「プールの後、髪がギシギシ…これって塩素でハゲる前兆?」
濡れた髪が絡まったり、頭皮が乾燥してかゆくなったりすると、薄毛が気になっている人ほど不安になりますよね。しかも生え際や分け目は、ちょっとの変化でも“薄く見える”ので焦りやすいところです。
結論から言うと、プールの塩素だけで毛根が壊れて一気にハゲるというより、髪の乾燥・切れ毛・頭皮の刺激が重なって薄毛っぽく見えるケースが多いです。とはいえ、元々AGA(男性型脱毛症)などが始まっていると、プールをきっかけに「進んだ気がする」と感じることもあります。

- プールの塩素で「ハゲる」と感じる理由(髪・頭皮で起きること)
- 塩素ダメージが出やすい人の特徴チェック
- 当日できるケア手順(入る前・直後・帰宅後)
- 薄毛と見分けたい危険サイン/受診目安
- よくある疑問(緑髪、抜け毛、毎日泳ぐ等)
まずは「塩素が髪と頭皮に何を起こしやすいか」を整理し、その上で今日からできる手順に落とし込みます。
プールの塩素でハゲる?結論は「毛根より髪の傷み」に注意

プール後に「薄くなった気がする」と感じる原因は、ざっくり分けると次の3つが多いです。
- 髪が乾燥・ゴワついて束になり、地肌が透けて見える
- 切れ毛が増えて、ボリュームが落ちたように見える
- 頭皮が乾燥・刺激でかゆくなり、掻いて悪化(炎症→抜けやすさ)
つまり「毛が抜けた」のではなく、髪の見た目(質感)が悪くなって薄毛っぽく見えることが多いです。
一方で、プールと無関係にAGAが進行している場合もあります。だからこそ、塩素ケアをしつつ薄毛のサインも同時にチェックするのが合理的です。
根拠:塩素が髪・頭皮に与える影響(プールの管理基準も含む)
1) そもそもプールの塩素は「消毒のため」:一定範囲で管理されている
プールに塩素が入っているのは、プールを介した感染を防ぐためです。日本では厚生労働省の通知「遊泳用プールの衛生基準」で、水質の目安が示されています。
- pH:5.8以上 8.6以下
- 遊離残留塩素濃度:0.4mg/L以上、1.0mg/L以下が望ましい
つまり、通常の管理がされているプールは「必要量の塩素」を想定した環境です。ただ、肌や髪の感じ方には個人差があり、同じ濃度でも乾燥しやすい体質だと刺激を強く感じることがあります。
2) 塩素で起きやすいのは「毛根ダメージ」より「髪の毛(毛幹)の変化」
プール後に髪がギシギシするのは、髪の表面が影響を受けやすいからです。皮膚科関連の情報では、塩素を含むプール後はすぐに洗い流して保湿することが推奨されることがあります。
また、競泳選手の髪の変化を扱った研究では、プール水中の成分が髪に入り得ること、そして“髪の色・質感”に影響が出る可能性が示唆されています(例:Hair-discoloration of Japanese elite swimmers(PubMed))。同研究では毛球(毛根側)の指標に大きな差が見られなかったことも報告されており、少なくとも「塩素で毛根が壊れて全員ハゲる」という単純な話ではありません。
3) 髪の乾燥・きしみは「表面の保護成分が落ちる」ことで起こりやすい
プール後に髪がパサつく・絡まるのは、髪の表面が乾燥して摩擦が増えるためです。皮膚科医の一般向け情報でも、泳いだ後はすぐすすいで洗い、コンディショナーで保湿することが勧められています(American Academy of Dermatology(AAD)の夏のヘアケア)。
さらに、日本のヘアケア情報でもプール後の「すぐ洗い流す」が強調されています(例:花王ヘアケアサイト:その他の影響)。
4) “塩素臭”や刺激は、塩素そのものだけでなく「結合塩素(クロラミン)」も関係する
プールのツンとした臭いは、塩素が汗などの窒素化合物と結びついてできる副生成物(クロラミン)と関係することがあり、目や皮膚の刺激要因として言及されます。たとえば米国CDCの水泳衛生情報は、塩素とpH管理が重要であり、適正範囲を外れると刺激が起こり得ることを示しています(CDC Healthy Swimming)。
また、水質ガイドラインでは結合塩素(クロラミン)が望ましくないことや刺激の原因になり得ることが記載されています(例:Queensland Health:Water quality guidelines(PDF))。
5) 頭皮の乾燥・かゆみは「刺激+洗いすぎ+掻く」で悪循環になりやすい
塩素の影響で肌が乾燥しやすい、という一般向けの解説もあります(例:ユースキン:プールが肌荒れの原因になる理由)。頭皮も皮膚なので、乾燥しやすい人は同じように影響を感じることがあります。
ここで厄介なのが、かゆいと掻く→バリアが乱れる→さらにしみる/かゆいのループに入りやすいこと。掻いた刺激で抜け毛が増えたように見えたり、赤みが出たりすることもあります。
6) 「ハゲた気がする」の正体は、抜け毛より“切れ毛・束感”のことが多い
塩素や乾燥で髪がゴワつくと、毛同士がくっついて束になり、分け目が広がって見えます。さらに、絡まりを無理にほどくと切れ毛が増え、短い毛が立って“薄い”印象が出ます。
塩素は“薄毛の直接原因”と決めつけるより、まずは髪の扱い(摩擦と乾燥)で見た目が悪化していないかを見る方が現実的です。
塩素ダメージが出やすい人チェック(当てはまるほど対策優先)

