「コラーゲンのサプリを飲めば、髪って増えるの?」
肌のために飲んでいる人も多いし、SNSや広告では“髪にも良い”って見かける。抜け毛が気になってくると、つい期待したくなりますよね。
結論から言うと、コラーゲン サプリだけで“発毛(新しく増える)”を狙うのは期待しすぎです。とはいえ、ゼロか100かではなく、「役割」と「優先順位」を間違えなければ、土台作りとしてムダになりにくいのも事実です。

- コラーゲン サプリで「髪が増える」が言い切れない理由
- 研究で見えるのは「発毛」か「髪質・頭皮状態」か
- 薄毛が不安な人が優先すべき食事・生活・頭皮ケアの軸
- 続ける/やめる/切り替える判断基準(受診目安も)
- よくある疑問(副作用・飲むタイミング・選び方)
不安を煽るのではなく、判断軸を持てるようにまとめます。気になるところからでもOKですが、順に読むと迷いが減ります。
結論:コラーゲン サプリで「髪は増える?」→“本当”はこう考える
まず検索意図に即答します。
- 「髪が増える(発毛する)」目的なら、コラーゲン サプリは主役ではありません。AGAなどが原因なら、サプリだけで止めるのは難しいです。
- 一方で、研究では特定のコラーゲンペプチドやコラーゲン含有サプリで「髪の見た目」「頭皮状態」「毛の太さ」などが改善した可能性は報告されています(ただし規模や設計に限界も)。
- だから現実的には、コラーゲンは「髪を増やす」より「頭皮・髪のコンディションを整える」側として位置づけるのが安全です。
ポイント:「増やす(発毛)」と「育てる(髪・頭皮の環境づくり)」をごっちゃにしない。ここを分けるだけで、サプリ選びの失敗が激減します。
| あなたの期待 | コラーゲン サプリの得意/不得意 | 現実的な狙い |
|---|---|---|
| 髪を増やしたい(発毛) | 不得意(単独での根拠は弱い) | 原因確認→必要なら医療へ |
| 抜け毛が不安 | 条件つき(栄養不足・生活の乱れがあるなら意味が出やすい) | 食事・睡眠・頭皮炎症の見直しが先 |
| 髪のハリ/コシが欲しい | 得意寄り(“髪質・頭皮”の研究は一部あり) | 3か月単位で評価 |
| 頭皮の乾燥・フケが気になる | 得意寄り(皮膚の保湿・弾力系の知見と相性) | 洗髪設計+生活+必要なら皮膚科 |
根拠:コラーゲン サプリと髪の関係を“冷静に”整理する
ここからがメイン(根拠パート)です。結論を支える「なぜ?」を、できるだけ一次情報寄りでまとめます。
1) 髪の主成分はコラーゲンではなく「ケラチン」
髪の毛そのものは主にケラチン(タンパク質)でできています。ケラチンはシステイン(シスチン)やメチオニンなど硫黄を含むアミノ酸が構造の強さに関わる、といった基礎も知られています。つまり、髪の材料としては「コラーゲン=直結」ではありません。
参考:ケラチンの構造と硫黄含有アミノ酸の役割(総説)PMC、毛髪科学のレビュー(ケラチンがシスチンに富む)J-STAGE
2) ただし「頭皮(皮膚)の土台」にはコラーゲンが多い
髪は“畑”で言うと作物、頭皮は土壌です。頭皮は皮膚なので、皮膚の土台(真皮)にはコラーゲンが重要な構造要素として存在します。頭皮環境(乾燥、バリア、炎症など)が乱れると、抜け毛不安が増えるのも自然な流れ。
ここでの注意点は、土台(皮膚)を整えること=必ず発毛ではない、ということ。土台が整うと“育ちやすい環境”には近づきますが、AGAのようにホルモン・遺伝が強い場合は別ルートの対策が必要です。
3) 「飲んだコラーゲンは、そのまま髪に行く?」→一度分解される
コラーゲンはタンパク質なので、基本は消化で分解されます。近年は、加水分解されたコラーゲン(コラーゲンペプチド)で、Gly-Pro-Hyp や Pro-Hyp といったペプチドが血中で増えることが報告されています。
参考:コラーゲントリペプチド摂取後の血中ペプチド(ヒト)J-STAGE、コラーゲン由来ペプチド吸収のレビュー(2024)PMC
つまり「まったく意味がない」と断定はできません。ただし、“ペプチドが血中に出る”=“髪が増える”ではない点が重要です。
