「フィナステリドを始めたいけど、副作用が不安で踏み出せない…」
ネットで調べるほど情報が増えて、逆に怖くなること、ありますよね。副作用の話はデリケートだし、しかも“体感”の話が混ざりやすいので、余計に迷いやすいです。
結論から言うと、フィナステリドの副作用が不安なときは、確率の暗記より「相談で聞くべきこと」を先に用意したほうがラクになります。添付文書(公式資料)に書かれている注意点を土台に、あなたの状況に合わせて質問テンプレに落とし込むのが最短ルートです。

- フィナステリドで報告されている副作用(添付文書の頻度カテゴリ)
- 「危険サイン」と「様子見していいサイン」の線引き
- 相談で聞くべきことテンプレ(コピペOK)
- 効果判定の誤判定(照明/濡れ髪/分け目固定/短髪直後など)で不安を増やさないコツ
- 受診目安と、6か月の見直し基準・切替ライン
※本記事は一般的な情報です。あなたの体質・持病・服薬状況で判断が変わるので、最終判断は医師・薬剤師に相談してください。
- 結論:副作用が不安なら「①起こりうること ②起きたらどうするか」を相談で決める
- フィナステリドの副作用:添付文書の「頻度カテゴリ」をまず押さえる
- 「投与中止後も持続した報告がある」=怖い、ではなく“相談の必須項目”
- 抑うつ・自殺念慮の注意:添付文書は「因果関係は明らかでない」としつつ注意喚起
- 肝機能障害・アレルギー症状:頻度は不明でも「危険サイン」は覚えておく
- PSA検査の注意:数値が下がるので、検査時は必ず申告する
- 取り扱いの注意:分割・粉砕しない(破損時は妊婦等が触れない)
- 献血の制限:フィナステリドは「1か月間延期」が基準として示されている資料がある
- 不安を増やす“誤判定”を先に潰す:照明/濡れ髪/分け目固定/短髪直後に注意
- 今日からの手順:不安を「相談で使える質問テンプレ」に変える
- 受診目安:この症状は“迷わず連絡”の候補(危険サイン)
- よくある質問(FAQ):フィナステリドの副作用が不安なときの相談ポイント
- まとめ:フィナステリドの副作用が不安なら、相談で「線引き」を作ればいい
- 次に読む(あなたの状況別)
- この記事の根拠(一次情報中心)
結論:副作用が不安なら「①起こりうること ②起きたらどうするか」を相談で決める
副作用の不安を小さくするコツは、“確率”より“対処手順”を持つことです。
- 起こりうること:添付文書に書かれている副作用の種類と頻度カテゴリを知る
- 起きたらどうするか:「どの症状で中止?」「どの症状はまず連絡?」を医師と合意しておく
この2つが決まると、検索が止まります(止まらないときは、だいたい“合意がない”)。
フィナステリドの副作用:添付文書の「頻度カテゴリ」をまず押さえる
フィナステリド(プロペシア錠など)の添付文書では、副作用が頻度カテゴリ(例:1〜5%未満、1%未満、頻度不明)で整理されています。
| 部位/分類 | 添付文書にある例(要約) | 頻度カテゴリ(添付文書) |
|---|---|---|
| 生殖器 | リビドー(性欲)減退 | 1〜5%未満 |
| 生殖器 | 勃起機能不全、射精障害、精液量減少 | 1%未満 |
| 精神・神経 | 抑うつ症状、めまい | 頻度不明(市販後報告など) |
| 肝臓 | AST/ALT/γ-GTP上昇 | 頻度不明 |
| その他 | 乳房圧痛、乳房肥大 | 頻度不明 |
| 重大な副作用 | 肝機能障害 | 頻度不明 |
ポイント:この表は「起こる/起こらない」を断定するものではなく、相談での優先順位を決めるための地図です。副作用が不安な人ほど、この地図があると落ち着きます。
「投与中止後も持続した報告がある」=怖い、ではなく“相談の必須項目”
添付文書では、生殖器の副作用などについて「市販後において、投与中止後も持続したとの報告がある」という注記があります。
ここでやりがちなのが、“報告がある”=“高確率で起きる”と読み替えてしまうこと。でも実際には、これは医師と事前に合意しておくべき重要項目です。
相談で決めたい線引き(例)
- どの程度の症状で「まず連絡」する?(軽い違和感でもOK?様子見期間は?)
- 継続する場合のフォロー頻度は?
