「湯シャン(お湯だけで洗う)を続けたら、皮脂が増えてハゲる?」
ベタつきや臭いが出てくると、「毛穴が詰まって抜け毛が増えるかも…」と不安になりますよね。しかも湯シャンは“正解っぽく語られがち”なので、やめるのも続けるのも怖くなりがちです。
結論:湯シャンで皮脂が増えてハゲる(=AGAになる)と決めつけるのは早いです。皮脂は基本的にホルモンなどで分泌がコントロールされるので、湯シャンで「皮脂が無限に増える」というより、シャンプーを使わないことで皮脂が“落ちにくく残りやすい”のが本質。結果としてベタつき・臭い・フケ・かゆみ・毛包炎が起きると、「抜け毛が増えた気がする」状態につながることがあります。

- 湯シャンで「皮脂が増える」「ハゲる」と言われる理由(誤解ポイントも)
- ベタつき・臭いが出る原因と、頭皮トラブル(フケ/毛包炎)の見分け
- 湯シャンを続ける/やめる判断軸(切替ライン)
- 湯シャン継続派のための“臭い・ベタつき”対処手順
- 受診目安:頭皮トラブルとAGAの切り分け(オンライン相談の使いどころ)
「湯シャンが正しいかどうか」より、あなたの頭皮が快適かどうかで決めるのが最短ルートです。判断の軸を作っていきましょう。
湯シャンで皮脂が増えてハゲる?まず結論と期待値
- 湯シャンがAGA(男性型脱毛症)の直接原因になる可能性は高くありません。AGAは主に遺伝・ホルモン経路で進行する脱毛症として整理されています(日本皮膚科学会ガイドライン)。
- ただし、湯シャンで皮脂や汚れが残りやすくなると、かゆみ・フケ・炎症が出やすく、かきむしりや頭皮荒れで「抜け毛が増えた気がする」ことはあります。
- つまり不安の正体は「ハゲる」より、頭皮トラブルで悪化ループに入ること。ここを防げればOKです。
湯シャンで皮脂が増えてハゲると言われる理由(根拠を分解)
1) 「皮脂が増える」は誤解:増えるより“残る”が起きやすい
皮脂(sebum)は毛穴(毛包)にある皮脂腺から分泌され、皮膚の乾燥を防ぐ役割があります。皮脂の分泌量は主に体内要因(ホルモンなど)に影響されます(Cleveland Clinic:Sebaceous glands)。
ここで大事なのは、湯シャンだと分泌が増えるというより、落とし切れずに“頭皮・髪に残りやすい”こと。結果として「皮脂が増えた感」が出ます。
実際、シャンプー使用が皮脂分泌そのものを増やすとは限らず、頭皮の状態を評価した研究で「シャンプー使用が保湿を増やしつつ、皮脂分泌に有意な影響がなかった」という報告もあります(scalp microbiome研究(2025))。
2) 洗髪頻度が低いほど、頭皮の皮脂量が増えやすい(=残りやすい)
湯シャンは「洗髪頻度を落とす」流れとセットになりがちです。洗髪頻度が低いほど頭皮の皮脂レベルが上がり、酸化した脂肪酸などの“望ましくない成分”が増え、かゆみや脂漏性皮膚炎などの頭皮トラブルが増えうる、という整理があります(Punyani 2021(洗髪頻度と頭皮状態))。
これは「湯シャン=悪」ではなく、合わない人が続けるとトラブルが起きやすいという話です。
3) 臭いは“汗”より、皮脂・菌・整髪料のミックスで強くなる
頭皮の臭いは、汗だけでなく、皮脂や角質、整髪料の残り、常在菌の働きが混ざると強くなりやすいです。皮膚科医の解説でも、スタイリング剤が頭皮や髪に蓄積すると刺激や不快感、オイリー感につながるとされています(Cleveland Clinic:How often should you wash your hair?)。
湯シャンは落ちにくい皮脂+落ちにくい整髪料の条件が揃いやすいので、臭いの悩みが出やすくなります。
4) フケ・かゆみがある人は、洗浄不足で悪化しやすいことがある
フケ( dandruff )は「洗いすぎ」だけでなく、「洗えていない(頻度が足りない/すすぎ不足/合わないケア)」でも起こりえます。AAD(米国皮膚科学会)でも、フケの原因として「十分にシャンプーしていない」ケースがあること、フケ用シャンプーの有効成分(亜鉛ピリチオン、サリチル酸、硫黄、セレン化合物、ケトコナゾールなど)を挙げています(AAD:How to treat dandruff)。
