「最近カップ麺ばっかり。これって…カップ麺の食べすぎでハゲるって本当?」
忙しい日が続くと、手軽なカップ麺に頼るのは自然なことです。とはいえ、抜け毛が増えた気がすると、急に不安になりますよね。
結論:カップ麺そのものが“直接AGA(男性型脱毛症)を起こす”とは言い切れません。ただし、カップ麺中心の生活が続くと栄養不足・塩分過多・生活リズムの乱れが重なり、抜け毛が増えたように感じたり、髪が細く弱くなったりすることはありえます。

- 「カップ麺 食べすぎ ハゲる 本当?」の答え(不安の整理)
- カップ麺生活で不足しがちな栄養と、抜け毛との関係
- 忙しい日の“リカバリー食”と、コンビニでの組み立て方
- カップ麺の頻度目安と、見直しライン(判断基準)
- 不安が強いときの受診目安(AGAチェック含む)
「今日もカップ麺しか無理…」でも大丈夫。本文では、やめるより先に“整える”ための具体策をまとめます。
結論:カップ麺の食べすぎでハゲるは本当?
まず大事な整理を1つ。AGA(男性型脱毛症)は、食べ物1つで突然起きるものではなく、遺伝や男性ホルモンの影響などが関わる「進行性」の脱毛症です(詳細は後述)。
一方で、カップ麺中心の生活が続くと、次のような“抜け毛に見える現象”が起きやすくなります。
- 栄養不足:髪の材料(たんぱく質)や、合成に必要なミネラル(鉄・亜鉛など)が不足しがち
- 塩分が多くなりやすい:スープまで飲むと1食で塩分が多くなることも
- 野菜・食物繊維不足:腸内環境・体調の崩れが続くと、回り回って髪にも不利
- 睡眠やストレス、運動不足:忙しさのセットで起きやすい(食事単独より、セットが厄介)
つまり「カップ麺=ハゲる」と決めつけるより、カップ麺が増えた“生活の状況”を整えるのが正解です。
塩分のイメージ(ざっくり)
日本の目標量は成人男性7.5g未満・女性6.5g未満が目安とされます(「日本人の食事摂取基準(2025年版)」等)。一方で、カップ麺は商品によりますが1食で食塩相当量が4〜7g程度に達するものもあります。
1日の目標(男性 7.5g未満) |██████████| カップ麺1食(例 4〜7g) |███████ |〜|█████████| ※商品・食べ方で大きく変わります(スープを残すと大きく減らせます)
なぜ「カップ麺=ハゲる」と言われるのか(根拠)
1) AGAは“食べ物のせい”というより、毛周期が短くなる病態
AGA(男性型脱毛症)は、毛が生えて伸びる「成長期」が短くなり、細く短い毛(軟毛)が増えていくのが特徴です。前頭部(生え際)や頭頂部(つむじ周り)など、パターン化した薄毛が目立ちやすいのもポイントです。
ここで重要なのは、「カップ麺を食べたからAGAになる」ではないということ。もし、生え際やつむじが気になっているなら、食事だけで抱え込まず、AGAとしての確認も視野に入れてOKです。
参考:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」
2) 偏った食生活や急な体重減少は「休止期脱毛(びまん性の抜け毛)」の引き金になり得る
「抜け毛が急に増えた」「全体的に薄くなった気がする」タイプは、AGAだけでなく、休止期脱毛(Telogen effluvium)の可能性もあります。これはストレス、体調不良、栄養不足、急なダイエットなどで毛周期が乱れ、数か月遅れて抜け毛が増えることがある、とされています。
参考:Telogen Effluvium: A Review(PMC) / Diet and hair loss: effects of nutrient deficiency and supplement use(PMC)
3) カップ麺中心だと「髪の材料」と「作るための栄養」が不足しやすい
髪はケラチンというたんぱく質が主成分。たんぱく質が足りないと、髪だけでなく体全体の優先順位の関係で、髪に回る“余力”が落ちやすいです。
また、たんぱく質を髪に“組み上げる”ために、鉄・亜鉛・ビオチンなどの栄養素も関わります(不足時に脱毛が起きるケースが報告されています)。
4) 塩分・脂質が多い食事が続くと「体のコンディション」が崩れやすい
塩分のとりすぎは血圧と関連し、健康面では確実にマイナスになりやすい分野です。WHOは成人でナトリウム2000mg未満(食塩5g未満)を推奨しています。
参考:WHO Sodium reduction / 日本高血圧学会「さあ、減塩!」
また、インスタント麺の頻度が高い人ほど、代謝リスク(メタボリック症候群など)と関連したという報告もあります(因果を断定はできませんが、“食べ方の見直し”の根拠にはなります)。
参考:Shin HJ, et al. Instant Noodle Intake and Dietary Patterns…(Journal of Nutrition, 2014)
ちなみに、山形コホート研究の一般向け資料でも「ラーメンを食べると必ず危険ではないが、食べすぎない・スープを控える・バランスをとるのが大切」とまとめられています。カップ麺も同じノリで考えるのが現実的です。