- 症状が出たときの選択肢(休薬、変更、別治療、経過観察)

なお、ここはデリケートなので、診察では言いづらくても言ってOKです。医師側もむしろ、先に知りたいポイントです。
抑うつ・自殺念慮の注意:添付文書は「因果関係は明らかでない」としつつ注意喚起
フィナステリドの添付文書には、因果関係は明らかではないとしながらも、自殺念慮・自殺企図・自殺既遂が報告されている旨が記載され、該当する症状が出た場合は服用を中止し速やかに医師等に連絡するよう指導する、とされています。
ここでの実務的な結論
- 気分の落ち込み、希死念慮などが出たら「我慢」より連絡優先
- うつ状態の既往がある人は、開始前に必ず申告(患者向医薬品ガイドでも注意喚起)
肝機能障害・アレルギー症状:頻度は不明でも「危険サイン」は覚えておく
重大な副作用として肝機能障害が記載されています(頻度不明)。患者向医薬品ガイドには、肝機能障害の主な自覚症状としてだるさ、吐き気、食欲不振などが挙げられています。
危険サイン(受診を急ぐ目安)
- 強いだるさが続く+吐き気/食欲不振が強い
- 皮膚や白目が黄色い、尿が濃い、右上腹部の違和感
- じん麻疹、顔・唇・舌・喉の腫れなどアレルギーが疑われる
不安を煽りたいわけではなく、「このときは迷わず連絡」を決めておくと、普段の不安が下がります。
PSA検査の注意:数値が下がるので、検査時は必ず申告する
添付文書では、フィナステリド投与でPSA(前立腺特異抗原)が低下するため、前立腺がん等の検査でPSAを測定する場合は、服用していることを医師に伝えるよう記載されています。具体的には、国内のAGA患者(24〜50歳)で約40%低下、海外の前立腺肥大症患者では約50%低下の記載があり、評価では2倍した値を目安とする旨があります。
相談で聞くべきこと
- PSA検査を受ける予定がある/将来受けたい → どの医療機関にどう伝える?
- 健康診断の項目にPSAが入っていた → 今回の扱いは?
取り扱いの注意:分割・粉砕しない(破損時は妊婦等が触れない)
添付文書・患者向医薬品ガイドでは、錠剤を分割・粉砕しないこと、もし粉砕・破損した場合は妊婦または妊娠している可能性のある人、授乳中の人は取り扱わないことが明記されています。
あなたが気をつけるポイントはシンプルで、割らない・砕かない・破損したら触れさせないです(コーティングされているので、通常の取り扱いで成分に触れることはないとも記載があります)。
献血の制限:フィナステリドは「1か月間延期」が基準として示されている資料がある
日本赤十字社の血液センター資料(例:一覧PDF)では、育毛薬・前立腺肥大症治療薬として、フィナステリド(プロペシア等)は1か月間延期、デュタステリド(ザガーロ等)は6か月間延期といった扱いが示されています。
献血をする可能性がある人は、開始前に「今後1か月以内に献血予定があるか」を自分に聞いて、予定があるなら医師に相談しておくと安心です(ルールは血液センター側で判断されるので、最終的には献血時に申告・確認が必要)。
不安を増やす“誤判定”を先に潰す:照明/濡れ髪/分け目固定/短髪直後に注意
「副作用が不安」な人ほど、実は“効果が分からない不安”もセットで抱えがちです。効果が見えないと「リスクだけ背負ってる気がする…」となり、検索が止まりません。
写真・見え方の誤判定あるある
- 照明:上からの強いライトで地肌が透ける
- 濡れ髪:風呂上がり直後は密度が下がって見える
- 分け目固定:同じ分け目が広がって見える(牽引も起きやすい)
- 短髪直後:切りたては薄く見えやすい
対策:効果確認の写真は「同じ場所・同じ時間帯・乾いた髪・整髪料なし」で固定。これだけでメンタルの消耗が減ります。
今日からの手順:不安を「相談で使える質問テンプレ」に変える
ここからが本題です。副作用が不安なときは、不安を“分類”→“質問化”→“合意”まで進めると、気持ちが落ち着きます。
不安の処理フロー 検索で増える不安 ↓ 不安を分類(性機能 / 気分 / 肝機能 / 妊娠曝露 / PSA / 献血 / 妊活 など) ↓ 質問に変換(医師に聞く形にする) ↓ 「症状が出たらどうするか」を事前合意
今日(10分):「不安」を3つだけ書き出す
まずは、検索で拾った情報を増やすのではなく、あなたの不安の中身を固定します。
- 不安①(例:性機能の変化が怖い)
- 不安②(例:気分が落ち込んだらどうしよう)
- 不安③(例:献血ができないと困る)
不安が10個あるなら、優先順位トップ3でOK。残りは診察で増えます(増えてもOK)。
受診前(前日〜当日):薬・持病・検査予定をメモ(申告材料を揃える)
- 現在飲んでいる薬/サプリ(お薬手帳が最強)
- 既往歴:うつ状態、肝機能障害、アレルギーなど
- 今後の予定:PSA検査、献血、妊活(気になるなら正直に)
| 相談で聞くべきこと(コピペ用) | 意図(何を決める?) |
|---|---|
| 1. 私の状況だと、注意すべき副作用はどれですか? (性機能/気分/肝機能/アレルギーなど) | 優先順位をつけて「監視ポイント」を決める |
