「過度な減量ダイエットをしたらハゲるって本当?」「体重は落ちたのに、排水溝の髪が増えて怖い…」
ダイエット中って、ただでさえ我慢が多いのに、抜け毛まで増えるとメンタルにきますよね。しかも“頑張った結果”に見えるから余計に焦りやすいです。
結論から言うと、過度な減量ダイエットで「一時的に抜け毛が増える」ことはあります。ただし、それだけで永久にハゲると決めつけるのは早いです。まずは「起きやすい仕組み」と「立て直しの優先順位」を押さえると、不安がかなり減ります。

- 過度な減量ダイエットで抜け毛が増える「仕組み(根拠)」
- 「ハゲたかも」を誤判定しないチェックポイント
- ダイエット中の抜け毛を立て直す手順(今日→1週間→1〜3か月)
- やりがちなNGと、続けやすい置き換え
- 自己判断で粘らない受診目安(オンライン相談の使いどころ)
ここからは、まず検索意図に即答し、そのあとに根拠(なぜ起こる?)→具体策(手順)→受診目安→FAQの順で、迷いを減らしていきます。
過度な減量ダイエットでハゲる?まず結論:起こりやすいのは「一時的な抜け毛増加」
過度な減量(短期間の急激な体重減少・極端な食事制限)が続くと、髪の成長サイクルが乱れて「抜ける準備の毛」が増えることがあります。これは一般に休止期脱毛(テロゲン・エフルビウム)と呼ばれ、きっかけの2〜3か月後に抜け毛が増えて見えるのが典型です。
一方で、同じ「抜け毛」でも、原因は1つではありません。
- 全体的にドサッと増えた:休止期脱毛のパターンが多い(※断定はしない)
- 生え際・頭頂がじわじわ薄い:AGA(男性型脱毛症)など“パターン型”の可能性
- 円形に抜ける/まだら:円形脱毛症など鑑別が必要
- 赤み・かゆみ・フケ:頭皮トラブル併発の可能性
ポイントは「抜け毛の原因を1つに決めつけない」こと。次の章で、過度な減量がなぜ抜け毛につながりやすいのか、根拠ベースで整理します。
過度な減量ダイエットで抜け毛が増える根拠(なぜ起こる?)
「過度な減量でハゲる?」の不安を落ち着かせるには、髪が増減する“仕組み”を知るのが一番早いです。ここは大事なので、見出しを多めにして丁寧にいきます。
1) 過激なダイエット後に起こりうる「休止期脱毛」という現象
公的な情報として、日本皮膚科学会のQ&A(皮膚科Q&A)では、大きな手術・重症感染症・妊娠・過激なダイエットなどの後に、毛の抜けかわりが影響を受けて抜け毛が増える「休止期脱毛」が知られている、と整理されています。(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A:脱毛症Q17)
また、海外の医療機関でも、急激な体重減少や制限的な食事が休止期脱毛の引き金になり得ることが説明されています。(Cleveland Clinic:Telogen effluvium)
2) きっかけから「遅れて」抜けるのが、余計に怖い
休止期脱毛は、ストレス(身体的・栄養的な負荷)の直後にすぐ起きるというより、数か月遅れて目立つことがあります。たとえば英国皮膚科学会(BAD)の患者向け情報では、marked weight loss(大きな体重減少)や extreme dieting(極端なダイエット)が引き金になり得ること、そして脱毛(shed)の時期は3〜6か月続き得ることが説明されています。(BAD:Telogen effluvium)
「体重を落とした直後は平気だったのに、2〜3か月後から抜け毛が増えた…」は、こうした“遅れ”で説明できることがあります。
3) 体は優先順位で動く:髪は“後回し”になりやすい
過度な減量中は、エネルギー摂取が不足しやすくなります。体にとって最優先は心臓・脳などの生命維持。髪は命に直結しないので、乱暴に言うと「後回し部署」になりやすいです。
その結果、髪を作る材料(たんぱく質・ミネラルなど)が足りないと、成長サイクルが乱れて抜け毛が目立ちやすくなります。
4) たんぱく質不足:髪の主成分(ケラチン)の“材料切れ”
髪はたんぱく質(ケラチン)でできています。もちろん「たんぱく質不足=必ずハゲる」ではありませんが、不足が続けば髪の土台が弱くなる可能性は考えられます。