次に当てはまるほど、プール後に「薄毛っぽく見える」リスクが上がります。
- 髪が細い/猫っ毛で、乾くと広がりやすい
- カラー・ブリーチ・パーマなどでダメージがある
- 乾燥肌で、頭皮もかゆくなりやすい
- 長時間(1時間以上)浸かることが多い
- 泳いだ後すぐ洗えず、塩素が付いたままになりがち
- 帰宅後にゴシゴシ洗ってしまい、さらに乾燥する
3つ以上なら、次の「当日ケア手順」をやるだけでも、見た目の不安が軽くなる可能性があります。
当日できるケア手順:プール前・直後・帰宅後の3段階で守る
| タイミング | やること | 狙い |
|---|---|---|
| 入る前(1分) |
| 髪が真水で満たされると、塩素水を“吸い込みにくい”状態を作りやすい |
| 直後(最優先) |
| 付着している成分を早く落とし、乾燥・刺激を長引かせない |
| 帰宅後(勝負) |
| きしみ・切れ毛・フケかゆみを抑え、「薄毛見え」を減らす |
入る前:いちばんコスパがいいのは「真水で先に濡らす」
プールに入る前に、髪を真水でしっかり濡らすだけで、体感が変わる人が多いです。皮膚科の一般向け情報でも、泳いだ後の洗い流しとあわせて、髪のケアの重要性が説明されています(例:AAD)。
余裕があれば、髪の表面に洗い流さないトリートメントを薄く伸ばすのも手。ただし付けすぎるとベタつきやすいので「軽め」でOKです。
直後:できれば“その場のシャワー”で勝ち
塩素の影響は「付いたままの時間」が長いほど気になりやすいので、上がったらまずすすぐ。これが一番効きます。
タオルで拭くときは、ゴシゴシ禁止。摩擦で切れ毛が増えると、薄毛に見える原因になります。

帰宅後:シャンプーは「落とす」より「整える」発想で
帰宅後は、まずぬるめのお湯でよく予洗い。次にシャンプーは爪を立てず、頭皮を動かすイメージで。
- 頭皮がしみる/乾燥する人:洗浄力が強すぎないものを選ぶ
- 髪がゴワつく人:コンディショナーやヘアマスクで保湿
- 絡まりやすい人:トリートメント後、目の粗いコームでやさしく
そして最後に乾かす。半乾きは摩擦に弱く、寝具で絡まりやすいので、切れ毛の原因になります。
「時間がない日」の最低ライン(30秒版)
- 上がったら真水でしっかりすすぐ(頭皮〜髪)
- タオルは押さえるだけ
- 家で必ず洗って乾かす
これだけでも、翌日の“薄毛っぽさ”が軽くなる人は多いです。
簡易フローチャート:あなたが優先すべき対策はこれ
プール後に気になるのは? ├─ 髪がギシギシ・絡まる → 直後すすぐ+保湿(トリートメント)+乾かす ├─ 頭皮がかゆい・フケ → こすらない洗髪+保湿+症状が続くなら受診 └─ 生え際が後退/細い毛が増えた → AGAの可能性も。無料相談で切り分け推奨
受診目安:プールの塩素以外を疑うサイン(切り分けの判断基準)

塩素ケアで髪の質感は整っても、もし薄毛そのものが進んでいるなら別の対策が必要です。ここでは「切り分けの基準」を置きます。
まず様子見でOKになりやすいパターン
- プールの翌日〜数日だけ、髪がパサついて薄く見える
- 頭皮の赤み・痛みはなく、乾燥っぽい
- ケアをすると落ち着く(すすぐ・保湿・乾かすで改善)
一度、医師に確認したいパターン(目安)
- かゆみ・赤み・湿疹が続く(1〜2週間以上)
- 掻かずにいられないほどのかゆみ、ジュクジュク、痛み
- 抜け毛が急に増えた状態が続く(数週間〜)
- 円形に抜ける、地肌が露出する部位がある
AGAの可能性も考えたいサイン(塩素と別軸)
- 生え際が後退してきた(おでこが広がった感覚)
- 細く短い毛(軟毛)が増えた
- 頭頂部も同時に薄くなってきた
- 3か月以上、じわじわ進んでいる
この「AGAサイン」がある場合、プール対策だけだと遠回りになりがちです。最近はオンラインAGAクリニックの無料カウンセリングで、写真や状況から「AGAっぽいか」「まず頭皮トラブルか」などの切り分けができます。
普通に受けられて無料なら、使わないともったいない…というのが正直なところ。もちろん、相談=即治療ではありません。確認して安心材料を増やすために使うのが賢いです。

