頭皮をゴシゴシ洗うとハゲる?このまま続けて大丈夫?
毎日ちゃんと洗っているのに、赤みやヒリつき、かゆみが出たり、抜け毛が増えた気がすると焦りますよね。
「洗い方が悪いせいで薄毛が進むのでは…」と不安になるのも自然です。
先に答えを言うと、ゴシゴシ洗いがAGA(男性型・女性型脱毛症)の直接原因になる可能性は高くありません。
ただし、摩擦で頭皮のバリアが傷つくと、炎症・かゆみ・フケが悪化し、抜け毛っぽさ(切れ毛やこすれて抜けた毛)を感じやすくなります。
だから今日からは「指の腹でやさしく洗う」を最優先に。赤みが続くなら医師で確認が安心です。

ただ、頭皮が荒れているなら「洗い方の刺激」が原因の1つになっている可能性はあります。
今日から“やさしく洗う”に切り替えて、赤みが引くかを見ていきましょう。
- 頭皮をゴシゴシ洗うとハゲるのか(結論と考え方)
- ゴシゴシ洗いで起きやすい頭皮トラブルと抜け毛っぽさの正体
- 刺激を減らす「正しい洗い方」5ステップ(今日からできる)
- 赤み・かゆみが続くときの受診目安(危険サインも)
細かいコツは本文で、順番にわかりやすく解説します。
頭皮をゴシゴシ洗うとハゲる?まずは結論と判断軸
いきなり結論ですが、ゴシゴシ洗いだけでAGAになる可能性は高くありません。
AGAは主に遺伝やホルモン(男性ホルモンの影響)などが関係する脱毛症で、洗髪の摩擦が原因の中心ではありません。
一方で、強い摩擦は頭皮の炎症やかゆみを招きやすく、結果として「抜け毛が増えた気がする」状態を作りやすいです。
判断のポイントはシンプルです。
- 頭皮が赤い・かゆい・ヒリつく → まずは洗い方の刺激を減らす価値が高い
- 生え際や頭頂部が数か月単位で薄くなる → AGAなど別要因の可能性もあるので医師に相談
- フケがベタつく/黄色っぽい/脂っぽい → 脂漏性皮膚炎などのチェックも視野
「でも、毎日強く洗わないと汚れが残って逆にハゲるのでは?」と感じるかもしれません。
確かに皮脂や整髪料が残るのは気持ち悪いですよね。
ただ、汚れは“力”より“泡とすすぎ”で落ちます。次章で根拠も含めて整理します。
頭皮をゴシゴシ洗うとハゲると言われる根拠をほどく(誤解と真実)
強い洗い方でAGAが始まる、は考えにくい
結論から言うと、ゴシゴシ洗いがAGAの原因そのものになる根拠は強くありません。
AGAは「男性型および女性型脱毛症」として診療ガイドラインが整備されており、発症・進行には遺伝的背景やホルモンの影響などが関与します。
洗い方は“頭皮環境”には影響しても、AGAのメイン要因とは位置づけが違います。
たとえば、同じシャンプーを使っていても、M字や頭頂部だけが薄くなる人がいますよね。
それは「洗い方」より「脱毛症のタイプ」の影響が大きいことが多いです。
「じゃあ洗い方はどうでもいいの?」と思うかもしれません。
確かにAGAそのものを止める力は限定的ですが、頭皮が荒れている人にとっては“いまの抜け毛感”を減らす一手になります。
次のH3で、ゴシゴシが何を起こしやすいかを見ていきましょう。
参考:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版(日本皮膚科学会)

ただ、AGAは“洗い方だけ”で説明できないことが多いです。
だからこそ、頭皮トラブルは洗い方で整えつつ、薄毛の型があるなら医師で切り分けが近道です。
ゴシゴシが増やすのは「炎症」と「かゆみ」のループ
強くこすると起きやすいのは、まず頭皮のバリア低下です。
バリアが弱ると、シャンプー成分や汗、皮脂、整髪料などの刺激を受けやすくなり、赤み・ヒリつき・かゆみが出やすくなります。
日常の例でいうと、手をゴシゴシ洗いすぎて手荒れしたとき、アルコール消毒がしみる感じに近いです。
頭皮でも同じようなことが起こりえます。
「でも、かゆいなら洗って清潔にしたほうが良いのでは?」と感じますよね。
確かに清潔は大事です。ただ、“清潔”と“強い摩擦”は別物。