4) 「髪が増える」研究は少なめ。見えやすいのは“髪質・見た目・頭皮”
ヒトの臨床試験としては、加水分解コラーゲン+ビタミンCを含むサプリで、頭皮のスケーリング(フケ様)や髪の見た目評価が改善したという報告があります。一方で、毛髪数の増加は「有意差なし」など、発毛としては強く言い切れない面もあります。
参考:12週間のランダム化二重盲検プラセボ対照試験(頭皮・髪の評価も実施)PMC
また、“海洋性複合サプリ”で毛髪数・密度・抜け毛が改善した試験もありますが、これはコラーゲン単独というより複数成分での結果です。
参考:海洋性複合サプリの6か月試験(男性の薄毛)PubMed
5) 研究で注目の「17型コラーゲン」は“サプリのコラーゲン”と別物
薄毛界隈でたまに出てくるのが17型コラーゲン(COL17A1)。これは毛包幹細胞の維持に関わる重要な分子として研究されています(加齢などで分解が進むと毛包が小型化する、など)。
参考:Science掲載研究(毛包老化とCOL17A1)PubMed、AMED解説AMED
ただしここが超重要なファクトチェックです。
「17型コラーゲンを塗る」「食べる(サプリで摂る)」ことで薄毛が改善する、と研究成果が示したわけではないと、研究機関側が注意喚起しています。
参考:東京大学医科学研究所の注意喚起公式ページ

6) コラーゲンは“不完全タンパク”なので、単独で栄養を語れない
コラーゲンはタンパク質ですが、必須アミノ酸のトリプトファンを欠くため、不完全タンパク(incomplete protein)として扱われます。つまり、コラーゲンだけ頑張っても、髪の材料の全体最適にはなりにくい。
参考:コラーゲンペプチドの栄養バランス(PDCAAS等に言及)PubMed
髪のためには、コラーゲンより先に総タンパク量、鉄、亜鉛などの不足がないかのほうが効きやすいこともあります(不足が原因なら戻る可能性がある)。
参考:栄養不足と脱毛(皮膚科情報)American Academy of Dermatology
7) 「効果が出るならいつ?」→髪は“月単位”で動く
髪にはヘアサイクルがあり、変化は基本的にゆっくりです。もしコラーゲン サプリを試すなら、最低でも8〜12週間(できれば3か月)で評価するのが現実的です。12週間の試験設計も多いです。
参考:12週間試験(頭皮・髪の評価)PMC
8) サプリ研究は“設計・資金源”で見え方が変わることがある
コラーゲンの皮膚領域ではメタ解析があり、一定の改善が示唆されています。ただし、研究の質やバイアスの指摘もあります。
参考:皮膚領域のメタ解析(加水分解コラーゲン)PMC、資金源で効果が変わる可能性に触れたメタ解析(2025)PubMed
髪の研究はさらに数が少ないので、「効く/効かない」を断定するより、“優先順位”を決めるほうが後悔が減ります。
具体策:コラーゲン サプリに頼りすぎない「髪のための優先順位」
ここからは手順です。サプリは“やるとしても後回しにしないと損”という意味で、まずは優先度を見える化します。
髪・頭皮への効きやすさ(目安)
高い ┃■■■■■■■■■ ①原因チェック(AGA/炎症/栄養不足)
┃■■■■■■■■ ②睡眠の質(飲酒・夜更かし含む)
┃■■■■■■■ ③総タンパク+鉄・亜鉛などの不足埋め
┃■■■■■■ ④洗髪設計(落としすぎ/残しすぎの調整)
低い ┃■■■ ⑤コラーゲン サプリ(位置づけは“補助”)
Step1:まず「薄毛のパターン」をセルフチェック(5分)
- 生え際が後退、頭頂部が薄い(いわゆるM字・O字)
- 細い毛が増えた、短い毛が増えた
- 抜け毛の本数より、“髪が細くなる”実感が強い
このあたりはAGA(男性型脱毛症/女性型脱毛症)の典型パターンと重なります。ここに当てはまるなら、サプリより先に医療相談のほうが早いです。
参考:脱毛は原因の見極めが最初(皮膚科情報)American Academy of Dermatology
Step2:食事の“最低ライン”を作る(コラーゲン前にここ)