よくある質問(プールの塩素でハゲる?)
Q1. 毎日泳いでいたら、さすがにハゲますか?
「毎日=即ハゲる」とは言えません。ただし頻度が高いほど、乾燥・切れ毛・頭皮刺激が出やすくなります。毎日泳ぐなら、入る前に真水で濡らす/直後すすぐ/保湿して乾かすの3点を“固定ルール”にすると差が出ます。
それでも生え際後退や軟毛化が進むなら、塩素よりAGAの関与を疑って切り分け相談を。
Q2. プール後に抜け毛が増えた気がします。危険ですか?
プール後は髪が絡まりやすく、ほどく時に抜けた/切れた髪が目立ちます。本数だけで判断せず、細い毛が増えたか、後退や分け目の広がりが続くかを見てください。判断が難しいなら、写真で経過を残すのが有効です。
Q3. きしみを抑えるには、何が一番効きますか?
多くの人に効きやすい順はこれです。
- 上がった直後に真水ですすぐ
- 帰宅後のコンディショナー/ヘアマスク
- しっかり乾かす(半乾きで放置しない)
さらに絡まりが強い人は、スイムキャップが最も確実です。
Q4. 「緑髪」って塩素のせい?
緑っぽく見える現象は、塩素“そのもの”というより、プール設備由来の銅などが関与することがあるとされています(例:JAMA Dermatology:Swimmer’s Green Hair)。気になるなら、泳いだ後のすすぎ・洗髪を早めに行い、必要なら専用のケア(美容室相談含む)も検討してください。
Q5. スイムキャップは髪に悪い?締め付けで抜けませんか?
きつすぎるキャップや、着脱で強く引っ張ると、髪や生え際に負担がかかることがあります。サイズが合うものを選び、髪をまとめてからゆっくり着脱しましょう。塩素接触を減らす効果は高いので、負担が少ない使い方に寄せるのがおすすめです。
Q6. 頭皮がしみる・かゆい。シャンプーを強くした方がいい?
逆に悪化することがあります。刺激があるときは洗浄力を上げるより、こすらず落として保湿が基本です。赤みや湿疹が続くなら、皮膚炎の確認も含めて受診を。
まとめ:塩素で“ハゲる不安”は、手順でかなり減らせる
- プールの塩素で起きやすいのは、毛根ダメージより髪の乾燥・切れ毛・頭皮刺激
- 「薄毛っぽく見える」原因は、束感・絡まり・切れ毛のことが多い
- 対策は入る前に真水で濡らす→直後すすぐ→帰宅後に保湿して乾かす
- かゆみや湿疹が続く/生え際後退や軟毛化が進むなら、塩素以外の可能性も
- 迷うならオンラインAGAクリニックの無料カウンセリングで切り分け(相談=即治療ではない)
次に読む(あなたの状況別)
- プール後にフケ・かゆみも出る:頭皮の悩み・ケアで「炎症・乾燥」対策を確認
- 生え際の後退や軟毛化が気になる:AGAの基礎で“進行サイン”をチェック
- 睡眠不足・ストレスも心当たり:生活習慣から整えて抜け毛リスクを下げる
- AGAの可能性が高そう:AGA治療(医療)の全体像を先に把握する
- まずは不安を一気に解消したい:よくある疑問から気になる項目を拾う
この記事の根拠(一次情報中心)
- 厚生労働省:遊泳用プールの衛生基準について(遊離残留塩素・pHの目安)
- 厚生労働省:遊泳用プールの衛生基準(PDF)
- CDC:Healthy Swimming(塩素・pH管理と刺激の関係)
- American Academy of Dermatology:夏のヘアケア(泳いだ後のすすぎ・洗髪・保湿)
- PubMed:Hair-discoloration of Japanese elite swimmers(髪への影響に関する研究)
- JAMA Dermatology:Swimmer’s Green Hair(緑髪の原因)
- Queensland Health:Water quality guidelines(結合塩素/刺激に関する記載、PDF)
- 花王ヘアケアサイト:プール後の髪への影響とケアの考え方
- 日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017)


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