プロテインで薄毛?筋トレと抜け毛の真相|原因の切り分けと見直す順番

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生活習慣

「プロテインを飲み始めたら抜け毛が増えた…筋トレのせいで薄毛になる?」

体づくりを頑張っているほど、髪の変化は気になりますよね。SNSやジム仲間の話もまちまちで、「いまの習慣が間違いだったらどうしよう」と不安になりやすいテーマです。

結論から言うと、プロテイン(たんぱく質補助)そのものが薄毛(AGA)の直接原因になる根拠は強くありません。ただし、筋トレ期に起きやすい「別の理由(減量・睡眠不足・ストレス・栄養の偏り)」による抜け毛はあり得ます。だからこそ、原因を当てに行くより順番に切り分けて、続ける/見直す/相談するを決めましょう。

薄毛アドバイザー星田
薄毛アドバイザー星田
「プロテイン=ハゲる」と決めつけなくて大丈夫です。多くは“同時に変えた習慣”(減量・睡眠・ストレス・食事の偏り)に原因が隠れます。切り分け手順どおりに動けば、必要以上に悩みにくくなりますよ。
  • プロテインで薄毛になる?噂が出る理由と「真相」
  • AGA(進行型の薄毛)と、一時的な抜け毛の見分け方
  • 筋トレ期に抜け毛が増える“よくある原因”の切り分け
  • 今日→1週間→1か月→3か月の見直し手順(やる順番)
  • セルフケアで粘らない受診目安(危険サイン/切替ライン)

まずは「薄毛(AGA)っぽいのか」「一時的な抜け毛(脱毛)っぽいのか」を整理するところから始めます。

結論:プロテインで薄毛になる根拠は強くない。増えやすいのは“別の原因の抜け毛”

不安の正体は、たいていこの2つが混ざることです。

  • 薄毛(AGA):生え際や頭頂部が「じわじわ薄くなる」タイプ(進行性)
  • 抜け毛(シェディング):ある時期から「全体的に抜ける量が増える」タイプ(回復することも多い)
サイン(あなたの見え方)考えやすい方向性次の一手
生え際が後退してきた/頭頂部が薄くなってきた(前から)AGAの可能性生活の見直しはしつつ、早めに皮膚科/AGA相談も検討
最近1〜3か月で、抜け毛が全体的に増えた(急に)一時的な抜け毛(休止期脱毛など)減量・睡眠・栄養・ストレスを点検して2〜8か月の経過を見る
洗髪で“束で抜ける”/手ぐしでごっそり/地肌のピリピリが強い炎症や体調要因も刺激を減らし、早めに皮膚科で確認が安心
円形のハゲができた円形脱毛症など自己判断で引っ張らず皮膚科へ

次に、噂の中心になりやすい「男性ホルモン(DHT)」と「筋トレ・サプリ」の関係を、根拠ベースで整理します。

根拠:プロテイン・筋トレで薄毛と言われる理由(DHT/減量/栄養)

1) AGA(男性型脱毛症)は「活性型男性ホルモン(DHT)」が関与すると考えられている

AGAは、毛が太く長く育つ期間(成長期)が短くなり、短く細い毛が増える(ミニチュア化)ことで薄毛が進むと説明されています。背景に男性ホルモン(アンドロゲン)の作用が関与するとされ、日本皮膚科学会のQ&Aでも仕組みが解説されています。

参考:日本皮膚科学会 皮膚科Q&A:男性型脱毛症ではなぜ薄毛になる?

2) ただし「筋トレ=AGAが進む」とは単純に言い切れない

筋トレでホルモンの話が出やすいのは事実ですが、AGAの進行は遺伝要因(感受性)や毛包側の要素も絡むため、筋トレだけで説明しにくいです。現実的には、筋トレ期に同時に起きがちな

  • 減量(急なカロリー不足)
  • 睡眠不足(夜更かし・早起き・交感神経優位)
  • ストレス増(仕事×トレ×食事制限)
  • 栄養の偏り(プロテインは飲むが食事が雑になる)

こうした要素が「抜け毛の増加」として出ることが多いです。

3) 一時的な抜け毛(休止期脱毛)は、ストレスや体調変化の“数か月後”に増えることがある

一時的な抜け毛(休止期脱毛)は、強いストレスや体の負荷をきっかけに、毛が休止期へ移行して数週間〜数か月後に抜け毛が増えるタイプです。皮膚科関連の解説でも、ストレスや体調要因が引き金になり得ることが整理されています。

4) 「プロテインが悪い」より、「たんぱく質不足・急な減量」が抜け毛の引き金になることがある

髪の主成分はケラチン(たんぱく質)で、食事のたんぱく質が不足すると抜け毛が目立つケースがあります。皮膚科の情報でも、たんぱく質などの栄養不足で目立つ脱毛が起こり得ることが原因の一つとして挙げられています。

