「ヘアオイルをつけたら頭皮がかゆい…」「つけすぎるとハゲるって本当?」——ツヤ出しのつもりが、かゆみで不安になるのはしんどいですよね。
しかも、洗髪中や枕元で抜け毛が目に入ると、いっきに心配が加速しがちです。
結論:ヘアオイルつけすぎが“それだけでAGA(男性型脱毛症など)を起こしてハゲる”と断言できる根拠はありません。ただし、頭皮にオイルが残ると、刺激や蒸れがきっかけでかゆみ・フケ・ブツブツ(毛包炎)などが起き、結果として抜け毛が目立つことはあります。

- ヘアオイルつけすぎで頭皮がかゆい主な原因(洗い残し・成分・蒸れ)
- 「かゆい=ハゲる?」の誤解ポイントと、抜け毛が目立つ仕組み
- 付ける場所・量・頻度の“落としどころ”と減らし方の手順
- 頭皮トラブルの危険サインと、受診の切替ライン
- よくある質問(つけたまま寝る/毎日OK/オイルで乾燥対策?)
噂に振り回されないために、原因を切り分けて、続けやすい改善策に落とし込みましょう。
ヘアオイルつけすぎで頭皮がかゆい→ハゲる?まず答え
ヘアオイルは本来、髪の表面をコーティングして手触りやツヤを整える目的で使うことが多いです。つまり、基本は「髪向け」のアイテム。
それを頭皮までベタっと広げたり、毎日たっぷり重ねたりすると、頭皮にとっては刺激・蒸れ・洗い残しが増えやすくなり、かゆみにつながります。
結論の言い換え:「ハゲるかどうか」より先に、頭皮が荒れるルートを止めるのが優先です。頭皮が落ち着けば、抜け毛の不安も下がりやすいです。
「かゆい」と「ハゲる」は別問題?つながる部分だけ整理
まず押さえたいのは、薄毛の代表格であるAGAは、主に遺伝的要因や男性ホルモン(DHT)の影響などで進行するタイプで、ヘアオイルの使用だけで説明できるものではありません。参考:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版(日本皮膚科学会・PDF)
一方で、頭皮の炎症(かぶれ・脂漏性皮膚炎・毛包炎など)が起きると、
- かゆみで掻いてしまい、切れ毛や頭皮の傷が増える
- フケや赤みで「薄く見える」「地肌が気になる」
- 毛包炎などが重いと、脱毛につながることがある
つまり、オイル→頭皮トラブル→抜け毛が目立つというルートはあり得ます。だからこそ「原因を止める」価値が高いです。
ヘアオイルつけすぎで頭皮がかゆい主な原因(根拠と切り分け)
ここからが本題です。原因は1つとは限らず、複数が重なりがちです。
原因1:頭皮にオイルが付着して「蒸れ・閉塞(ふさがる感じ)」が起きる
オイルを頭皮に塗ると、汗や皮脂と混ざってベタつきやすく、毛穴まわりが蒸れたように感じることがあります。蒸れや閉塞は、毛穴の炎症(毛包炎)などの引き金になり得ます。
毛包炎は毛包(毛穴の奥の毛根まわり)が炎症を起こす状態で、赤いブツブツや膿疱、かゆみが出ることがあります。参考:Mayo Clinic:Folliculitis – Symptoms & causes/American Academy of Dermatology:Folliculitis
原因2:洗い残し(オイル+皮脂+整髪料)が刺激になっている
「シャンプーしてるのにかゆい」場合、実は落としきれていないことがあります。オイルは髪に残りやすく、皮脂や整髪料と混ざるとさらに落ちにくくなり、結果として頭皮への刺激やニオイ・フケが気になることがあります。
頭皮のかゆみは、汚れ・汗・皮脂・ヘアケア製品など複数要因で起こり得ると解説されています。参考:池田模範堂:頭皮のかゆみ 原因・症状・治療法
原因3:成分が合わず「接触皮膚炎(かぶれ)」になっている