日本人の食事摂取基準(2025年版)関連資料では、たんぱく質の維持必要量(体重あたり)が整理されています。(厚生労働省:たんぱく質の食事摂取基準 関連資料)
数字の暗記は不要ですが、ダイエット中は「糖質や脂質」だけでなく、たんぱく質も一緒に削ってしまうのがよくある落とし穴です。
5) 鉄・亜鉛などのミネラル不足:不足“っぽい”状態が続くと抜け毛不安が増えやすい
極端な食事制限(品目が少ない・量が少ない)が続くと、鉄や亜鉛などが不足しやすくなります。亜鉛については、厚生労働省のeJIM(一般向け情報)で、役割や摂取の目安が整理されています。(厚生労働省 eJIM:亜鉛)
ここで大事なのは「サプリで盛る」より「食事のベースを戻す」こと。ミネラルは過剰摂取の問題もあり得るので、自己判断でドカ盛りは避けたいです。

6) ストレス・睡眠不足:減量の“負荷”が積み上がると髪も影響を受けやすい
過度な減量は、身体的ストレスだけでなく、我慢の連続で精神的ストレスにもなりがちです。さらに食事制限で眠りが浅くなる人もいます。
休止期脱毛の引き金は「単独」ではなく、栄養不足+ストレス+睡眠不足のように重なって起こることもあるので、できるところから負荷を下げるのが合理的です。
7) もともとAGAが進行していると「ダイエットが原因に見える」ことも
ダイエットを始めた時期と抜け毛が増えた時期が重なると、「ダイエットのせいだ!」と思いがちですが、AGA(男性型脱毛症)はゆっくり進行するので、たまたま同時期に“見える化”されただけの可能性もあります。
この切り分けが難しいからこそ、写真記録+受診目安が効いてきます(後述)。
「ハゲたかも」を誤判定しないチェック(焦りを減らす)
抜け毛は、見え方のブレが大きいです。たとえば、NHSでは1日に50〜100本程度の抜け毛は起こり得ると整理されています。(NHS:Hair loss)
まずはここだけ:全体か?局所か?
- 全体的に増えた:休止期脱毛寄りのことがある
- 生え際・頭頂が中心:AGAなどパターン型の可能性
- 円形・まだら:円形脱毛症など(早めに皮膚科)
- 赤み・かゆみ・フケ:頭皮トラブル(ケア・受診)
写真記録のコツ(3分でできる)
「増えた気がする」を減らすには、同条件の写真が最強です。
- 週1回、同じ場所・同じ照明で撮る(正面/頭頂/生え際)
- 濡れ髪ではなく乾いた状態で
- 分け目を固定しすぎない(比較用に“いつもの分け目”も撮る)
「感情」ではなく「記録」で見ると、必要以上に追い込まれにくくなります。
ダイエット中の抜け毛対策:立て直し手順(今日→1週間→1〜3か月)
ここからは具体策です。ポイントは、髪のために“減量を全部やめる”ではなく、過度をやめて“続く形”に戻すこと。
| タイミング | 最優先でやること | 見直しの目安 |
|---|---|---|
| 今日 | 極端な制限を止める/毎食たんぱく質/睡眠を崩さない | めまい・強い疲労・食欲不振が続くなら受診も検討 |
| 1週間 | 主食・主菜・副菜の形へ/不足しやすい栄養(鉄・亜鉛)を食事で補う | 体調(眠気・集中力・便通)が戻るかをチェック |
| 1〜3か月 | 減量ペースを“現実化”/ストレス発散を固定化/写真記録で判定 | 抜け毛が落ち着く兆しがあるか。なければ受診へ |
今日:まず「これ以上削り続けない」
抜け毛が増えると、つい「もっと食事を削ろう」となりがちですが、ここが最大の落とし穴です。
- 断食・1日1食・極端な糖質制限の連発をやめる
- “品目数”を戻す(肉・魚・卵・大豆・野菜を分散)
迷ったら国の「食事バランスガイド」をベースにすると立て直しやすいです。(厚生労働省:食事バランスガイド) / (農林水産省:食事バランスガイド)
今日:毎食たんぱく質(「何を食べる?」の最短解)
サプリより先に、毎食に主菜(たんぱく質源)を置きます。
- 朝:卵+ヨーグルト、納豆+ごはん、豆腐+味噌汁
- 昼:定食(魚/肉/豆腐系)、コンビニならサラダチキン・ゆで卵・豆腐を追加
- 夜:焼き魚、赤身肉、豆腐鍋、卵料理など“固定メニュー”を作る
「毎日考える」のがストレスなので、3パターンをローテでOKです。
1週間:鉄・亜鉛の“穴”を食事で埋める(サプリは補助)