湯シャンでフケが増える人は、ここが引っかかっていることが多いです。
5) 湯シャンが“抜け毛増”に見えるメカニズム:炎症・かきむしり・切れ毛
湯シャンでベタつく→かゆい→掻く→赤みが出る…となると、頭皮が荒れて抜け毛が増えたように感じやすいです。さらに、皮脂や整髪料の残りで髪が重くなり、洗うときに絡んで切れ毛が増えると、見た目のボリュームが落ちて「薄くなった」と感じることもあります。
注意:ただし、これは主に頭皮コンディションの問題。AGAのように生え際・頭頂部が進行性に薄くなる場合は別軸です(ガイドライン)。
6) 逆に、湯シャンが合う人もいる(洗いすぎで乾燥するタイプ)
湯シャンで調子が良くなる人は、もともと洗浄力が強すぎて乾燥・かゆみが出ていた可能性があります。洗髪頻度は「どれだけ油っぽくなるか」で調整するのが良い、という考え方がAADにもあります(例:油っぽい頭皮なら毎日シャンプーが合うこともある)(AAD:Tips for healthy hair)。
7) 結論:湯シャンの正解は1つじゃない。だから“判断軸”が必要
湯シャンは宗教ではありません。続けるかやめるかは、あなたの頭皮の反応で決めてOK。次で、迷いが消える判断軸を作ります。
湯シャンを続ける?やめる?判断軸(切替ライン)
ここは「根性で慣れる」より、頭皮が荒れていないかを基準にしましょう。
| いまの状態 | 判断 | 次の一手 |
|---|---|---|
| 臭い・ベタつきが気になるが、かゆみ/フケ/赤みは少ない | 湯シャン継続は“条件つきで可” | 手順を改善(予洗い・ブラッシング・乾かし)+週1だけ低刺激シャンプーも検討 |
| フケ・かゆみが増えた | 切替ライン(無理に続けない) | フケ用シャンプー(有効成分入り)を試す/改善しなければ皮膚科へ |
| 赤いブツブツ、痛み、膿っぽい | 湯シャン中止推奨 | 毛包炎などの可能性→早めに受診(サウナ・蒸れも控えめ) |
| 頭皮が乾燥してピリピリ、洗うほど悪化 | 湯シャンは相性が良いことも | 洗浄力の見直し(低刺激シャンプー/頻度減)+保湿の工夫 |
| 生え際/頭頂部が薄く、細い毛が増えた | 湯シャンの是非よりAGA確認優先 | オンラインAGAクリニックの無料カウンセリングで相談(早いほど有利) |

湯シャンをやるなら:ベタつき・臭いを減らす“現実的な手順”
湯シャンで失敗しやすいのは、「お湯をかけただけで終わる」パターンです。皮脂はお湯だけでは落ちにくいので、物理的に“動かして落とす”工程が必要です。
手順1:入浴前にブラッシング(1分)
- 乾いた状態で、頭皮を傷つけないブラシで軽く
- 目的は「汚れを浮かす」「絡みを減らす」
強くやると逆に刺激になるので、サッサッとでOKです。
手順2:予洗いは“時間”が命(目安2〜3分)
- 38〜40℃くらいのぬるま湯
- 髪の表面ではなく、頭皮にお湯を通す
- 指の腹で軽く頭皮を動かす(爪は立てない)
湯シャンの成否はここで決まることが多いです。
手順3:すすぎの途中で「分け目」を変える
いつも同じ分け目だと、洗い残しゾーンが固定されます。指で髪を分けながら、お湯を当てる場所を変えてください。
手順4:タオルは“押す”だけ。こすらない
こすり癖があると、頭皮が刺激されやすく、髪も絡んで切れ毛が増えます。
手順5:乾かしは早め(濡れ髪放置は臭いの味方)
濡れ髪のまま放置すると蒸れやすく、臭い・フケの火種になりやすいです。ドライヤーは「熱」より「時間短縮」のために使うイメージで、近づけすぎないように。
湯シャンの“快適度”は3日では判断しない(目安2〜4週間)
とはいえ、我慢大会にしないこと。判断は次の簡易グラフの感覚で。