ヘアオイルは香料、植物エキス、精油、保存料などが含まれることがあり、合わないとかゆみ・ヒリつき・赤みが出ることがあります。これは刺激性(刺激で荒れる)と、アレルギー性(体質で反応する)があり得ます。
香料アレルギーは接触皮膚炎の原因としてよく知られ、頭皮も症状が出る場所になり得るとされています。参考:AAD:Contact dermatitis signs and symptoms
また、頭皮のアレルギー性接触皮膚炎について、ヘア製品(染毛剤、シャンプー、コンディショナーなど)との関連がまとめられた報告もあります。参考:PubMed:Allergic Contact Dermatitis of the Scalp Associated With Hair Products(2022)
シャンプー成分の例ですが、植物由来(カモミール、ラベンダー、ローズオイル)、保存料、香料などが原因になり得ると整理されています。参考:DermNet:Shampoos(アレルギー原因の例)

原因4:脂漏性皮膚炎(フケ・赤み・ベタつき)をオイルが悪化させている
脂漏性皮膚炎は、頭皮など皮脂が多い部位に起きやすく、フケや赤み、かゆみが出ることがあります。原因は1つではありませんが、皮膚の常在酵母(いわゆる“菌”)と皮脂(sebum)が関わると皮膚科では説明されています。参考:AAD:Seborrheic dermatitis: Causes/Mayo Clinic:Seborrheic dermatitis
オイルが頭皮に残ると“油分が増える”ので、脂漏性皮膚炎がある人はベタつきやかゆみが強く感じることがあります(※必ず悪化するとは限りません)。
原因5:かゆみで掻く→傷・炎症・切れ毛が増えて「薄く見える」
かゆいと、無意識に掻いてしまいます。これが続くと、頭皮のバリアが弱ってさらにかゆくなる悪循環に入ります。髪側も、掻く摩擦で切れ毛が増えたり、根元が立ち上がりにくくなって“ボリュームが落ちた”ように見えたりします。
「かゆみ+痛み+抜け毛」などがセットなら感染なども考える必要があり、皮膚科の受診が勧められることがあります。参考:AAD:Hair loss – Signs and symptoms
原因6:実はオイル以外が原因(シャンプー変更・カラー・乾燥)
タイミング的にオイルが疑われがちですが、頭皮のかゆみはシャンプー成分、染毛剤、乾燥、紫外線、ストレスなどでも起こり得ます。参考:田辺三菱製薬ヘルスケア:『頭皮のかゆみ』の原因
だから、切り分けは「オイルを減らす」だけで終わらせず、他の変化も一緒に見直すのが近道です。
原因の見分け方:オイルのせいか、別の問題か(早見表)
| 状況 | 疑いやすい原因 | まずやること |
|---|---|---|
| 新しいオイルに変えて数日〜2週間でかゆい | 接触皮膚炎(刺激/アレルギー) | 一度中止→落ち着いたら別製品を少量で |
| ベタつき・湿ったフケ・赤みが出る | 脂漏性皮膚炎の可能性 | 頭皮はオイルを避ける/症状が続くなら受診 |
| ブツブツ・膿・痛みがある | 毛包炎(感染/炎症) | 早めに皮膚科(放置で悪化のことも) |
| 髪にだけ付けたつもりでもかゆい | 洗い残し・寝具への付着 | 量を半分、すすぎ時間を増やす、枕カバー洗濯 |
| 乾燥っぽくカサカサ、細かいフケ | 乾燥・洗いすぎ・熱い湯 | ぬるめ・短めの洗髪、刺激の少ないケアへ |
ヘアオイルの減らし方:頭皮をかゆくしない“落としどころ”手順
ここは、完璧を目指さないのがコツです。やることは少なく、効果が出やすい順に並べます。
手順1:まず3日だけ「頭皮に付けない」を徹底(場所の修正)