つまり、筋トレ期に「食事を削りすぎる」「主食・脂質を極端に抜く」「野菜やミネラルが不足」などが起きると、プロテインを飲んでいても髪に必要な材料が足りず、抜け毛が増えたように感じることがあります。

薄毛アドバイザー星田
薄毛アドバイザー星田
“プロテインをやめる”より先に、“減量のやり方・睡眠・食事の中身”を点検するのが近道です。特に「短期間で体重を落とした」「夜更かしが増えた」は抜け毛が増えやすい王道パターン。順番どおりに潰しましょう。

5) クレアチンは「DHTが上がった」報告はあるが、結論は慎重に

クレアチンについては、短期の研究でDHTの変化が報告されたことがあり、そこから「はげる?」の噂が広がりました。代表的な報告の一つは以下です。

一方で、クレアチン全体の研究レビューでは、テストステロンやDHTを増やす証拠は一貫していないといった整理もあります。

ここは断定よりも、「あなたの状況でどうするか(続ける/一旦やめる)」の判断軸を用意するのが現実的です。判断基準は後半でまとめます。

誤判定を外す:筋トレ期は“見え方”がブレやすい

抜け毛や薄さは、条件で強く見えます。対策の前に、判断のブレを減らしましょう。

  • 照明:上からの強い光で地肌の透けが増える
  • 濡れ髪:束になって地肌が見えやすくなる(乾いてから判定)
  • 分け目固定:同じ所が摩擦・紫外線・蒸れで荒れやすい
  • 短髪直後:頭皮が見える面積が増えて“薄く見える”

同じ場所・同じ照明・乾いた状態で、週1回だけ写真を撮ると、気分の波に振り回されにくくなります。

具体策:プロテイン/筋トレ期の抜け毛対策(今日→1週間→1か月→3か月)

ここからは「やる順番」です。全部いきなりは不要で、まず今日からでOKです。

今日      :現状把握(抜け毛カウント/写真)+“やりがちNG”を止める
1週間     :睡眠・減量・食事の型を固定(ブレを減らす)
1か月     :不足しがちな栄養を補正(プロテインは“位置づけ”を見直す)
3か月     :改善が乏しい/AGAサインが濃いなら皮膚科で診断の精度を上げる

今日:まずやる3つ(切り分けの土台)

  1. 抜け毛の量を“見える化”:洗髪時だけ「増えた/減った」をメモ(毎日数えなくてOK)
  2. 体重の変化を確認:直近2〜3か月で急に落としていないか(減量は抜け毛の引き金になり得る)
  3. 睡眠の乱れを把握:就寝時刻がずれていないか(まず固定できる所から)

今日:プロテインを“疑う前に”止めたいNG

  • 炭水化物・脂質を極端に削る(カロリー不足が続く)
  • 1日1食+プロテイン(栄養が偏りやすい)
  • 夜更かしでトレーニング(睡眠不足が続く)
  • 新しいサプリを同時に増やす(切り分け不能になる)

1週間:食事の「最低ライン」を作る(やりすぎない)

たんぱく質は大事ですが、髪のためにはたんぱく質“だけ”でなく、総カロリーと栄養バランスが土台です。

日本人の食事摂取基準(2025年版)では、たんぱく質の基準設定の考え方(維持必要量など)が示されています。まずは極端な不足を避けるイメージでOKです。

目安の計算(ざっくり)

  • 最低ライン:体重(kg) × 0.8g/日くらい(不足を避ける発想)
  • 筋トレ期:体重(kg) × 1.0〜1.6g/日くらいを目安に語られることもあります(体格・目的で変動)

ここは「多ければ多いほど良い」と決めず、続けられる量にするのが重要です。

あなたの状況抜け毛が増えやすい理由1週間の調整
減量を急いでいる(体重が短期で落ちた)体が“省エネ”に寄りやすい急激な赤字を避ける/まずは睡眠を整える
プロテインは飲むが食事が雑ミネラルや脂質・野菜が不足しやすい食事の回数を確保(最低2回)/主食・野菜もセットに
夜トレで寝るのが遅い回復が追いつかない就寝時刻をまず固定(時間より“同じ”が大事)
シャンプーや育毛剤を同時に変えた原因が混ざって判断不能変更は1つずつ/頭皮が荒れているなら刺激を減らす

1か月:プロテインの“使い方”を整える(続ける/変えるの判断)

プロテインはあくまで「食事の不足を埋める道具」です。次の基準で判断するとラクです。

続けてもよい(可能性が高い)

  • 食事が整っていて、体重変動が急すぎない
  • 睡眠が安定してきた
  • 抜け毛が“横ばい〜減少”に向かっている(2〜8か月スパンで)