泡で汚れを浮かせて、丁寧にすすぐ。これが頭皮にやさしい清潔です。次は“抜け毛っぽさ”の正体を見ます。
抜け毛が増えた気がする正体は「掻く」「こする」「切れる」
ゴシゴシ洗いで「抜け毛が増えた」と感じるとき、実際には次の3つが混ざりやすいです。
- 掻いてしまう:かゆみで無意識に掻き、毛が抜ける・抜けたように見える
- こすれて抜ける:摩擦で毛が引っ張られ、抜けやすい毛が落ちる
- 切れ毛:髪の途中で切れて短い毛が増え、「抜け毛が増えた」ように感じる
脂漏性皮膚炎など、フケ・炎症がある状態では、掻くことで抜け毛が増える(ただし永久的な脱毛ではないことが多い)と説明されています。
「抜け毛=全部AGA」というわけではない、がポイントです。
「でも、抜けるのが怖いから洗うのも触るのも怖い…」となりますよね。
確かにその気持ちはわかります。だからこそ、“触る回数を減らしつつ、やさしく洗う”が最適解です。後半で具体手順を出します。
参考:Seborrheic Dermatitis(Cleveland Clinic) / Seborrheic dermatitis – Symptoms and causes(Mayo Clinic)
髪そのものは摩擦で傷む(切れ毛・パサつきが増えやすい)
ゴシゴシ洗いは、頭皮だけでなく髪の毛(毛幹)にも負担です。
髪は濡れているときにデリケートで、摩擦が増えるとキューティクルが傷つきやすく、切れ毛・絡まり・パサつきにつながります。
研究レビューでは、シャンプーのpHが高い(アルカリ寄り)と毛髪繊維の摩擦が増え、キューティクル損傷や切れにつながりうる、という趣旨が示されています。
ここで言いたいのは「特定の製品が悪い」という話ではなく、摩擦が増える条件が重なると髪は傷みやすいということです。
「じゃあ高いシャンプーじゃないとダメ?」と心配になりますよね。
確かに合う合わないはありますが、まず効果が出やすいのは洗い方(泡立て・すすぎ・こすらない)です。お金をかける前に、手順を整えましょう。
参考:The Shampoo pH can Affect the Hair: Myth or Reality?(PubMed)

でも頭皮が荒れているときは、強い洗浄や摩擦が逆効果になりやすいんです。
「泡で洗う」「すすぎを増やす」に方向転換しましょう。
洗いすぎ・熱すぎのお湯も、頭皮の乾燥と刺激につながる
頭皮が荒れている人ほど、回数を増やしたり熱いお湯でガシガシ…となりがちですが、これも刺激になります。
温度が高いほど皮脂が落ちやすく、乾燥→かゆみ→掻く、のループに入りやすいです。
具体的には、シャワーが熱いと「気持ちいい」反面、洗った直後につっぱる感じが出やすい。これがサインです。
「でも冬は寒いし、ぬるいと汚れが落ちないのでは?」と感じますよね。
汚れ落ちは温度だけで決まりません。予洗い(お湯だけで流す時間)と、泡立ち、すすぎで十分カバーできます。次章で手順に落とします。
フケ・赤みが続くなら、皮膚炎を疑って“治療”が近道
赤みやフケが続く場合、脂漏性皮膚炎などの皮膚炎が隠れていることがあります。
脂漏性皮膚炎は頭皮に鱗屑(フケのようなもの)や炎症が出ることがあり、症状が強いと不快感や掻破で抜け毛っぽさが増えることがあります。
「洗い方を変えても治らないのは自分のせい?」と落ち込みがちですが、確かにそうですね、自己責任で片付けるのはしんどいです。
皮膚炎は“ケア”より“治療”が効率的な場面があります。
まずは洗い方を整えつつ、2週間ほどで赤みが引かない/悪化するなら皮膚科で確認が安心です。
参考:Seborrheic dermatitis: Diagnosis and treatment(American Academy of Dermatology)
| やりがち | なぜ損しやすい? | 置き換え |
|---|---|---|
| 爪を立ててゴシゴシ | 細かい傷→赤み・かゆみの原因になりやすい | 指の腹で小さく動かす |