オイルは髪の中間〜毛先が基本です。根元(頭皮)に近いほど、ベタつきやすく、洗い残しもしやすいです。
- 手のひらに伸ばす → 髪の中間〜毛先からなじませる
- 最後に、手に残った分を表面に“薄く”
- 前髪・生え際・つむじ周りは避ける(かゆい人ほど)
手順2:量を「半分」にしてスタート(増やすのは後)
かゆみが出ているなら、いきなり最適量を探さず、まずは半分にします。目安は「足りないかな?」くらい。
髪が広がるなら、量ではなく、
- ドライヤー前の水分量(タオルドライ)
- オイルをのばす順番(毛先から)
- オイル以外(ヘアミルク等)との相性
を先に調整する方が、頭皮を荒らしにくいです。

手順3:つけたまま寝るのを一旦やめる(枕への付着)
夜にオイルを多めにつけると、枕カバーに移って頭皮に戻ることがあります。かゆみがある間は、
- 夜は少量(または中止)
- 枕カバーはこまめに交換
- 髪はしっかり乾かす
が安全です。
手順4:洗い方を「落とせる仕様」にする(すすぎ増+泡の質)
オイルの洗い残しが疑わしいときは、シャンプーを強くする前にすすぎ時間を増やします。頭皮かゆみ対策として「しっかり洗い流す」重要性も解説されています。参考:eo健康:頭皮のかゆみの原因と対策(すすぎ・乾かし)
- 予洗い(お湯だけ)を長めに
- シャンプーは手で泡立ててから頭皮へ
- すすぎは「もういいかな?」から+30秒
手順5:1週間で改善しないなら「製品が合わない」前提で切り替える
赤み・ヒリつき・かゆみが続くなら、成分が合っていない可能性があります。香料や精油、保存料などで接触皮膚炎が起きることがあるため、まずは中止して落ち着くか確認します。参考:AAD:Contact dermatitis signs and symptoms/PubMed:Scalp ACD and hair products(2022)
【見直しタイムライン(最短)】 今日:頭皮に付けない+量を半分 3日:枕・乾かしを整える(つけたまま寝ない) 7日:かゆみが続くなら製品中止→皮膚炎/脂漏性の可能性も視野 14日:赤み・ブツブツ・痛みがある/悪化なら受診へ
受診の目安:かゆみがある時こそ“切替ライン”を持つ
かゆみが続くと、気持ちも削れます。ここは「家で様子見」から「医師に確認」へ切り替えるラインを決めておくとラクです。
危険サイン:早めに皮膚科で確認したい
- ブツブツが痛い/膿が出る/触るとズキッとする(毛包炎など)
- 強い赤み、ジュクジュク、かさぶた、出血がある
- 円形に抜ける、急に地肌が見える
- 強いかゆみ+熱感が続く
重い毛包炎は放置で悪化し、瘢痕や脱毛につながることがあると解説されています。参考:Mayo Clinic:Folliculitis(重症で瘢痕や脱毛の可能性)/DermNet:Scalp folliculitis(脱毛・瘢痕の記載)
薄毛が不安なら:オンラインAGAクリニックの無料カウンセリングが便利な目安
かゆみと別で「薄毛が進んでいる気がする」「生え際や頭頂部が気になる」なら、皮膚炎の治療と並行してAGAの可能性も整理するとスッキリします。AGAは進行型のことがあり、早めに把握するほど選択肢が取りやすいです。参考:日本皮膚科学会:AGAガイドライン(PDF)
- 生え際(M字)や頭頂部がパターンとして薄くなってきた
- 髪が細く短くなり、ボリュームが戻りにくい
- 抜け毛の不安が強く、生活が削れている
通院が面倒でも、オンラインなら相談しやすいのがメリットです。無料カウンセリングがあるなら、普通に受診できて無料なので使わないともったいない選択肢になりやすいです(合わなければやめればOK)。

ヘアオイル つけすぎ 頭皮 かゆい ハゲる:よくある質問(FAQ)
