乾燥肌で頭皮にフケとかゆみが出てきた…これって抜け毛が増えるサイン?
シャンプー後に肩へパラパラ落ちるフケ、夜にムズムズするかゆみ。抜け毛も増えた気がして、排水口を見るたびに気持ちが沈む…そんな時期ありますよね。
結論から言うと、乾燥そのものが“直接”大量の抜け毛を起こすとは限りません。ただし、乾燥でかゆみ→掻く→炎症の流れが続くと、抜け毛が増えたように感じたり、頭皮環境が荒れて髪が弱りやすくなることはあります。だから大事なのは、原因の見極め(乾燥性フケ?脂性フケ?別の皮膚トラブル?)と、悪化させない洗い方・保湿です。

- 乾燥肌の頭皮でフケが出る仕組みと、抜け毛が増えるように見える理由
- 乾燥性フケ/脂性フケ/皮膚トラブルの見分け方(セルフチェック表つき)
- かゆみを悪化させない洗い方・シャンプー選び・保湿のコツ
- 2週間で立て直すケア手順(タイムライン)
- 皮膚科の受診目安と、薄毛が気になるときの切替ライン
今日からできる対策を、順番にわかりやすく整理します。まずは「本当に乾燥が原因か?」を見極めるところからいきましょう。
- 乾燥肌の頭皮でフケ→抜け毛が増える?まず結論(起こりやすいのは“間接的”な増加)
- 乾燥肌の頭皮フケ・かゆみ・抜け毛の関係(根拠と判断材料)
- まずは見分けよう:乾燥性フケ?脂性フケ?(セルフチェック表)
- 乾燥性フケとかゆみ対策:悪化させない洗い方(ここが最重要)
- シャンプー選び:乾燥肌は“洗浄力マイルド”が基本、脂性なら“薬用”も検討
- 保湿ケア:頭皮も“うるおい補給”していい(ただし塗り方にコツ)
- 生活面での乾燥対策:頭皮の“乾く環境”を減らす
- 2週間で立て直す:乾燥フケ・かゆみケアのタイムライン
- 抜け毛が心配なときのチェック:心配しすぎない目安と“危険サイン”
- 受診目安:皮膚科に行くべきサイン/薄毛相談へ切り替えるライン
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:乾燥フケは“洗いすぎ”で悪化しやすい。2週間で立て直そう
- 次に読む(あなたの状況別)
- この記事の根拠(一次情報中心)
乾燥肌の頭皮でフケ→抜け毛が増える?まず結論(起こりやすいのは“間接的”な増加)

乾燥肌で頭皮がカサつくと、角質がはがれてフケになりやすく、さらにかゆみが出ることがあります。フケ自体は珍しいものではありませんが、かゆみが強い・掻いてしまう・赤みが続く状態だと、頭皮が落ち着かず抜け毛が増えたように見えることがあります。
- 掻く:髪が途中で切れたり、抜けた毛が目立つ(特に短い毛が増えたように見える)
- 炎症:頭皮が荒れると、抜け毛が増えたと感じやすい
- 季節・ストレス:フケが増える時期と、抜け毛が気になる時期が重なりやすい
なお、髪は誰でも毎日抜けます。皮膚科専門医の情報として、1日に50〜100本程度の抜け毛は正常範囲とされます。American Academy of Dermatology:Hair shedding(1日50〜100本が目安)
「いつもより気になる」の背景に、乾燥・かゆみのストレスや、フケによる目線の集中があることも。だからこそ、まず頭皮を落ち着かせるのが最優先です。
乾燥肌の頭皮フケ・かゆみ・抜け毛の関係(根拠と判断材料)
1)乾燥すると角質がはがれやすくなり、フケが増える
頭皮が乾燥すると、皮膚のバリアが弱り、細かい角質がパラパラはがれやすくなります。これがいわゆる「乾燥性のフケ」。洗いすぎで必要な皮脂まで落とすと、乾燥が進みやすいとも言われます。ユースキン:頭皮の乾燥とフケ(洗いすぎ・乾燥)
2)「乾燥性フケ」と「脂性フケ(脂漏性皮膚炎)」は対策が違う
フケには、乾いた白い粉っぽいタイプだけでなく、黄色っぽくベタつくタイプもあります。後者は皮脂や真菌(マラセチア)などが関わる脂漏性皮膚炎(フケの強い状態)と重なることがあります。Mayo Clinic:Dandruff(脂漏性皮膚炎との関係)
3)かゆみで掻くほど、頭皮は荒れやすい(“掻くループ”)
かゆいと掻きます。掻くと一時的にスッキリします。…が、皮膚は傷つきやすく、さらにかゆみが増えることも。結果として、フケ・赤み・ヒリつきが長引きやすくなります。ここで抜け毛が増えたように感じる人が多いポイントです(実際には「髪が切れた」「抜け毛が目立つ」ケースもあります)。
4)フケは寒い・乾燥する季節やストレスで悪化しやすい