5) 「添加物がハゲさせる」は言い切れない。まずはルールと全体像
カップ麺に限らず加工食品の話になると、よく「添加物が怖い」と言われます。ただし日本では、食品添加物は安全性評価を受け、使用基準などが定められています。
参考:厚生労働省「食品添加物」
ここでの結論:「添加物が原因かも」と悩むより、まずは頻度・栄養バランス・塩分の3点を整えるほうが、髪にとって打ち手が明確です。
6) “抜け毛の原因”は1つじゃない(食事だけで決めない)
抜け毛は、頭皮湿疹、脂漏性皮膚炎、甲状腺、貧血、薬、ストレスなどでも起こり得ます。食事を整えても改善がない、または急激・局所的なら、早めに医療で原因を確認するほうが安心です(後半で目安をまとめます)。
忙しい日の「カップ麺リカバリー食」:足し算だけでOK(手順)
ここからが本題。カップ麺をゼロにするより、まずは“髪に必要なものを足す”のが続きます。
手順1:スープ対策(塩分を“自動で”減らす)
- スープは半分残す(最大の塩分ポイント)
- 粉末スープが別袋なら、最初から7割だけ入れる(味は意外と成立します)
- 「減塩」「塩分控えめ」表記のものを選ぶ(選べる時だけでOK)
髪はスープじゃないので、全部飲まなくてもあなたの価値は下がりません。むしろ上がります。

手順2:たんぱく質を足す(髪の材料)
カップ麺単品だと、たんぱく質が十分になりにくいことがあります。卵・魚・大豆は“足し算”しやすいです。
手順3:野菜・海藻・豆を足す(ビタミン・ミネラル・食物繊維)
「髪に良い食べ物」を探すより、不足しがちなものを埋めるほうが確実です。カップ麺の日は、野菜か海藻を1品足すだけでも変わります。
| カップ麺生活で不足しがちな栄養 | 髪・頭皮で起きやすいこと(目安) | 手軽な“足し算”例 |
|---|---|---|
| たんぱく質 | 髪が細く感じる/ハリが落ちる(体調全体も落ちやすい) | ゆで卵・温泉卵、サラダチキン、ツナ缶、豆腐、納豆、ヨーグルト |
| 鉄 | だるさ・息切れがある場合は要注意(貧血の可能性も) | 赤身肉、レバー(頻度は調整)、あさり、ほうれん草+たんぱく質 |
| 亜鉛 | 不足時に脱毛が起きるケースが報告(ただし過剰もNG) | 牡蠣、牛肉、チーズ、卵、ナッツ(食べすぎ注意) |
| ビオチン | 欠乏はまれだが、不足時に皮膚症状や脱毛が起きる報告 | 卵(加熱)、ナッツ、大豆製品 |
| 食物繊維・カリウム | 便秘・むくみ・塩分の“帳尻”が取りにくい | カット野菜、海藻サラダ、バナナ、具だくさん味噌汁(減塩意識) |
※サプリは便利ですが、いきなり高容量はおすすめしません。特に亜鉛は過剰摂取で問題が起こることもあるため、まずは食事からが基本です(上限量などはNIH ODS参照)。
コンビニで作れる「リカバリーセット」例(3分で完成)
| 目的 | 組み合わせ例 | ポイント |
|---|---|---|
| 最小コストで整える | カップ麺+温泉卵+カット野菜 | たんぱく質+野菜を同時に確保 |
| たんぱく質を強化 | カップ麺+サラダチキン or ツナ缶+海藻サラダ | スープは半分残す(塩分対策) |
| 夜食でも軽くしたい | 小さめカップ麺+豆腐+ヨーグルト | 麺を小さくして“足し算”で満足度UP |
| 翌日の帳尻セット | 鮭おにぎり+具だくさんサラダ+みそ汁(減塩) | 「定食型」に寄せると回復が早い |
「今日カップ麺だった」日のタイムライン(現実的な立て直し)
【昼】カップ麺 ↓(スープ半分残す+卵かツナを足す) 【夜】たんぱく質+野菜多め(定食っぽく) ↓ 【翌日】塩分控えめ+果物/海藻/豆でカリウム・食物繊維
カップ麺をやめられない人の「頻度」目安と見直しライン(判断基準)
「週何回までならOK?」に“絶対の正解”はありません。体格、活動量、持病(高血圧・腎機能など)でも変わるからです。
ただ、髪の不安があるなら、目安として次のように考えると整理しやすいです。
ざっくり目安(髪の不安がある人向け)
- 週1〜2回:食事全体が整っていれば、神経質になりすぎなくてOK
- 週3〜4回:栄養の“穴”が出やすいゾーン。足し算必須+スープ対策
- ほぼ毎日:髪以前に体のコンディションも崩れやすい。まず頻度を1段下げる(“ゼロ”じゃなくていい)
チェック:当てはまったら“切替ライン”
2つ以上当てはまるなら、まず2週間だけ「足し算+頻度調整」を試す価値ありです。
- カップ麺が週3回以上になっている
- 1食がカップ麺だけで終わることが多い
- スープをほぼ飲み干す
- 野菜・果物がほぼゼロの日が続く
- 寝不足が続き、頭皮がベタつく/かゆい
| 状況 | まずやること(優先順位) | 目標 |
|---|---|---|
| 週3回以上+スープ完飲 | 粉末スープ7割+スープ半分残す | 塩分を“自動で”減らす |