| 泡立てず原液を直塗り | 刺激が一点に集中しやすい | 手のひらで泡立ててから |
| すすぎ短め(急いで終わる) | 残留が刺激になることも | すすぎを長めに |
| タオルで強くこする | 髪が切れやすい・頭皮刺激 | 押さえて水分を取る |
頭皮の刺激を減らす洗い方と手順(今日から5ステップ)
ここからは実践です。ポイントは「力を弱く」「泡を増やす」「すすぎを長く」。
いきなり完璧にしなくてOKなので、まずは1つだけでも変えてください。
ステップ1:洗う前に“予洗い”で8割落とす
結論として、汚れ落ちは予洗いで決まります。
シャンプー前にぬるま湯で1〜2分しっかり流すだけで、汗やホコリ、軽い皮脂はかなり落ちます。
「え、そんなに流したらお湯がもったいない…」と思うかもしれません。確かにそうですね。
でも予洗いが短いと、その分シャンプーでゴシゴシしがちです。
トータルで頭皮を守るなら、まず予洗いに投資するのが得です。
ステップ2:シャンプーは“手のひらで泡立ててから”頭皮へ
原液を頭皮に直で置くより、泡にしてからのほうが刺激が分散しやすいです。
泡があると指の腹が滑るので、ゴシゴシしなくても洗いやすくなります。
「泡立てるのが面倒」「時間がない」もわかります。
ただ、泡立ては10秒でOK。ここを省くと、頭皮に“強さ”で勝負しがちです。
次のステップの“指の腹”とセットでやりましょう。
ステップ3:洗う動きは“指の腹で小さく”が基本
結論はこれです。爪は使わず、指の腹で小さく動かす。
イメージは「頭皮を動かす」感じで、髪をこすり合わせない。
具体的には、耳の上→後頭部→頭頂部→生え際の順に、同じ場所を20秒ずつ。
「しっかり洗えてるか不安…」ですよね。確かにそうです。
でも不安の正体は“スッキリ感”で、スッキリ=清潔、ではありません。
泡があり、予洗いをしていれば、力は要りません。

予洗い+泡+すすぎができていれば、清潔は保てます。
むしろ頭皮が荒れている人ほど“弱く・丁寧に”が勝ちです。
ステップ4:すすぎは“洗う時間の2倍”を目安に
すすぎ不足は、かゆみやつっぱりの原因になりえます。
洗うのが1分なら、すすぎは2分。生え際・耳の後ろ・後頭部は残りやすいので重点的に。
「そんなに流すと乾燥しそう」と心配になりますよね。確かにそうです。
ただ、乾燥の主因は“熱いお湯”や“強い洗浄”や“摩擦”が重なること。
ぬるめで、やさしく洗って、すすぎを丁寧にするほうが結果的に落ち着くことが多いです。
ステップ5:タオルは“押さえる”、ドライヤーは“低〜中温”
濡れた髪は傷みやすいので、タオルでゴシゴシは避けたいところ。
タオルで押さえる→ドライヤーで根元から乾かすが基本です。
「自然乾燥のほうが髪にやさしい?」と感じる人もいますよね。確かにそう思いがちです。
でも頭皮が長時間湿った状態は、かゆみやニオイの原因になりやすいです。
乾かすときは熱で攻めず、距離をとって低〜中温でOKです。
参考:Tips for healthy hair(American Academy of Dermatology)
赤み・かゆみが続くときの受診目安(危険サインと切替ライン)
洗い方を変えても、頭皮の炎症が続くことはあります。
ここは我慢大会にしないで、「いつ受診するか」の目安を持っておくと安心です。
すぐ受診したいサイン(痛い・膿・脱毛斑)
痛み、膿(ブツブツ)、出血、ただれ、急に丸く抜けるなどがある場合は早めの受診が安全です。
炎症が強いタイプの脱毛症(瘢痕性脱毛症など)は、早期対応が大切になることがあります。
「大げさかな…」と思うかもしれません。確かに迷いますよね。
でも、皮膚の病気は自己判断が難しいです。
迷うなら、皮膚科で一度見てもらうのが一番早いです。
参考:Scarring (Cicatricial) Alopecia(Cleveland Clinic)
まずは様子見して良い目安(洗い方変更で改善するか)