フケは、寒く乾燥する時期やストレスで悪化しやすいことが知られています。Mayo Clinic:Dandruff(cold, dry weather / stress)
5)頭皮の紫外線ダメージも乾燥・フケの引き金になり得る
頭皮は日焼けしやすい場所です。紫外線で炎症が起き、その後に角質がはがれてフケが増えたり、バリアが弱って乾燥しやすくなることがあります。ユースキン:紫外線と頭皮乾燥
6)薬用シャンプーは“成分”と“使い方”が重要(合わないと逆に乾く)
フケ対策の薬用シャンプーにはいくつか有効成分があり、目的が違います。皮膚科医のセルフケアとして、フケ用シャンプーの成分(亜鉛ピリチオン、サリチル酸、硫黄、セレン化合物、ケトコナゾール、タールなど)が紹介されています。AAD:How to treat dandruff(有効成分と使い方)
一方で、乾燥が強い人が抗真菌系を毎日使うと、乾燥が進んでかゆみが増えることもあります。つまり「効く成分」より前に、あなたのフケがどっち寄りかが大事です。
7)脂漏性皮膚炎が疑わしい場合は、抗真菌+短期の抗炎症が基本になりやすい
脂漏性皮膚炎の治療は、抗真菌(例:ケトコナゾール)を中心に、炎症が強い時は短期間の抗炎症外用を併用する考え方が一般的です。AAFP:Seborrheic Dermatitis(治療の考え方)
「乾燥だと思って保湿だけ」では落ち着かない場合、このルートの可能性が出てきます。
まずは見分けよう:乾燥性フケ?脂性フケ?(セルフチェック表)
| 見分けポイント | 乾燥性フケ(乾燥寄り) | 脂性フケ(脂漏性皮膚炎寄り) |
|---|---|---|
| フケの形 | 白くて細かい/粉っぽい | 黄色っぽい/大きめ/ベタつく |
| 頭皮の感触 | つっぱる、カサつく | ベタつく、においが気になることも |
| かゆみ | 乾燥でムズムズしやすい | 赤みや炎症を伴って強いことがある |
| 悪化しやすい要因 | 洗いすぎ、熱いお湯、エアコン乾燥、紫外線 | 皮脂増加、ストレス、季節変化、体質 |
| 相性が良い対策 | 洗浄力マイルド+保湿、熱い湯を避ける | 抗真菌系シャンプーの適切使用、必要なら皮膚科 |
※あくまで目安です。赤み・ジュクジュク・強いかゆみがある場合は、乾燥だけではない可能性があるので、後半の「受診目安」も確認してください。
乾燥性フケとかゆみ対策:悪化させない洗い方(ここが最重要)

乾燥頭皮の人がやりがちなのが、フケが気になる→強く洗う→さらに乾燥→さらにフケの無限ループ。頭皮も顔と同じで、洗いすぎると機嫌を損ねます。
洗い方の正解(5ステップ)
- お湯でしっかり予洗い(30〜60秒):汚れの多くはお湯で落ちます。ここで勝負が半分終わります。
- シャンプーは手で泡立ててから頭皮へ:原液を直置きすると刺激になりやすい。
- 爪ではなく指の腹で“なで洗い”:ゴシゴシはフケ製造機になりがち。
- すすぎは長め(目安:洗う時間の2倍):すすぎ残しはかゆみの原因になりやすい。
- タオルは押さえ拭き→ドライヤーで頭皮まで乾かす:濡れっぱなしは刺激になりやすい。

お湯の温度は「ぬるめ」が基本
熱いお湯はさっぱりしますが、乾燥肌には強め。目安はぬるめ(熱いと感じない温度)に寄せると、つっぱりが減りやすいです。
洗う頻度の目安:基本は“1日1回まで”でOK
フケが気になると、朝晩2回洗いたくなることがありますが、乾燥が強い人は悪化することも。洗いすぎで皮脂まで落ちると乾燥が進む可能性があります。ユースキン:シャンプーのし過ぎと乾燥
汗をかいた日でも、夜に丁寧に洗えば十分なことが多いです。
シャンプー選び:乾燥肌は“洗浄力マイルド”が基本、脂性なら“薬用”も検討
乾燥性フケっぽいなら:低刺激・マイルド洗浄を優先
乾燥が強いなら、まずは「落としすぎない」設計へ。刺激が少ないタイプや、しっとり系に寄せるとラクになります。
脂性フケっぽい/赤みがあるなら:抗真菌・抗炎症系が合う場合も
脂性フケは、皮脂や真菌が絡むことがあるため、薬用成分が入ったシャンプーが選択肢になります。フケ・かゆみ対策の成分例として、ピロクトンオラミン、ミコナゾール硝酸塩、ジンクピリチオン、グリチルリチン酸ジカリウムなどが紹介されています。第一三共ヘルスケア:フケ・かゆみ対策(成分例)
また、フケ用シャンプーの有効成分(ケトコナゾール、セレン化合物、サリチル酸など)は皮膚科医のセルフケアとしても整理されています。AAD:How to treat dandruff(成分)