栄養素を細かく計算するより、まずは食品で“よく出る不足”を埋める発想が続きます。
| 不足しやすいもの | 食材例 | コツ |
|---|---|---|
| たんぱく質 | 卵、魚、鶏肉、赤身肉、大豆製品、乳製品 | 「毎食1つ」をルール化 |
| 鉄 | 赤身肉、レバー(苦手なら無理しない)、魚、貝類、大豆製品 | 極端な“肉抜き”が続く人は要注意 |
| 亜鉛 | 肉・魚介・卵・豆類など(偏食だと不足しやすい) | 摂取目安は公的情報を参考に(過剰は避ける) |
亜鉛の一般向け情報は、厚生労働省eJIMが整理しています。(厚生労働省 eJIM:亜鉛)
1週間:睡眠を「時間」より“リズム”で戻す
睡眠は、完璧を狙うほど崩れます。まずは起床時刻を固定→朝の光でOK。
- 起床時刻を一定にする(休日も±1時間以内)
- 朝に日光を浴びる
- 夜のスマホを10分減らす(いきなり0は無理)

1〜3か月:抜け毛の“タイムラグ”を踏まえて判定する
休止期脱毛は遅れて出ることがあるので、立て直しを始めてもすぐに抜け毛がゼロになるとは限りません。
ざっくりタイムライン(目安)
減量・極端な制限(きっかけ) ↓(数週間〜) 体の負荷が積み上がる ↓(約2〜3か月後に目立つことも) 抜け毛が増えたように感じる ↓ 立て直し(食事・睡眠・負荷を戻す) ↓(3〜6か月で落ち着くことも/個人差) 髪のボリュームが戻ってくる
英国皮膚科学会の情報でも、脱毛期が3〜6か月続き得ることが説明されています。(BAD:Telogen effluvium)
また、体重減少に関連した休止期脱毛の研究では、体重減少の割合やスピードとの関連が報告されていますが、「この数値なら安全」と言い切れる閾値の話ではありません。不安が強い場合は自己判断を減らすのが安全です。(Annals of Dermatology 2024:TE associated with weight loss)
やりがちなNG:戻すつもりが悪化しやすい行動(置き換え付き)
| NG | なぜ危ない? | 置き換え |
|---|---|---|
| さらに食事を削る(断食・1日1食) | 栄養不足・ストレスが積み上がりやすい | 主食・主菜・副菜の形に戻す(まず1食から) |
| サプリを複数盛る | 過剰摂取・相互作用のリスク/土台不足のまま | 食事を先に整え、不足が疑われるなら医師に相談 |
| 頭皮ゴシゴシ、強いマッサージ | 炎症・刺激で逆効果になることがある | やさしく洗う・乾かす、頭皮トラブルはケア記事へ |
| 毎日抜け毛を数えて一喜一憂 | 不安が増えて睡眠・食事が崩れがち | 週1の写真記録+月1で振り返り |
受診目安:ここから先は自己流で粘らない方がいいサイン
ダイエット中の抜け毛は、立て直しで落ち着くケースもありますが、見逃したくない脱毛もあります。ここは“判断基準”として持ってください。
受診を検討したいサイン(目安)
- 抜け毛が6か月以上続く、または悪化している
- 生え際・頭頂がじわじわ薄い(AGAの進行が心配)
- 円形・まだらに抜ける/眉毛や体毛も薄い
- 頭皮の赤み・かゆみ・フケが強い
- めまい、強い倦怠感、動悸など体調不良を伴う
どこに相談?基本は「オンラインAGAクリニックの無料カウンセリング」が便利
「皮膚科に行くほど?でも放置も怖い…」という中間の不安こそ、オンラインAGAクリニックの無料カウンセリングが相性いいです。
- 自宅で相談できる(時間のハードルが低い)
- AGAの可能性(パターン型)と、休止期脱毛っぽさを切り分けしやすい
- 必要なら血液検査や対策の方向性を提案してもらえることがある(※クリニックによる)
「普通に受診できて無料なら、使わないともったいない」タイプのサービスです。迷って検索地獄になるくらいなら、早めに“判断材料”をもらいましょう。カテゴリはこちら:クリニック
ただし、こういう時は皮膚科が近道
- 円形に抜ける/まだら/急に広がる
- 痛み・強いかゆみ・じゅくじゅくなど頭皮症状が強い
この場合は、自己流より医師で早めに確認した方が安心です。
FAQ
Q1. ダイエットをやめたら、抜け毛はいつ止まる?
