「コーヒー(カフェイン)が睡眠を邪魔して、抜け毛にも影響してるのかな?」
寝つきが悪い日が続いたり、夜中に目が覚めたりすると、原因を探したくなりますよね。毎日の習慣だからこそ、いじるのが怖い気持ちも分かります。
結論から言うと、カフェインは睡眠に影響が出やすく、タイミングと量しだいで寝つき・睡眠の質を下げることがあります。ただし、カフェイン=薄毛の直接原因と決めつけるのは早いです。あなたに必要なのは「やめる」より先に、影響が出やすい条件を見つけて、無理なく見直すこと。

- カフェインが睡眠に影響しやすい「条件」とセルフ判定
- 抜け毛との関係を不安に寄せず整理(何が言えて、何が言えない?)
- 今日→1週間→1か月→3か月の見直し手順(減らし方・代替策)
- 受診目安(睡眠/抜け毛の切替ライン)
- よくある質問(デカフェ、緑茶、離脱症状など)
では、まず検索意図に即答する形で「影響が出ているか?」をチェックします。
カフェインは睡眠に影響?抜け毛が気になる人の結論(先に答え)
あなたが知りたい結論は、この3つにまとまります。
- 睡眠への影響:カフェインは覚醒作用があり、就寝の数時間前〜夕方以降の摂取で寝つきや睡眠の質が崩れることがあります(個人差あり)。
- 抜け毛への影響:カフェインが直接「薄毛を進める」と断定はできません。一方で、睡眠が乱れてストレスが続くことは、抜け毛(休止期脱毛など)の引き金になり得ます。
- やるべきこと:「やめる」より先に、①摂る時間 ②総量 ③隠れカフェインを見直して、2〜4週間だけ同条件で評価する。
まず誤判定を外す:抜け毛が増えた“気がする”のズレ(照明・濡れ髪・分け目固定・短髪直後)
睡眠が気になり始めると、鏡を見る回数が増えます。ここで薄く見える誤判定が起きやすいので、先に外しておきます。
- 照明:上からの強い光(蛍光灯・スポットライト)で地肌が透けやすい
- 濡れ髪:入浴後や汗で束になり、地肌が見える
- 分け目固定:同じ分け目が続くと目立ちやすい
- 短髪直後:切りたてはコントラストで地肌が目立つ
写真で比べるなら、乾いた状態×同じ光×同じ距離で統一しましょう。ここが揃うだけで、不安が“事実ベース”になります。
根拠:カフェインが睡眠に影響しやすい理由(半減期・利尿・摂る時間)
カフェインは、眠気に関係する仕組みに働きかけて覚醒を保ちやすくすると説明されています。また、個人差はありますが、カフェインの効果が弱まるまでの時間(半減期)は幅があり、夕方以降に摂ると夜の睡眠に影響しやすくなります。
さらに、カフェインには利尿作用もあり、夜間のトイレで目が覚める(中途覚醒)が増える要因にもなり得ます。
睡眠への影響が出やすい目安:「就寝6時間前」からがひとつのライン
研究では、就寝の0時間・3時間・6時間前に摂ったカフェインが睡眠を短くしたことが報告され、少なくとも就寝6時間前から控えるという睡眠衛生の考え方を支持しています。敏感な人は、さらに余裕を見たほうがラクです。
| あなたの状態 | 影響の出やすさ | まずの見直し |
|---|---|---|
| 寝つくまで30分以上かかる日が増えた | 上がりやすい | 就寝6時間前以降はカフェインなしに |
| 夜中に2回以上起きる(トイレ含む) | 上がりやすい | 夕方以降のカフェイン+水分量を見直す |
| 朝は飲むが、午後は飲まない | 比較的下がりやすい | 午後の“隠れカフェイン”だけ確認 |
| エナジードリンク・濃いコーヒーが多い | 上がりやすい | 総量をざっくり計算して減らす |
| 年齢的に代謝が落ちた気がする/少量で動悸 | 上がりやすい | 量を半分に、時間を前倒し |

抜け毛との関係:結論は「睡眠の乱れがストレス要因になるか」を見る
抜け毛が気になると、「原因を1つに決めたい」気持ちになります。でも現実は、季節・体調・ストレス・栄養・ヘアサイクルが重なります。
ここで押さえたいのは、次の整理です。
- カフェイン→薄毛と直結させるのは早い(断定できない)
- 睡眠の乱れが続くと、心身のストレスが増えやすい
- ストレスや体の変化をきっかけに、休止期脱毛(抜け毛が一時的に増える)が起こることがある
