「最近、睡眠不足が続いてる…そのせいで抜け毛が増える?」「寝不足を直せば改善する?」と気になっていませんか。
枕や排水溝の髪を見るたびに不安になりますよね。ただ、抜け毛は“見え方のブレ”も大きいので、焦って断定するより判断軸を持つ方がラクになります。
結論から言うと、睡眠不足が抜け毛の増加に関わる可能性はあります。とはいえ原因はひとつではなく、しかも抜け毛は遅れて出ることも多いので、「今日から整える3つ」をやりつつ、受診ラインも一緒に押さえるのが安全です。

- 睡眠不足で抜け毛が増えると言われる理由(断定しない)
- 「増えた気がする」を外す誤判定チェック
- 今日からできる改善3つ(今日→1週間→1か月→3か月)
- セルフケアの限界が分かる受診目安
- よくある疑問(何時間寝れば?すぐ戻る?)
では、まず検索意図に即答し、そのあと根拠と手順に落とします。
検索意図に即答:睡眠不足で抜け毛が増えることはある(ただし“遅れて”&“別原因”も多い)
睡眠不足が続くと、体は回復が追いつきにくくなり、ストレス反応や生活リズムの乱れが重なります。こうした状態は、抜け毛が増えるタイプのひとつである休止期脱毛(テロゲン・エフルビウム)などの引き金になり得ます。
重要なのはここです。
- 抜け毛は“数か月遅れて”増えることがある(寝不足が続いた“あと”に気づくことも)
- そもそも抜け毛は1日50〜100本程度は自然に起こり得る(“多く見える日”がある)
- 睡眠だけで説明できないときは、他の原因(AGA、栄養、甲状腺、炎症など)の確認が必要
差別化:その「増えた」は誤判定かも(先に外す)
次は“抜け毛が増えた気がする”の典型的な誤判定です。ここを外すだけで不安が減ります。
- 洗髪した日だけ多い:数日分がまとめて抜けて見えることがあります
- 濡れ髪:地肌が透けて「薄く見える」+抜け毛も目立つ
- 照明:強いライト/自然光で髪の隙間が強調される
- 分け目固定:同じ場所だけ目立つ(分け目を変えて比較)
- 短髪直後:地肌が見えやすく“増えた感”が出る
- 季節:季節性の増減を自覚する人もいます(ただし断定材料にはしない)

根拠:睡眠不足が抜け毛に関わり得る理由(断定しない)
睡眠不足→抜け毛を「一直線」に断定はできません。ですが、関わり得る“筋道”は整理できます。
| 関わり方(考え方) | 起きやすいこと | あなたが取れる一手 |
|---|---|---|
| ストレス反応が長引く | 強いストレス後に数か月遅れて抜け毛が増えるタイプがある | 睡眠を整えてストレス負荷を下げる+長引くなら受診 |
| 回復ホルモンの出るタイミングが乱れる | 成長ホルモンは深い睡眠(徐波睡眠)と関連し、睡眠開始後の前半に多い | 「何時に寝る」より“十分な睡眠”と“規則性”を優先 |
| 生活習慣が崩れて別要因が増える | 夜更かし→カフェイン/寝酒/食事の乱れ→肌荒れ・頭皮炎症が悪化する人も | 改善3つ(後述)+頭皮トラブルは頭皮ケアへ |
抜け毛が増えるタイプの代表例として休止期脱毛(テロゲン・エフルビウム)があります。強いストレスや体調変化の数か月後に気づきやすく、自然に落ち着くこともある一方、原因が続くと長引くこともあります。
また、睡眠とホルモンの関係として、成長ホルモンは徐波睡眠の開始と関連してピークになりやすいことが生理学的に説明されています。だから「22〜2時が絶対」などの単純化より、睡眠量と規則性が現実的な軸になります。
具体策:睡眠不足で抜け毛が増える不安に、今日からの改善3つ(手順)
ここからは“やりすぎない”設計でいきます。改善はいきなり完璧を狙うより、再現性が大事です。
改善3つ(結論)
- 起床時刻を固定して、起きたら光を浴びる
- カフェイン・寝酒・夜食の時間をずらす(ゼロにしなくていい)
- 寝る前30分の“切り替え儀式”+寝室環境(暗い・涼しい・静か)