湯シャン継続の判断(目安) 頭皮の赤み/痛み : 出たら即終了(受診も) フケ/かゆみ : 1〜2週間で増えるなら切替検討 ベタつき/臭い : 2〜4週間で改善しないなら切替検討
ベタつき・臭いが出たときの対処法(湯シャン継続派/切替派どちらにも)
ここは「0か100か」ではなく、中間の落としどころを作ると成功率が上がります。
対処1:週1〜2回だけ“低刺激シャンプー”を使う
毎日シャンプーが合わない人でも、週1〜2回の洗浄で皮脂の溜まりをリセットできることがあります。洗いすぎの乾燥が気になるなら、洗浄力がマイルドなものを選び、すすぎを丁寧に。
対処2:整髪料を見直す(臭い・ベタつきの犯人になりやすい)
ワックス・オイル・スプレーを使う人は、湯シャンだと落ちにくく、蓄積して不快感が増えやすいです。皮膚科医の解説でも、製品の蓄積が刺激やオイリー感につながる可能性が示されています(Cleveland Clinic)。
- まずは頭皮に付けない(毛先中心)
- オイル系は量を半分に
- 落とし切れないなら「湯シャン+週1シャンプー」へ
対処3:フケがあるなら“フケ用シャンプー”を短期投入
フケが出るなら、湯シャンを続けながら悩むより、まず状態を落ち着かせるのが先です。AADはフケ用シャンプーの有効成分を具体的に挙げています(AAD)。
コツ:“毎日一生”ではなく、2〜4週間の短期で様子見。落ち着いたら頻度を調整します。
対処4:どうしても臭いが残る日は「すすぎ+短時間の泡洗い」
湯シャンを続けたいなら、臭いが強い日だけ少量のシャンプーで泡洗いしてリセットするのが現実的です。罪悪感は不要。頭皮は快適な方が勝ちです。
湯シャンでやりがちNG(薄毛不安を増やす行動)
- NG:頭皮をゴシゴシ(刺激でかゆみ・赤みが長引きやすい)
- NG:濡れ髪放置(蒸れ・臭い・フケが出やすい)
- NG:整髪料を付けたまま湯シャン(落ちずに蓄積しやすい)
- NG:「慣れるまで我慢」(フケ・かゆみ・赤みがあるのに継続は遠回り)
受診目安:湯シャン問題とAGA問題を切り分ける
湯シャンで不安が増えるときは、次の2つを分けて考えるとラクです。
- 頭皮トラブル(炎症・フケ・毛包炎):ケアや治療で改善しやすい
- AGA(進行性の薄毛):早めに原因確認と選択肢整理が有利
皮膚科など対面受診を優先したいサイン
- 赤いブツブツ、膿、痛み、熱っぽさがある
- フケ・かゆみ・赤みが強く、2〜4週間で改善しない
- 頭皮がジュクジュクする、強い湿疹がある
オンラインAGAクリニックの無料カウンセリングが向いている人(切替ライン)
- 生え際が後退してきた/M字が深くなった
- 頭頂部が透ける期間が増えた
- 細い毛・短い毛が増えた(ボリュームが戻らない)
- 湯シャンやシャンプー調整をしても、薄毛の不安が消えない
オンラインの無料カウンセリングは、「いきなり治療」ではなく、原因の整理と判断材料をもらう場所として便利です。普通に受診できて無料のことも多いので、使わないともったいない選択肢になりやすいです。
AGA治療の基本(フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル外用など)はガイドラインでも整理されています(日本皮膚科学会ガイドライン)。気になるなら自己判断で抱え込まず、相談して適否を確認しましょう。

よくある質問(湯シャンで皮脂が増えてハゲる?)
Q1. 湯シャンで皮脂は本当に増えるんですか?
「分泌が増える」というより、落とし切れずに残りやすいと考える方が近いです。皮脂腺はホルモンなどの影響を受けます(Cleveland Clinic)。一方で、洗髪頻度が低いほど頭皮の皮脂レベルが上がりやすい、という整理もあります(Punyani 2021)。
Q2. 「湯シャンに慣れれば臭いは消える」って本当?
合う人は落ち着くこともありますが、合わない人は長期化します。2〜4週間で臭い・ベタつきが改善しない、フケやかゆみが増えるなら、湯シャンに固執せず切替をおすすめします。
Q3. 湯シャン中の臭い対策で、いちばん効くのは?