赤みやかゆみが軽めで、発熱や膿などがない場合は、まず2週間だけ「刺激を減らす洗い方」を徹底してみる価値があります。
その間に、ヒリつきが減る、フケが落ち着く、かゆみが減るなら方向性は合っています。
「2週間も待てない…」と思いますよね。確かに不安な期間です。
ただ、頭皮のバリアが落ち着くには時間が必要です。
不安が強いなら、様子見せず受診してOKです。
薄毛の型があるなら“オンライン相談”も便利
生え際や頭頂部が3か月以上かけて薄くなっている、家族に同じ薄毛パターンがある、写真で見て進行している…という場合は、洗い方だけで説明しきれないことがあります。
このときは、皮膚科受診に加えて、オンラインのAGAクリニックで無料カウンセリングを使うのも手です。
「オンラインって大げさ?」と感じるかもしれません。確かに最初はハードルがありますよね。
ただ、無料で相談できて、通院時間もいらないのは大きいです。
もしAGAなら、フィナステリドやデュタステリド、ミノキシジル外用などの治療選択肢を医師と整理できます(自己判断での個人輸入は避けましょう)。
| 状態 | まずやること | 受診の目安 |
|---|---|---|
| 軽いかゆみ・つっぱり | 洗い方をやさしく+ぬるま湯+すすぎ長め | 2週間で改善しない |
| 赤み・フケが続く | 低刺激に切替、整髪料を減らす | 悪化/広がる/2週間以上続く |
| 痛い・膿・ただれ | 触らず清潔を保つ | 早めに皮膚科 |
| M字・頭頂部が薄い | 写真で経過確認+生活の乱れ見直し | 3か月以上進行なら医師相談(オンラインも可) |
FAQ:ゴシゴシ洗いと薄毛のよくある疑問
Q. 1日に2回シャンプーしても大丈夫?
A. 皮脂が多い日や運動後などで必要な日もありますが、頭皮が荒れている人は回数が増えるほど刺激が増えがちです。
「2回洗う」より「1回を丁寧に(予洗い+泡+すすぎ)」のほうがうまくいくことが多いです。
確かにベタつきが気になりますよね。その日はお湯洗いだけにする、整髪料を軽くする、も選択肢です。
Q. かゆいから熱いお湯で流すとスッキリする
A. スッキリはしますが、熱いお湯は乾燥を進めてかゆみが戻りやすいです。
「ぬるめ+すすぎ長め」に変え、必要なら皮膚科で原因(皮膚炎など)を確認するのが安全です。
気持ちよさと頭皮の落ち着きは別物、ここが落とし穴です。
Q. 頭皮マッサージはしたほうが良い?
A. 目的が「リラックス」ならOKですが、炎症があるときは刺激になりえます。
確かに血行が良くなるイメージはありますよね。
ただ、いま赤い・かゆいなら、まずは“触る回数を減らす”が優先です。
Q. シャンプーを変えれば一発で治る?
A. 合う・合わないはありますが、まず効きやすいのは洗い方です。
泡立て・すすぎ・こすらない、で改善する人は多いです。
それでもダメなら、香料や洗浄力の強さが刺激になっている可能性もあるので、低刺激に寄せたり医師に相談しましょう。
Q. 抜け毛が増えたとき、洗うのをやめたほうがいい?
A. 基本はやめません。皮脂や汚れがたまると、かゆみが増えて掻く→抜け毛感が増えることがあります。
怖いですよね。確かに洗うのも触るのも不安になります。
だから「回数を減らす」より「やさしく洗う」に切り替えるのが安全です。
Q. どれくらいで頭皮は落ち着く?
A. 軽い荒れなら1〜2週間で変化が出ることがあります。
ただ、悪化する・広がる・痛い・膿がある場合は早めに受診を。
不安が強いときも、受診してOKです。
まとめ
- ゴシゴシ洗いがAGAの直接原因になる可能性は高くない
- ただし摩擦で頭皮が荒れると、かゆみ→掻く→抜け毛感が増えやすい
- 今日からは予洗い→泡→指の腹→すすぎ長め→押さえ拭き+低〜中温ドライ
- 赤みが続く、痛い、膿、急な脱毛斑は皮膚科へ
- 生え際・頭頂部が数か月で薄いならAGAの切り分け(オンライン相談も可)
頭皮にやさしい洗い方の優先度(体感で効きやすい順) 予洗い ██████████ すすぎ █████████ 指の腹 ████████ 泡立て ███████ 湯温(ぬるめ) █████
頭皮をゴシゴシ洗うとハゲるを避けるまとめ
頭皮をゴシゴシ洗うとハゲるのか不安なとき、まず覚えておきたいのは「AGAの原因」と「頭皮が荒れる原因」は別物になりやすい、ということです。
確かに洗った直後に抜け毛が見えると怖いですよね。
でも、焦って洗う強さを上げるほど、赤みやかゆみが悪化して“抜け毛感”が増えることがあります。
だから次の一手はシンプルに、指の腹でやさしく、泡とすすぎで落とす。
それでも赤みが続くなら医師で確認し、薄毛の型があるならオンライン相談も含めて切り分けるのが近道です。
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この記事の根拠(一次情報中心)
- 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版(日本皮膚科学会)
- Minds:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(概要)
- Tips for healthy hair(American Academy of Dermatology)
- Seborrheic dermatitis: Diagnosis and treatment(American Academy of Dermatology)
- Seborrheic dermatitis – Symptoms and causes(Mayo Clinic)
- The Shampoo pH can Affect the Hair: Myth or Reality?(PubMed)
- Scarring (Cicatricial) Alopecia(Cleveland Clinic)