今日→1週間→1か月→3か月:やることを順番で
| 期間 | やること(優先順) | 評価ポイント |
|---|---|---|
| 今日 | ①起床時刻固定+朝の光/②午後のカフェインを前倒し/③寝る前30分の切り替え | 入眠のしやすさ・翌日の眠気 |
| 1週間 | 寝不足の原因を1つだけ潰す(残業・スマホ・寝酒・夜食のどれか) | 「週の平均睡眠時間」が増えたか |
| 1か月 | 改善3つを固定化(例:平日も休日も起床±1時間) | 抜け毛の“主観”ではなく体調(眠気・集中)も見る |
| 3か月 | 抜け毛が強いまま/悪化→皮膚科で原因確認(血液検査など含む) | 「続く」「局所」「症状あり」は受診側へ |
ポイント:抜け毛の変化は“すぐ”出ないことがある
睡眠を整えても、抜け毛の実感が追いつくまで時間がかかることがあります。強いストレス後の抜け毛は数か月遅れで出ることがあるからです。
体感のズレ(目安) 睡眠の改善 ██████████ 今日から開始 体調の改善 ███████ 1〜2週で変化が出やすい 抜け毛の実感 ███████ 2〜3か月後に落ち着く人も ※個人差あり。急激・局所・症状ありは受診へ
改善1:起床時刻を固定+朝の光(今日から)
- まず起きる時間を決める(就寝より先に決める)
- 起きたらカーテンを開ける/明るい光を浴びる
- 休日も「起床±1時間」を目標にする(ズレを小さく)
改善2:カフェイン・寝酒・夜食の“時間”をずらす(ゼロにしない)
- カフェインは午後早めまでに寄せる(まず「夕方以降をやめる」から)
- 寝酒は「眠れる気がする」でも睡眠の質が落ちることがあるので、まずは量を半分or就寝2〜3時間前までへ
- 夜食は「抜く」より早める/軽くする(満腹は入眠を邪魔しやすい)
改善3:寝る前30分の切り替え儀式+寝室環境
- 寝る前30分は画面を見ない時間を作る(難しければ“最後の10分だけ”から)
- やることを固定:歯磨き→軽いストレッチ→読書(同じ順番が効く)
- 寝室は暗い・涼しい・静かを優先(できる範囲で)
- 「眠れないのにベッドで粘る」を減らす(眠気が来たら戻る)
受診目安:睡眠を整えつつ、ここから先は皮膚科で原因を確かめる
睡眠不足があっても、抜け毛の原因がそれとは限りません。次に当てはまるなら、睡眠改善と並行で皮膚科(必要に応じて内科)に相談するのが安全です。
- 急にドサッと増えた状態が続く(目安:1〜2か月以上)
- 円形に抜ける/部分的に地肌が見える(局所)
- 頭皮に赤み・かゆみ・痛み・フケの悪化がある
- 抜け毛以外に強いだるさ、体重変化、動悸などがある(甲状腺などの確認が必要なことも)
- 改善3つを1か月やっても、睡眠が整わない(睡眠障害の可能性も)

FAQ
Q. 何時間寝ればいい?
A. 目安は複数あります。たとえばCDCは成人は少なくとも7時間を推奨しています。一方で厚生労働省の「睡眠ガイド2023」では、個人差に触れつつ6時間以上を目安としています。現実的には「まず6時間未満が続く状態を脱する」→「可能なら7時間へ」の順が続けやすいです。
Q. 寝不足を解消したら、抜け毛はすぐ減る?
A. すぐとは限りません。強いストレスなどが引き金の抜け毛は、数か月遅れて増えることがあるため、睡眠を整えた後にようやく落ち着く人もいます。目安として2〜3か月は「睡眠の土台作り」を優先し、受診ラインも並行で持ってください。
Q. 「22〜2時に寝ないとダメ」って本当?
A. その言い方だと誤解が出ます。成長ホルモンは深い睡眠(徐波睡眠)と関係し、睡眠開始後の前半に出やすいことは生理学で説明されていますが、「22〜2時固定じゃないと意味がない」とは限りません。あなたの生活で続く形にする方が強いです。
Q. 抜け毛が増えた日に、シャンプー回数を増やすべき?
A. 基本はおすすめしません。洗髪日だけ多く見える誤判定もありますし、洗いすぎは頭皮の乾燥・かゆみを招くことがあります。まずは“条件を揃えて観察”し、頭皮トラブルがあるなら頭皮ケア側で整えましょう。
Q. 睡眠不足以外で見落としやすい原因は?
A. 代表は、AGA(進行性)、休止期脱毛(ストレス・体調変化・栄養など)、頭皮の炎症(脂漏性皮膚炎など)、薬剤、甲状腺・鉄欠乏などです。症状や経過で見当が変わるので、続くなら皮膚科で鑑別が早いです。
まとめ
- 睡眠不足で抜け毛が増える可能性はあるが、遅れて出ることもあり断定はできない
- まずは誤判定(濡れ髪・照明・洗髪日・分け目固定)を外す
- 改善は起床固定+光、カフェイン/寝酒/夜食の時間調整、寝る前30分の切り替えの3つ
- 急激・局所・炎症・全身症状、または長引くなら受診で原因確認
次に読む(あなたの状況別)
- 生活習慣を“睡眠以外”も含めて整えたい:生活習慣
- 頭皮のかゆみ・フケ・赤みがある(抜け毛と同時に出やすい):頭皮の悩み・ケア
- 進行する薄毛(AGA)かも?基礎から判断軸を作りたい:AGA基礎
- 医療も視野に入れて整理したい:AGA治療(医療)
この記事の根拠(一次情報中心)
- American Academy of Dermatology:Hair shedding(休止期脱毛、遅れて気づく、自然に落ち着くことがある等)
- British Association of Dermatologists:Telogen effluvium(3〜6か月の経過など)
- PMC:Telogen Effluvium: A Review(2〜3か月遅れ、6か月程度で落ち着くことが多い等)
- CDC:FastStats Sleep in Adults(成人は少なくとも7時間)
- 厚生労働省:睡眠対策(睡眠ガイド2023掲載)
- 厚生労働省:健康づくりのための睡眠ガイド2023(6時間以上を目安等)
- NIH MedlinePlus:Healthy Sleep(睡眠の基本情報)
- NCBI Bookshelf:Normal Physiology of Growth Hormone(徐波睡眠とGHの関係)
- NCBI Bookshelf:Sleep Physiology(睡眠と内分泌の基礎)
- NIH National Institute on Aging:How stress causes hair loss(ストレスと毛の研究・動物)