髪の材料はタンパク質です。コラーゲンは不完全タンパクなので、まずは肉・魚・卵・大豆・乳製品などの“主タンパク”をベースにします。
| 目的 | 優先する栄養の考え方 | 例(現実的な1手) |
|---|---|---|
| 髪の材料を確保 | 総タンパクを安定させる | 朝:卵 or ヨーグルト、昼:魚/肉/大豆を1品追加 |
| 不足があると抜けやすい | 鉄・亜鉛などの不足チェック | 偏食/ダイエットが続くなら血液検査も視野 |
| 頭皮の土台サポート | コラーゲンは“補助”として | 食事が整ってから、まずは8〜12週で評価 |
参考:コラーゲンが不完全タンパクであることPubMed
Step3:洗髪は「落とす」より“整える”(皮脂=悪者にしない)
抜け毛不安が強いと、洗いすぎて頭皮が荒れて逆効果になることがあります。
- 洗浄力が強すぎて乾燥→かゆみ→掻く→炎症…のループ
- 逆に整髪料や皮脂が残りすぎて、ベタつき・フケ様が増える
目標は「サッパリ」より「トラブルが出ない」です。迷うなら一度、刺激の少ないシャンプーに寄せて、泡立て・すすぎを丁寧にするだけでも変わります。

Step4:睡眠とストレスは「髪の邪魔を減らす」方向で
睡眠不足やストレスは、ホルモン・食欲・炎症など色々なルートで髪に不利に働きます。コラーゲンを足すより、まずは邪魔を減らすのがコスパ良い。
- 寝る前のスマホ時間を10分減らす
- 休日の寝だめより、平日の就寝時刻をそろえる
- カフェインは午後遅めは控える
Step5:それでもコラーゲン サプリを試すなら“条件つき”で
試す価値が出やすいのは、こんな時です。
- 食事(総タンパク・栄養)が整ってきた
- 頭皮が乾燥しやすい、フケ様が気になる(皮膚の土台・保湿に寄せたい)
- 「発毛」ではなく「髪質・頭皮コンディション」の改善を狙う
判断基準(続ける/やめる)
- 8〜12週で評価(変化ゼロなら惰性で続けない)
- 見たい指標を1〜2個に絞る(例:頭皮のフケ様、髪のまとまり)
- 写真は同じ照明・同じ距離で
なお、動物/細胞/マウスの研究ではコラーゲンペプチドが毛包関連細胞や成長因子に影響した報告もありますが、ヒトの“発毛”に直結とまでは言えません。
参考:コラーゲンペプチドの毛包関連研究(前臨床)PubMed、魚コラーゲンペプチドの前臨床研究PubMed
受診目安:不安が強いなら「オンラインAGA無料カウンセリング」を使わない手はない
ここが差がつくポイントです。薄毛は“悩んでいる時間”が長いほど、対策が遅れがち。だからこそ判断基準を置きます。
AGAクリニックを検討する目安(あなた用チェック)
- 生え際・頭頂部の薄さが進んでいる気がする(M字/O字)
- 細い毛が増えた、セットが決まらない期間が続く
- 家系的にAGAが多い
- 3か月セルフケアしても、進行が止まった感じがしない
- 不安で毎日検索してしまう(=生活コストが高い)
AGAは医療で有効性が示された治療(例:フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル外用など)があります。サプリの前に、“あなたの薄毛がAGAなのか”を確認するだけでも価値があります。
参考:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(日本皮膚科学会)PDF
オンラインAGAクリニックの無料カウンセリングが便利な理由:
- 通院のハードルが低い(時間・移動のコストが減る)
- いまの状態が「様子見でいいのか」「医療が近道か」が整理できる
- 無料で相談できるところが多く、使わないともったいない
もちろん無理に治療を始める必要はありません。“判断材料を手に入れる”目的でOKです。
皮膚科(対面)を急いだほうがいいサイン
- 強いかゆみ、赤み、痛み、ジュクジュク、膿(炎症/感染の可能性)
- 円形に抜ける、急にごっそり抜ける
- 全身症状(体重減少、強いだるさ、発熱など)もある
この場合はサプリより先に医療で確認を。
FAQ:コラーゲン サプリと髪の「よくある疑問」
Q1. コラーゲン サプリを飲めば、短期間で髪は増える?