つまり、あなたが今やるべきは「カフェイン犯人探し」ではなく、睡眠を整えてストレス要因を減らすこと。その結果として、抜け毛の不安も落ち着きやすくなります。
具体策(手順):無理なく減らす見直しポイント(今日→1週間→1か月→3か月)
いきなりゼロにしなくてOKです。大切なのは、効果が出る順番でやること。
今日:まず「時間」を固定する(最優先)
- 就寝6時間前を目安に、カフェインの門限を作る(敏感なら8時間前でもOK)
- 夕方以降は、デカフェ、麦茶、ルイボス、ハーブティーなどに置き換える
- 夜の中途覚醒が多い人は、夕方以降の水分量も少し意識する
今日:次に「総量」をざっくり掴む(細かくしすぎない)
目安として、健康な成人の上限量(海外基準を参考にした目安)は1日400mgがよく引用されます。ただし個人差が大きく、少量でも眠れなくなる人もいます。まずは「あなたに影響が出る量」を見つけることが目的です。
| 飲食物(例) | カフェイン量の目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| コーヒー(浸出液) | 約60mg/100mL(目安) | カップ容量で増減。濃い抽出・大きめサイズに注意 |
| インスタントコーヒー | 1杯あたり約80mg(目安) | 濃く作ると増えやすい |
| 煎茶・ほうじ茶・ウーロン茶 | 約20mg/100mL(目安) | 抽出条件で変わる |
| 紅茶 | 約30mg/100mL(目安) | 長く抽出すると増えやすい |
| エナジードリンク | 製品により幅(表示確認) | 「1本=少なそう」が危険。複数本で一気に上がる |
| チョコレート | 種類で差(高カカオほど増えやすい) | 夜のおやつが睡眠を崩すことも |
コツ:数値は“正確”より“把握”が大事です。まず「夕方以降に何mgくらい入っているか」をゼロに近づけるだけでも、体感が変わる人がいます。
1週間:睡眠ログ(超かんたん)で「影響の有無」を判定
1週間だけ、次の3つをメモしてください(スマホでOK)。
- 最後のカフェイン摂取の時刻
- 寝つくまでの時間(ざっくり)
- 夜中に起きた回数(トイレ含む)
簡易グラフ(イメージ)
睡眠への影響(体感) 就寝直前 ██████████ 強い 就寝3時間前 ████████ 就寝6時間前 █████ 人により影響あり 午前中 ███ 影響が出にくい人も
この1週間で、門限(就寝6時間前)を守った日に睡眠が楽になるなら、あなたは「カフェインの影響が出やすい側」です。
1か月:減らすなら“段階的に”が基本(離脱を避ける)
毎日しっかり飲んでいる人ほど、急にゼロにすると頭痛・だるさ・集中しにくさなどが出ることがあります。なので、減らすなら次のどちらかが無難です。
- 方法A:量を半分に(例:いつもの1杯→半分、または薄める)
- 方法B:回数を1つ減らす(例:午後の1杯だけデカフェへ)
おすすめは、「午後だけデカフェ」→「総量を少し下げる」の順番。生活を壊さずに続けやすいです。
3か月:固定ルールにする(リバウンド防止)
3か月でやりたいのは「我慢」ではなく自動で守れるルール化です。
- カフェインは午前〜昼までに寄せる(午後はデカフェ/ノンカフェイン)
- 会議・運転などで必要な日は、“使う時間”を決めて使う
- 睡眠が崩れた週だけ、門限をさらに前倒しする(臨時ルール)

受診目安:セルフ調整より相談が早いケース(睡眠・抜け毛の切替ライン)
カフェインの見直しは有効なことが多いですが、次に当てはまるなら、自己流で引っ張りすぎず相談が安心です。
睡眠の受診目安
- 門限や減量を2〜4週間やっても、寝つき・中途覚醒がほぼ改善しない
- 日中の眠気が強く、仕事・運転に支障が出る
- いびき・呼吸が止まると言われる、強い倦怠感がある(別の睡眠障害の可能性)
- 動悸、強い不安、震えなどがありカフェイン量が多い自覚がある
抜け毛の受診目安(皮膚科など)
- 短期間で抜け毛が急増し、2〜3か月以上続く
- 円形に抜ける、頭皮の赤み・痛み・かゆみが強い
- 分け目・つむじの地肌が急に目立つ(誤判定を外しても明らか)

よくある質問(FAQ)
デカフェなら睡眠に影響しませんか?