Q. ヘアオイルでかゆくなるのは、乾燥してるから?オイルで保湿すべき?
乾燥でかゆい場合もありますが、頭皮のかゆみは乾燥だけでなく、接触皮膚炎や脂漏性皮膚炎など複数原因があります。頭皮にオイルを足すと、合う人もいますが、ベタつきや炎症がある人は悪化することも。まずは頭皮に付けない運用で様子を見るのが安全です。参考:AAD:脂漏性皮膚炎(皮脂と酵母が関与)
Q. オイルをつけたまま寝るのはNG?
かゆみが出ている間は一旦避けるのが無難です。枕に付着して頭皮に戻り、洗い残しや刺激が増えることがあります。夜は少量(または中止)+枕カバーをこまめに、が安全です。
Q. かゆみがあるのに、かきむしってしまいます…
掻くほど炎症が増えて、さらにかゆくなる悪循環に入りやすいです。冷やす、爪を短くする、頭皮を強く触らないなどで“掻く回数”を減らしましょう。強いかゆみが続くなら、皮膚科で原因に合った治療を受ける方が早いです。参考:田辺三菱製薬ヘルスケア:頭皮のかゆみ(接触皮膚炎など)
Q. オイルが合わないかどうか、どうやって判断する?
新しい製品でかゆみが出たなら、まず中止して落ち着くか確認します。香料などで接触皮膚炎が起きることがあるため、症状が強い場合は自己判断で使い続けないのが安全です。参考:AAD:接触皮膚炎の症状
Q. 抜け毛が増えた気がします。オイルが原因?
洗髪のタイミングで抜け毛がまとまって見えることもあります。まずは「頭皮が荒れていないか(赤み・フケ・ブツブツ)」を確認し、オイルの量と場所を見直してください。強いかゆみや痛み、ブツブツがあるなら毛包炎などの可能性もあるため受診が安心です。参考:Mayo Clinic:Folliculitis
Q. どれくらいで改善しなければ病院?
目安として、オイル中止・使い方修正・洗い方見直しをしても1〜2週間で改善しない、または悪化するなら皮膚科で原因を確認するのが無難です。痛みや膿、広がる赤みがある場合は早めをおすすめします。
まとめ:ヘアオイルつけすぎの不安は「頭皮に残さない」でほぼ整理できる
- ヘアオイルつけすぎ=それだけでハゲるとは言いにくい(AGAは別の仕組み)
- ただし、頭皮に残ると洗い残し・接触皮膚炎・脂漏性皮膚炎・毛包炎でかゆみが出ることがある
- まずは頭皮に付けない+量を半分、つけたまま寝ない、すすぎを増やす
- ブツブツ・痛み・膿・強い赤みは皮膚科へ
- 薄毛が不安なら、オンラインAGAクリニックの無料カウンセリングで現状確認(無料なら使わないともったいない)
次に読む(あなたの状況別)
- 頭皮の悩み・ケア:かゆみ・フケ・赤みがある人は、まず頭皮トラブルの原因整理から
- AGAの基礎:生え際(M字)や頭頂部が気になるなら、AGAの見分け方と進み方を確認
- 生活習慣:頭皮が荒れやすい人ほど、睡眠・ストレス・食事の土台が効いてくる
- よくある疑問:噂系の「本当?」をまとめて整理して、迷いを減らす
この記事の根拠(一次情報中心)
- 公益社団法人日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版(PDF)
- American Academy of Dermatology:Contact dermatitis signs and symptoms
- PubMed:Allergic Contact Dermatitis of the Scalp Associated With Hair Products(2022)
- DermNet:Shampoos(香料・保存料・植物由来などの接触皮膚炎)
- American Academy of Dermatology:Seborrheic dermatitis: Causes
- Mayo Clinic:Seborrheic dermatitis – Symptoms and causes
- Mayo Clinic:Folliculitis – Symptoms & causes(重症で瘢痕や脱毛の可能性)
- DermNet:Scalp folliculitis(脱毛・瘢痕の記載)
- American Academy of Dermatology:Hair loss – Signs and symptoms(感染などの可能性)
- 田辺三菱製薬ヘルスケア:『頭皮のかゆみ』の原因(接触皮膚炎など)


