)などを見て、進行っぽいなら早めに相談しましょう。
まとめ
- ファストフードが続くと抜け毛が増えるは「即ハゲる」ではなく、栄養の偏り・体調の乱れで“目立つ状態”になりやすいという話
- 休止期脱毛などは時間差があることも。今週の食事だけで断定しない
- 忙しい人は「リカバリー3点セット」→「3日リセット」で戻すのが現実的
- ファストフードを食べる日も、揚げ物を主役にしない/たんぱく質を足す/飲み物で糖を盛らないで壊れにくくできる
- 写真で進行、2〜3か月続く、細毛化があるなら、オンラインAGAクリニックの無料カウンセリングで切り分けが早い
次に読む(あなたの状況別)
- 生活習慣:忙しくても崩れにくい「睡眠・食事・ストレス」の整え方をまとめて確認したい
- 頭皮の悩み・ケア:脂っぽい・かゆい・フケが出る。まず頭皮環境から立て直したい
- AGAの基礎:生え際や頭頂部が気になる。AGAの進み方と見分け方を先に整理したい
- AGA治療:生活改善だけでは不安が消えない。内服薬・外用薬の選択肢を知りたい
- クリニック:オンラインAGAクリニックも含めて、相談先の選び方を比較したい
この記事の根拠(一次情報中心)
- 日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)PDF
- American Academy of Dermatology:Do you have hair loss or hair shedding?(正常な抜け毛・休止期脱毛の考え方)
- Cleveland Clinic:Telogen effluvium(時間差の目安など)
- Harvard Health:Vitamins, minerals, and hair loss(欠乏とサプリの注意)
- Guo EL, Katta R. Diet and hair loss(栄養欠乏・サプリ過剰の論点)
- WHO:Healthy diet(脂質・砂糖・塩分などの基本方針)
- 農林水産省:脂質のとりすぎに注意(食事摂取基準に基づく注意喚起)
- 厚生労働省:日本人の食事摂取基準(2025年版)の策定ポイント(PDF)
- NHS:Hair loss(原因の例:鉄欠乏など)