A. 短期間で“増える”を期待するのは現実的ではありません。研究でも多くは8〜12週以上で評価されますし、増毛というより髪の見た目・頭皮状態が中心です。PMC
Q2. ビタミンCと一緒がいいって本当?
A. コラーゲン関連ではビタミンCが話題になります。臨床試験でも「加水分解コラーゲン+ビタミンC」の設計があります。PMC
ただし、髪のために“ビタミンCさえ足せばOK”ではなく、まずは食事全体が優先です。
Q3. 副作用はある?腎臓が心配…
A. 一般には大きな副作用は多くありませんが、タンパク質でもあるので「過剰摂取」や「持病(特に腎機能)」がある場合は慎重に。高タンパク摂取が腎臓に負担となり得る議論もあります。PMC
また体質によっては胃腸の違和感、アレルギー(魚由来など)もあり得ます。持病がある、薬を飲んでいる、過去に腎結石がある人は、医師に共有したほうが安心です。
Q4. “17型コラーゲン配合”の育毛系は信じていい?
A. 17型コラーゲンは研究上重要ですが、研究機関は「塗布や食品摂取で薄毛改善をうたったものではない」と注意喚起しています。公式
広告の言い方が強いほど、一次情報の注意書きを優先してください。
Q5. コラーゲンを飲むなら、いつ・どれを選ぶ?
A. 「いつ」は大差が出にくいので、続けやすいタイミングでOK。選び方は次の3つだけ意識すると迷いにくいです。
- 原材料(魚/豚/牛など)とアレルギー
- 加水分解(コラーゲンペプチド)かどうか
- 量よりまず“評価期間(8〜12週)を守れるか”
まとめ:コラーゲン サプリで髪が増える?本当の着地点
- コラーゲン サプリだけで「髪が増える(発毛)」は期待しすぎ注意
- 見えやすいのは「髪質」「頭皮状態」「見た目」寄り。発毛の主役にはなりにくい
- 薄毛不安の優先順位は、原因チェック→睡眠→栄養→洗髪→サプリ
- AGAっぽいなら、悩み続ける前にオンラインAGA無料カウンセリングで判断材料を取りに行く
- 17型コラーゲンは別物。一次情報の注意喚起を優先
次に読む(あなたの状況別)
- まずAGAの全体像から整理したい:AGAの基礎
- 食事・睡眠など生活から整えたい:生活習慣
- 医療での選択肢(内服薬・外用薬)を知りたい:AGA治療 / AGA治療 ー 内服薬 / AGA治療 ー 外用薬
- 同じ不安系のQ&Aをまとめて読みたい:よくある疑問
- クリニックの選び方で迷っている:クリニック
この記事の根拠(一次情報中心)
- 日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017)https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/AGA_GL2017.pdf
- 東京大学医科学研究所:17型コラーゲン関連の注意喚起https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/aging-regeneration/news/information20170700.html
- 毛包老化とCOL17A1(Science 2016 / PubMed)https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26912707/
- AMED:XVII型コラーゲンと毛包幹細胞(解説)https://www.amed.go.jp/news/seika/kenkyu/20210317-02.html
- コラーゲンペプチド摂取後の血中ペプチド(J-STAGE, 2016)https://www.jstage.jst.go.jp/article/bpb/39/3/39_b15-00624/_article/-char/ja/
- コラーゲン由来ペプチド吸収レビュー(PMC, 2024)https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11325589/
- 加水分解コラーゲン+ビタミンCの臨床試験(頭皮・髪も評価, PMC)https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11254459/
- 海洋性複合サプリの薄毛試験(PubMed, 2016)https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27506633/
- コラーゲンは不完全タンパク(トリプトファン欠如)に言及(PubMed, 2019)https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31096622/
- American Academy of Dermatology:栄養不足と脱毛/診断の重要性https://www.aad.org/public/diseases/hair-loss/causes/18-causes
- ケラチンの構造と硫黄含有アミノ酸(PMC)https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC2736122/
- 高タンパク摂取と腎臓(レビュー, PMC)https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7460905/


