まずは現状を知り、
あなたがどうしたいかを決める。
遠回りを避ける鍵は、最初の2つを全員が押さえ、目的に合う手段を選ぶこと。
- 今の髪をこれ以上減らしたくない
- 将来に向けて予防を始めたい
- 今より増やしたい(発毛)
- まず隠したい(ウィッグ/パウダー)
- 植毛も視野に(確実性重視)
※セルフチェックは補助ツール。個人情報は不要です。
最初にやることは2つだけ
① 現状を知る(セルフチェック)
抜け毛量・気になる部位・生活習慣・家族歴をメモ。30秒セルフチェックはこちら »
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② 守りのデイリーケア(例外なく全員)
- スキャルプシャンプー:洗い過ぎ回避/十分すすぐ/爪で擦らない
- 育毛剤:(例:チャップアップ等)毎日同じ手順で8〜12週運用して評価
- 生活:起床時間固定/栄養バランス/軽い有酸素運動
重要:スキャルプシャンプーでは生えません。役割は「土台づくり」です。
目的で選ぶ(あなたに合う方法)
まず隠したい(今すぐ見た目)
- 部分ウィッグ/トップピース(即効・可逆)
- 増毛パウダー(耐水性・色味の事前テスト)
- 髪型調整(分け目変更・ボリューム強調)
イベントや仕事が近い人に最適(デイリーケアは並行)
減らさない/将来の予防
- スキャルプ系は適量、育毛剤は同じタイミングで継続
- 8〜12週の固定運用 → 継続 or 次の手段へ
- 炎症・かゆみが強い時は皮膚科を優先
低コスト・低負担。まずはここから。
増やしたい(攻めのケア)
- 発毛剤(外用):一般用医薬品。選択肢は限られている
- 飲み薬で抜け毛予防:医師に相談して適応・副作用・相互作用を確認
- 飲み薬で発毛促進:医師管理下で評価・フォロー
効果重視。評価目安は3〜6ヶ月(個人差あり)。
植毛で増やしたい(自毛植毛)
- 定着すれば半永久的な密度改善/生え際デザインの自由度
- 費用は範囲依存・ドナー部位・ダウンタイム・将来計画を確認
- 術後は維持治療の併用を検討
進行が強い・確実性重視・費用より結果重視。
最短化したいなら「併用」
予防しつつ発毛(併用)
- 例:飲み薬(抜け毛予防) × 発毛剤(外用)
- 例:飲み薬(抜け毛予防) × 飲み薬(発毛促進)
- 用量・副作用・相互作用は医師と必ず確認
効果最優先。必ず医師の管理下で。
全体の流れ(順序の目安)
この順で見ると迷わない
- 1) 現状把握 → 2) デイリーケア(共通)
- 3) 発毛剤(外用)=攻めの第一歩(育毛剤とは別物)
- 4) 飲み薬で抜け毛予防
- 5) 飲み薬で発毛促進
- 6) 併用=予防しつつ発毛
- 7) カツラ(今すぐ見た目)
- 8) 植毛(自毛植毛)
※医療の判断は必ず医師へ。自己判断の開始・併用は避けてください。
用語の違い(ここだけ押さえればOK)
スキャルプシャンプー
頭皮環境を整えるケア。発毛はしない(=これだけでは生えない)。
育毛剤(医薬部外品)
血行・フケ/かゆみ等を整え、抜けにくい環境を作る。種類が非常に多い。
発毛剤(一般用医薬品)
発毛を標榜できる外用。選択肢は限られている。
内服(抜け毛予防/発毛促進)
開始・併用は必ず医師に相談。用量・副作用・相互作用を確認。
よくある質問
スキャルプシャンプーで生えますか?
生えません。土台づくりのケアで、発毛は別の手段が必要です。
育毛剤と発毛剤の違いは?
育毛剤=頭皮環境の改善で「抜けにくく」。発毛剤=発毛成分を含む外用(選択肢は限られる)。
併用は安全?
有力ですが、用量・副作用・相互作用の確認が前提。必ず医師に相談してください。
いつ受診すべき?
炎症/かゆみ/痛み/ただれが強い、短期間で急速進行、自己判断が不安 → 皮膚科/AGA外来へ。