休止期脱毛のようなパターンだと、きっかけから遅れて抜け毛が増えることがあるため、立て直しを始めてもすぐに止まらないことがあります。英国皮膚科学会の情報では、脱毛期が3〜6か月続き得ることが説明されています。(BAD) 不安が強い/長引く場合は受診で切り分けを。
Q2. プロテインを飲めば解決する?
プロテインは「たんぱく質を補う手段」にはなりますが、それだけで全部解決とは言い切れません。食事の品目が少ないままだと、鉄・亜鉛・ビタミンなどが不足しがちです。まずは食事の形(主食・主菜・副菜)を戻して、足りない分を補助するイメージがおすすめです。
Q3. 糖質制限は髪に悪い?
糖質制限そのものを一律に悪いとは断定できませんが、極端にやると総摂取エネルギーが不足し、品目が減って栄養不足になりやすいのが問題です。抜け毛が不安なら、まずは「極端」をやめて続く形に調整しましょう。
Q4. 亜鉛サプリは飲んだ方がいい?
亜鉛は重要な栄養素ですが、自己判断で過剰摂取するのはおすすめしません。まずは食事の土台を整えたうえで、必要性があるかは医師に相談が安全です。一般向けの整理は厚生労働省eJIMを参考に。(eJIM:亜鉛)
Q5. 運動した方が髪にいい?それとも運動で抜ける?
適度な運動は睡眠やストレスの面でプラスに働くことがあります。ただし、急に激しい運動を増やして疲労が強いと、回復が追いつかず逆に負荷が増えることも。まずは「散歩+軽い筋トレ」くらいからが続きやすいです。

Q6. AGA薬を検討しているけど、ダイエット中でも大丈夫?
AGA治療薬(例:フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル)は医薬品なので、体調や既往歴、併用薬で判断が変わります。ダイエット中の体調不良があるならなおさら、自己判断ではなく医師に相談してください。カテゴリ:AGA治療
まとめ
- 過度な減量ダイエットで「一時的に抜け毛が増える」ことはあり得る(休止期脱毛など)
- 抜け毛は遅れて増えることがあり、焦ってさらに食事を削るのが一番のNG
- 立て直しは毎食たんぱく質 → 食事の形を戻す → 睡眠のリズムの順で
- 全体か?局所か?円形か?頭皮症状は?で切り分ける
- 迷うなら、オンラインAGAクリニックの無料カウンセリングで早めに判断材料を得る
簡易グラフ(イメージ):「減らし過ぎ」ほど抜け毛リスクが上がりやすい
減量ペース:ゆるやか ■■ 減量ペース:ふつう ■■■■ 減量ペース:急激 ■■■■■■■ ※個人差あり。数字の断定ではなく「極端を避ける」目安として。
次に読む(あなたの状況別)
- まず生活から整えたい:生活習慣
- AGAかも?生え際・頭頂が気になる:AGAの基礎
- 無料で相談して切り分けたい(オンラインが便利):クリニック
- 頭皮の赤み・かゆみ・フケがある:頭皮の悩み・ケア
- 「よくある疑問」から関連テーマを探す:よくある疑問(※サイト上の実ページURLに準拠)
この記事の根拠(一次情報中心)
- 公益社団法人 日本皮膚科学会:皮膚科Q&A(脱毛症Q17)
- 厚生労働省:たんぱく質の食事摂取基準(関連資料)
- 厚生労働省:「食事バランスガイド」について
- 農林水産省:「食事バランスガイド」について
- 厚生労働省 eJIM(一般向け):亜鉛
- Cleveland Clinic:Telogen Effluvium
- British Association of Dermatologists:Telogen effluvium
- Kang DH, et al. Telogen Effluvium Associated With Weight Loss. Ann Dermatol. 2024(PMC)
- NHS:Hair loss(正常な抜け毛の目安)

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