一般にデカフェはカフェインが少ない傾向ですが、ゼロとは限りません。敏感な人は、夕方以降はノンカフェイン飲料に寄せるほうが確実です。まずは「門限」を守って体感で判断しましょう。
緑茶や紅茶もダメ?
緑茶・紅茶にもカフェインは含まれます。コーヒーほどではないことも多いですが、夕方以降に飲む習慣があるなら、睡眠に影響している可能性はあります。まずは夕方以降だけ置き換えから試すのが簡単です。
朝のコーヒーは抜け毛に影響しますか?
朝の摂取が直接「抜け毛を増やす」とは言い切れません。ポイントは、あなたの睡眠が乱れていないか。睡眠が整っていて日中の体調も問題ないなら、朝の楽しみとして残す選択も十分ありです。
カフェインを減らしたら頭痛が出ました。どうすれば?
急に減らすと、頭痛などの離脱症状が出ることがあります。対策は段階的に減らすこと。量を半分にする、午後だけデカフェにするなど、負担の少ない方法で調整してください。症状が強い場合は無理せず相談も検討しましょう。
エナジードリンクは何が問題?
製品によってカフェイン量が大きく違い、1本でかなりの量になることもあります。睡眠が崩れているなら、まず見直す優先度は高めです(表示を確認して総量を把握しましょう)。
まとめ
- カフェインは睡眠に影響しやすい。まずは「就寝6時間前以降は摂らない」を試す
- 抜け毛はカフェイン単独で断定しない。睡眠の乱れがストレス要因になるかをチェック
- 見直しは時間→総量→隠れカフェインの順。2〜4週間で評価する
- 急なゼロは頭痛などが出ることも。段階的に減らすのが安全
- 改善が薄い/日常に支障があるなら、自己流で粘らず相談に切り替え
次に読む(あなたの状況別)
- 睡眠・ストレス・食事など、抜け毛が気になる人の生活習慣をまとめて整えたい:生活習慣
- 頭皮のかゆみ・フケ・赤みなど「頭皮環境」から見直したい:頭皮の悩み・ケア
- AGAかも…の不安を、判断軸で整理したい(初期サイン・進行の見方):AGA基礎
- 医療の選択肢も含めて、次の一手を知りたい:AGA治療(医療)
この記事の根拠(一次情報中心)
- 国立精神・神経医療研究センター(NCNP病院):カフェインと睡眠(カフェイン量・半減期・夕方以降の注意)
- e-ヘルスネット(厚生労働省):快眠と生活習慣(就寝前のカフェイン目安など)
- 厚生労働省:食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A
- e-ヘルスネット(厚生労働省):不眠症(カフェインの覚醒・利尿と睡眠)
- FDA:How Much Caffeine is Too Much?(成人の目安量)
- Drake et al., 2013(就寝前0/3/6時間のカフェインと睡眠影響:PMC)
- Gardiner et al., 2025(摂取量・タイミングと睡眠影響:SLEEP)
- Mayo Clinic:Caffeine(減らし方・急な中止での症状など)
- Mayo Clinic:Stress and hair loss(ストレスと抜け毛)
- British Association of Dermatologists:Telogen effluvium(休止期脱毛)
- Cleveland Clinic:Telogen Effluvium(原因と経過)