ポイント:乾燥肌なのに強い薬用を連日使うと乾きやすいことがあります。合わないと感じたら頻度を下げる・中止して別ルートへ。
保湿ケア:頭皮も“うるおい補給”していい(ただし塗り方にコツ)
顔に化粧水をつけるのに、頭皮は放置しがち。でも頭皮も皮膚です。乾燥性フケの人は、洗い方と同じくらい保湿が効くことがあります。
頭皮保湿の基本
- タイミング:洗髪後、タオルドライ直後〜乾かしきる前(肌が落ち着きやすい)
- 塗る場所:フケが出やすいゾーン(生え際、頭頂部、耳上など)
- 塗り方:髪ではなく頭皮に点置き→指の腹で軽くなじませる
オイルは“合う人”だけ(ベタつきやすいなら注意)
オイルでうるおいを閉じ込める方法もありますが、脂性フケ寄りだと悪化することがあります。脂漏性皮膚炎のスケールを柔らかくして落とす方法としてオイルが触れられることもありますが、自己流で合わないと感じたら無理しないのが安全です。Mayo Clinic:Seborrheic dermatitis(スケールを柔らかくする方法)
生活面での乾燥対策:頭皮の“乾く環境”を減らす
ケアを頑張っても、環境がカラカラだと追いつきません。効きやすい順に、現実的なところから。
1)室内の乾燥(エアコン)対策
- 加湿器があれば活用(なければ濡れタオルでもOK)
- 顔が乾く日は、頭皮も乾きやすい日
2)紫外線対策(頭皮の日焼けを避ける)
帽子や日傘でOK。頭皮の紫外線ダメージは乾燥の引き金になり得ます。ユースキン:紫外線と頭皮乾燥
3)睡眠・ストレス
フケはストレスで悪化しやすいとされます。Mayo Clinic:Dandruff(ストレス)
完璧は無理でも、「寝不足の週にひどい」なら、睡眠を1つの対策として扱う価値があります。
2週間で立て直す:乾燥フケ・かゆみケアのタイムライン
Day 1-3 :洗い方を修正(予洗い・泡・指の腹・ぬるめ)+保湿を開始 Day 4-7 :かゆみが軽くなる人が出やすい期間(掻く回数を減らすのが最重要) Day 8-14 :フケの量が落ち着きやすい期間(まだ強ければ“種類の見誤り”を疑う)
※もちろん個人差があります。2週間やっても変化がない/悪化するなら、乾燥だけでなく脂漏性皮膚炎や別の皮膚トラブルの可能性も視野に入れましょう。
抜け毛が心配なときのチェック:心配しすぎない目安と“危険サイン”
抜け毛は毎日あります。まずは「通常の範囲」と「受診を考える範囲」を分けると、気持ちが整いやすいです。
| 状況 | 目安 | 次の一手 |
|---|---|---|
| 抜け毛が気になるが、体感で少し増えた程度 | 1日50〜100本は普通の範囲になり得る | 乾燥ケアを2週間。生活と洗い方をまず修正 |
| フケ・かゆみが強く、掻いてしまう/赤みがある | 頭皮の炎症が疑わしい | 皮膚科で頭皮の状態確認(早いほどラク) |
| 抜け毛が明らかに増え、細い毛・短い毛が増えた | 原因が複合の可能性 | 皮膚科+薄毛の相談(AGA等)も視野 |
抜け毛の一般的な目安として、皮膚科専門医の情報では1日50〜100本程度の脱毛は正常範囲とされています。AAD:Hair shedding

受診目安:皮膚科に行くべきサイン/薄毛相談へ切り替えるライン

皮膚科を優先したいサイン(乾燥だけじゃない可能性)
- 赤みが強い/じゅくじゅくする/かさぶたができる
- 痛い、触るとヒリヒリする
- 黄色っぽいフケが多く、ベタつきが強い(脂漏性皮膚炎が疑わしい)
- 市販のフケ対策を2週間やっても改善しない
フケが続く場合は医療機関へ、という基本的な案内もあります。Mayo Clinic:Dandruff(改善しない場合の受診)
薄毛の相談(AGAなど)へ切り替えるライン
フケやかゆみが落ち着いても、次のような変化が続くなら、薄毛の軸も一度確認すると安心です。
- 生え際や頭頂部がパターンとして薄くなってきた
- 抜け毛に細く短い毛が混ざる状態が続く
- 家族にAGAの人がいて、自分も進行している気がする
この場合は、皮膚科で頭皮トラブルを確認しつつ、オンラインAGAクリニックの無料カウンセリングで「AGAっぽいか」「今の段階で何をすべきか」を整理するのも手です。移動がいらず、情報をもらうだけでも価値があります(治療するかどうかは、その後に決めればOK)。
よくある質問(FAQ)
Q1. 乾燥肌の頭皮フケは、毎日シャンプーしない方がいい?