| カップ麺だけで1食が終わる | 卵 or ツナ+カット野菜を固定 | 最低ラインの栄養確保 |
| 毎日カップ麺になりがち | 週に1回だけ「定食型」に置き換え | “頻度を1段下げる” |
| 抜け毛が増えて不安 | 2〜4週間の食事・睡眠の立て直し+受診目安確認 | 原因を切り分ける |
抜け毛が不安なときの受診目安(判断基準)
「カップ麺のせいかも…」と感じた時ほど、AGAかどうか、あるいは別の脱毛症かを切り分けるのが安心です。食事改善は大事ですが、原因がAGAなら“食事だけ”で止めにくいからです。
受診を考える目安(危険サイン)
- 生え際・つむじが明らかに薄くなってきた(パターン化)
- 抜け毛が急に増えて1〜2か月以上続く
- 円形に抜ける、赤み・痛み・膿、強いかゆみやフケ(皮膚疾患の可能性)
- 体重減少、強いだるさ、動悸、めまいなど体調変化がある(貧血・甲状腺などの可能性)

何科に行く?おすすめの順番
基本は皮膚科で相談できますが、AGAが疑わしい(生え際・つむじ)なら、オンラインAGAクリニックの無料カウンセリングが便利です。通院の手間が少なく、写真や問診で相談しやすいのがメリット。「まだ治療するか決めてない」段階でも、確認のために使ってOKです。
参考(受診の考え方):ユビー:AGAが不安な場合の受診先
よくある質問(カップ麺 食べすぎ ハゲる 本当?)
Q1. カップ麺は週に何回までなら大丈夫?
体質や生活習慣で変わりますが、髪の不安があるなら週1〜2回を“まずの目安”にして、増える時は足し算(卵+野菜)とスープ対策をセットにするのが現実的です。毎日になるなら、まず週に1回だけでも「定食型」に置き換えると変化が出やすいです。
Q2. スープを全部飲むと、抜け毛が増えますか?
スープ完飲=即抜け毛、とは断定できません。ただし塩分が増えやすいので、健康面の損が出やすいのは事実です。髪のためにもスープを半分残すはおすすめです。
Q3. 亜鉛サプリを飲めば解決しますか?
不足が原因の場合は意味がありますが、自己判断で高容量はおすすめしません。亜鉛は過剰摂取で問題が起きることもあります。まずは食事で補い、必要なら医療で確認するのが安全です(参考:NIH ODS)。
Q4. ノンフライ麺なら安心?
脂質が抑えられる商品もありますが、塩分や全体の栄養バランスは別問題です。ノンフライでも卵+野菜+スープ対策は有効です。
Q5. 忙しくて野菜を用意できません…
完璧を狙うと負けます。カット野菜/冷凍野菜/海藻サラダは“買うだけ”で勝ちです。あなたの髪は、包丁スキルを要求してきません。
Q6. 抜け毛は1日何本から危険?
本数は個人差が大きいので、数字だけで判断しにくいです。目安としては、急に増えて1〜2か月以上続く、または生え際・つむじの変化があるなら、早めに相談する価値があります。

まとめ:カップ麺は“悪者”じゃない。髪のためにやるべきはここ
- カップ麺の食べすぎ=ハゲると断定はできない(AGAは別軸)
- ただし栄養不足・塩分過多が続くと、髪が弱る/抜け毛が増えたように感じることはあり得る
- 対策は「やめる」より足し算(卵・魚・大豆+野菜/海藻)が続く
- 最強の0円対策はスープを半分残す
- 生え際・つむじの変化、急激な抜け毛が続くなら医療で切り分け(オンライン無料相談も活用)
次に読む(あなたの状況別)
- 生活習慣:忙しくても続く“髪の守り方”(睡眠・運動・食事の整え方)
- AGAの基礎:生え際・つむじが気になる人が最初に読むべき全体像
- 頭皮の悩み・ケア:ベタつき・かゆみ・フケがある人のチェックポイント
- AGA治療:治療はいつから?不安の整理と、相談の進め方
- よくある疑問:抜け毛・薄毛の“よくある誤解”を一気に解消
この記事の根拠(一次情報中心)
- 日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書
- 農林水産省:食塩の取りすぎに注意
- WHO:Sodium reduction
- 日本高血圧学会:さあ、減塩!(一般向け)
- Shin HJ, et al. Instant Noodle Intake and Dietary Patterns…(Journal of Nutrition, 2014)
- Telogen Effluvium: A Review(PMC)
- Diet and hair loss: effects of nutrient deficiency and supplement use(PMC)
- NIH Office of Dietary Supplements:Zinc Fact Sheet
- NIH Office of Dietary Supplements:Iron Fact Sheet
- NIH Office of Dietary Supplements:Biotin Fact Sheet
- 厚生労働省:食品添加物(概要)
- ラーメンと健康について(山形コホート研究の結果から)
- ユビー:AGAが不安な場合の受診先