一旦やめる/量や製品を見直す

  • 飲み始めてすぐ頭皮がかゆい・赤い・湿疹っぽい(製品の刺激や香料などが合わない可能性)
  • 胃腸が荒れて食事量が落ちた(結果的に栄養が偏る)
  • 複数サプリを同時に増やして切り分け不能になった
薄毛アドバイザー星田
薄毛アドバイザー星田
判断のコツは「変えた物を増やさない」ことです。抜け毛が気になる時期ほど、シャンプー・育毛剤・サプリを一気に変えがち。まずは1つずつ、“戻せる形”で検証しましょう。

3か月:AGAサインが濃い/改善が乏しいなら「診断」を優先する

生活改善は大事ですが、AGAは進行性のため、疑いが濃いなら早めの相談が結果的に遠回りしにくいです。特に、

  • 生え際・頭頂部の薄さが続く(家系も含めて)
  • 抜け毛が落ち着いても“密度”が戻らない
  • 分け目や前髪のボリュームが戻りにくい

こうした場合は、皮膚科やAGA相談で整理すると安心です。

受診目安(切替ライン):セルフケアで引っ張らないサイン

「プロテインのせい?」と悩むより、ここに当てはまれば受診が近道です。

状態目安理由
抜け毛が急増し、3か月以上つづく/日常に支障皮膚科で相談休止期脱毛、甲状腺、貧血など鑑別が必要なことがある
円形の脱毛がある早めに皮膚科自己判断が難しい
頭皮が強く赤い・かゆい・ジュクジュク・膿早めに皮膚科炎症や感染が混ざると悪化しやすい
生え際/頭頂部の薄さが進む(数か月〜年単位)AGA相談も検討進行型の可能性がある

よくある質問(FAQ)

プロテイン(ホエイ/ソイ)で薄毛になりますか?

一般に、プロテインそのものがAGAの直接原因だと断定できる根拠は強くありません。むしろ、筋トレ期に起きやすい減量・睡眠不足・食事の偏りが抜け毛に影響することがあります。まずは「生活の同時変化」を切り分けましょう。

筋トレでテストステロンが増えると、DHTも増えて薄毛になりますか?

AGAはDHTの関与が説明されていますが、筋トレだけでAGAが進むと単純に言い切るのは難しいです。薄毛が不安なら、生活の土台(睡眠・減量のやり方)を整えつつ、AGAサインが濃い場合は相談で整理するのが確実です。参考:日本皮膚科学会Q&A(AGAの仕組み)

クレアチンははげますか?

一部研究でDHT/T比の変化が報告されました(例:PubMed)。一方で、クレアチン全体の研究レビューでは、DHT上昇や脱毛につながる証拠は一貫しないという整理もあります(PMC review)。不安なら「一旦中止して変化を見る」「他の要因(減量・睡眠)を先に整える」など、切り分けで判断しましょう。

抜け毛は何本から“異常”ですか?

個人差はありますが、皮膚科の一般向け情報では、通常でも1日に一定数は抜けること、明らかに増える場合は“過剰な抜け毛”として整理されています。参考:AAD:Hair shedding 大事なのは本数より増え方の変化(急増か、じわじわか)です。

プロテインをやめれば抜け毛は止まりますか?

「プロテインが原因」なら中止で改善する可能性はありますが、実際には同時に起きている減量・睡眠不足・栄養の偏りが本命のことも多いです。いきなりやめる前に、1週間だけでも生活の型を固定して変化を見た方が、結論が出やすいです。

薄毛が不安で育毛剤を使いたい。筋トレ期でもOK?

頭皮が赤い・かゆいなど炎症がある時期は、まず刺激を減らす方が優先です。薄毛(AGA)が不安な場合は、自己流で増やすより、正しい優先順位(頭皮状態→生活→必要なら医療)で整理するのが近道です。

まとめ:プロテインで薄毛は決めつけず「同時に変えた習慣」を順番に切り分ける

  • プロテインがAGAの直接原因だと断定できる根拠は強くない
  • 筋トレ期は減量・睡眠不足・栄養の偏りで抜け毛が増えやすい
  • まずはAGA(じわじわ)一時的な抜け毛(急に増える)かを見分ける
  • 対策は今日→1週間→1か月→3か月の順で、切り分けながら進める
  • 長引く/強い症状/円形脱毛/頭皮の炎症は皮膚科で診断の精度を上げる

次に読む(あなたの状況別)

  • 生活習慣:睡眠・ストレス・食事を「薄毛目線」で整える記事をまとめて確認したい
  • 頭皮の悩み・ケア:かゆみ・赤み・フケもある。まず頭皮環境を立て直したい
  • AGA基礎:生え際や頭頂部が気になる。AGAかどうかの判断軸を知りたい
  • 育毛剤:自己流で失敗したくない。選び方と使い方の前提を整理したい
  • AGA治療(医療):進行が不安。医療でできることを先に把握しておきたい

この記事の根拠(一次情報中心)