乾燥が強い人は「洗いすぎ」が悪化要因になり得ますが、逆に洗わなさすぎで汚れや整髪料が残るとかゆみが出ることもあります。まずは1日1回までを上限に、洗い方(予洗い・泡・指の腹・ぬるめ)を整えるのが現実的です。ユースキン:シャンプーのし過ぎと乾燥
Q2. 乾燥性フケと脂性フケ、見分けに自信がありません
白く細かい粉っぽいなら乾燥寄り、黄色っぽくベタつくなら脂性寄りが目安です(本文の表を参照)。ただ、混在することもあります。赤み・強いかゆみがあるなら、自己判断にこだわらず皮膚科が早いです。
Q3. フケ用の薬用シャンプーは使った方がいい?
脂性フケ寄りなら選択肢になります。有効成分の例は皮膚科医のセルフケアとして整理されています。AAD:How to treat dandruff
一方、乾燥が強い人が強めの薬用を毎日使うと乾くこともあるので、合わないと感じたら頻度を下げる・中止して受診へ切り替えてください。
Q4. かゆくて掻いちゃいます。どうしたらいい?
まずは「掻きたくなる条件」を減らすのが近道です。
- 熱いお湯・ゴシゴシ洗いをやめる
- すすぎ残しを減らす
- 洗髪後に頭皮保湿を入れる
- 爪を短くする(掻いてしまった時のダメージを減らす)
それでも夜に眠れないレベルなら、皮膚科でかゆみと炎症のコントロールをした方が早いです。
Q5. 抜け毛が増えた気がするけど、何本なら危険?
毎日の本数カウントは現実的に難しいです。目安として、1日50〜100本程度は正常範囲とされます。AAD:Hair shedding
それより「急に増えた」「何週間も続く」「細く短い毛が増えた」など、続き方と質で判断するのが現実的です。
まとめ:乾燥フケは“洗いすぎ”で悪化しやすい。2週間で立て直そう
- 乾燥肌の頭皮フケは、乾燥で角質がはがれやすくなって起こりやすい
- 乾燥が直接大量の抜け毛を起こすとは限らないが、かゆみ→掻く→炎症で悪化しやすい
- 最優先は「フケの種類の見分け」と、悪化させない洗い方(予洗い・泡・指の腹・ぬるめ)
- 洗髪後の頭皮保湿、室内乾燥・紫外線対策も効きやすい
- 赤みや痛み、改善しない場合は皮膚科。薄毛パターンが続くならオンラインAGA相談も選択肢
次に読む(あなたの状況別)
- 頭皮の悩み・ケア:フケ・かゆみ・赤みが続く…頭皮トラブル全般の対策をまとめて確認したい
- 生活習慣:ストレスや睡眠、食事の乱れで頭皮が荒れやすい人の整え方
- AGAの基礎:抜け毛が続くときに、AGAかどうかの考え方を知っておきたい
- AGA治療:頭皮のケアと別に、薄毛の進行を止める選択肢も把握しておきたい
- クリニック:皮膚科とオンラインAGAクリニック、どちらが合うか比較して決めたい
この記事の根拠(一次情報中心)
- American Academy of Dermatology:Do you have hair loss or hair shedding?(1日50〜100本の抜け毛目安)
- American Academy of Dermatology:How to treat dandruff(有効成分と使い方)
- Mayo Clinic:Dandruff – Symptoms and causes(脂漏性皮膚炎、悪化要因、受診目安)
- Mayo Clinic:Seborrheic dermatitis – Diagnosis and treatment(スケール対策の考え方)
- AAFP:Diagnosis and Treatment of Seborrheic Dermatitis(治療の基本方針)
- ユースキン:頭皮が乾燥するとフケが出る(乾燥要因、洗いすぎ、紫外線)
- 第一三共ヘルスケア:ふけ・頭のかゆみの対策(成分例)