| 2. どんな症状が出たら、すぐ連絡・中止すべきですか? | “迷いどころ”を先に消す(行動ルール化) |
| 3. 症状が軽い場合、様子見の目安は? (何日/何週間?) | 不安で自己中断しないための安全枠 |
| 4. PSA検査を受ける予定があります。どう申告すればいい? | 検査の読み違いを防ぐ |
| 5. 献血予定があります(または可能性があります)。開始タイミングは? | 生活イベントと治療を両立させる |
| 6. もし副作用が出たら代替案は? (休薬/変更/外用薬併用など) | “詰み”を防ぐ(逃げ道を確認) |
| 7. 効果判定はいつ・どうやってしますか? (写真の撮り方、6か月の見直し基準) | 効果が見えない不安を防ぐ |

開始後(もし始めた場合):効果と副作用の“観測”を分ける
不安な人ほど、効果と副作用がごちゃ混ぜになります。おすすめは観測ノートを2列にすること。
- 効果の観測:月1で同条件写真(照明/濡れ髪/分け目固定/短髪直後を避ける)
- 体調の観測:気分、睡眠、性機能、体調変化(週1でOK)
「毎日チェック」は不安を増やしやすいので、週1くらいがちょうどいいことが多いです。
受診目安:この症状は“迷わず連絡”の候補(危険サイン)
以下は、添付文書・患者向医薬品ガイドの記載内容も踏まえた、実務的な受診目安です(個別事情で変わるので最終判断は医療者へ)。
| 症状 | 行動目安 |
|---|---|
| 希死念慮(死にたい気持ち)、強い抑うつ | 服用は中止し、速やかに医師等へ連絡(添付文書の注意喚起) |
| 顔・唇・舌・喉の腫れ、呼吸のしづらさ、じん麻疹 | 緊急性あり:医療機関へ |
| 強いだるさ+吐き気/食欲不振、黄疸が疑われる | 早めに受診(肝機能障害の可能性) |
| 乳房のしこり、痛み、乳頭分泌などの違和感 | 因果関係は不明でも、放置せず相談(市販後報告の記載あり) |
よくある質問(FAQ):フィナステリドの副作用が不安なときの相談ポイント
Q1. フィナステリドの副作用って、結局どれが多いんですか?
A. 添付文書では、性機能に関する副作用が頻度カテゴリで整理されています(例:リビドー減退は1〜5%未満、勃起機能不全などは1%未満)。一方で、抑うつ症状や肝機能障害などは頻度不明として注意点が書かれています。だからこそ、確率の暗記より「起きたときの行動」を相談で決めるのが有効です。
Q2. 性機能の副作用が出たら、やめれば戻りますか?
A. 多くのケースでどうなるかを断定はできません。添付文書には、市販後に投与中止後も持続したとの報告がある旨も記載されています。だからこそ、開始前に「どの程度で連絡するか」「休薬するか」を医師と合意しておくのが安心です。
Q3. 気分が落ち込みやすいタイプですが、飲めませんか?
A. できる/できないの断定はできませんが、患者向医薬品ガイドでは、うつ状態や自殺念慮などの既往がある人は使い始める前に医師または薬剤師へ告げるよう書かれています。隠すと、むしろ不安が増えます。申告して、フォローの設計を一緒に作るのが安全です。
Q4. PSA検査を受ける予定があります。どうしたら?
A. 添付文書では、フィナステリドがPSAに影響するため、検査を受けるときは服用中であることを検査を行う医師に伝えるよう記載があります。健康診断でPSAが入る人は、開始前に医師へ相談しておくとスムーズです。
Q5. 献血できないって本当ですか?
A. 日本赤十字社の血液センター資料(例)では、フィナステリドは1か月間の献血延期として扱われる薬の一覧に載っています。献血予定がある人は、開始前にスケジュールを医師に共有しておくと安心です(献血の可否は血液センター側の判断もあります)。
Q6. 副作用が怖いので、最初は少量から試すのはアリ?
A. 用量は医師が症状に合わせて決めるもので、自己判断はおすすめしません。添付文書には、増量による効果の増強は確認されていない旨も記載があります。まずは診察で「不安が強い」ことを伝え、フォロー頻度や連絡ルールを厚めにするほうが安全です。
Q7. 効果が出ないと不安で、結局副作用ばかり気になります…
A. それ、かなり普通です。添付文書では効果確認に通常6か月必要、6か月以上投与しても進行遅延がみられない場合は投薬中止を検討、などの考え方が示されています。さらに、写真の誤判定(照明/濡れ髪/分け目固定/短髪直後)を潰すと、効果不安が減って副作用不安も下がりやすいです。
まとめ:フィナステリドの副作用が不安なら、相談で「線引き」を作ればいい
- 副作用が不安なときは、確率より「起きたらどうするか」を先に決めるとラク
- 添付文書では、性機能の副作用は頻度カテゴリで示され、投与中止後も持続した報告の注記がある
- 抑うつ/自殺念慮の注意喚起があるため、気分の異変は我慢せず連絡
- PSA検査・献血・取り扱い(分割/粉砕しない)は、開始前に相談しておくと安心
- 効果判定の誤判定(照明/濡れ髪/分け目固定/短髪直後)を潰すと、不安が増えにくい

次に読む(あなたの状況別)
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