①整髪料を減らす(頭皮に付けない)、②予洗いを2〜3分、③濡れ髪放置をやめるの3つが効きやすいです。製品の蓄積が不快感につながる可能性は皮膚科医の解説でも触れられています(Cleveland Clinic)。
Q4. 湯シャンをやめてシャンプーに戻すと、皮脂が“リバウンド”しますか?
体感としては「一時的にオイリーに感じる」ことはあり得ますが、皮脂分泌が永久に暴走するようなイメージは持たなくて大丈夫です。むしろ洗髪頻度と頭皮状態の研究では、洗浄が少ないと皮脂の蓄積が増えやすい側面が示唆されています(Punyani 2021)。
Q5. 湯シャンで抜け毛が増えた気がします。やめた方がいい?
フケ・かゆみ・赤みがあるなら、いったん切替をおすすめします。頭皮が荒れると、抜け毛が増えたように感じやすいです。生え際・頭頂部の薄さや細毛化がある場合は、湯シャンよりAGA確認を優先した方が安心です(ガイドライン)。
Q6. 毎日シャンプーは良くない?湯シャンの方が髪に優しい?
一概には言えません。AADは「どれだけ油っぽくなるか」を基準に洗髪頻度を調整する考え方を示しており、油っぽい頭皮なら毎日シャンプーが合う人もいます(AAD)。重要なのは洗い方(こすらない・すすぎ)と、頭皮の反応です。
Q7. フケがあるけど湯シャンは続けたい。どうすれば?
フケがあるなら、まず落ち着かせるのが先です。AADはフケ用シャンプーの有効成分を挙げています(AAD)。短期で取り入れて改善を見て、頻度を調整するのが現実的です。
まとめ:湯シャンは「皮脂が増えてハゲる」より、頭皮サインで決める
- 湯シャンで皮脂が増えてハゲると決めつけない:皮脂は「増える」より「残る」問題が中心
- ベタつき・臭い・フケが増える人は、洗浄不足で頭皮トラブルが出ている可能性
- フケ・かゆみ・赤みが出たら切替ライン(我慢しない)
- 湯シャン継続派は、予洗い・整髪料・乾かしの3点で改善しやすい
- 生え際・頭頂部・細毛化が気になるなら、オンラインAGAクリニックの無料カウンセリングで原因確認が近道
湯シャン継続の“判断メーター”(簡易)
OK寄り ┃ 臭い/ベタつきのみ(軽い) ┃ 手順改善で様子見 注意 ┃ 臭い+ベタつき(強い) ┃ 週1シャンプー等に切替 危険 ┃ フケ/かゆみ/赤み/痛み ┃ 湯シャン中止・受診も
次に読む(あなたの状況別)
- ベタつき・臭い・フケを根本から整えたい → 頭皮の悩み・ケア
- 生活面(睡眠・食事・ストレス)も一緒に整えたい → 生活習慣
- 生え際/つむじ/細毛化が気になってきた(AGAかも) → AGAの基礎
- 治療の選択肢を先に知っておきたい → AGA治療
- 忙しくても相談したい(オンライン含む) → クリニック
- 他の「噂・習慣」系の疑問もまとめて解消 → よくある疑問
この記事の根拠(一次情報中心)
- 日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版(PDF)
https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/AGA_GL2017.pdf - American Academy of Dermatology:Tips for healthy hair(洗髪頻度の考え方)
Tips for healthy hairHealthy hair starts with learning your hair type. See the other tips that dermatologists recommend. - American Academy of Dermatology:How to treat dandruff(フケ用シャンプーの有効成分)
How to treat dandruffThese dermatologists’ tips tell you what ingredients to look for in a dandruff shampoo and how to use it effectively. - Cleveland Clinic:Sebaceous glands(皮脂腺と皮脂の役割)
Sebaceous Glands: Function, Location & SecretionSebaceous glands are glands within your hair follicles that produce an oily substance called sebum. - Cleveland Clinic:How Often Should You Wash Your Hair?(製品の蓄積・頭皮の快適性)
How Often Should You Wash Your Hair?Ah, washing your hair. There’s nothing quite like the steamy, warm rush of water as you lather your scalp with soft suds... - Punyani S, et al. The Impact of Shampoo Wash Frequency on Scalp and Hair Conditions(洗髪頻度と皮脂・頭皮トラブル)
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