二日酔いの脱水で抜け毛が増える?
飲み会の翌朝、シャンプーの排水口を見て「え、昨日より明らかに多い…?」と固まる。
その焦り、すごくわかります。
ただ、いきなり安心材料から言うと、二日酔いの脱水“だけ”で翌日に毛根からの抜け毛が急増するケースは多くありません。
多くは「もともと抜けるタイミングの毛がまとまって見えた」「頭皮が乾いて摩擦が増え、切れ毛が混ざった」などで、水分と睡眠を戻すと落ち着くことが多いです。

まずは「脱水を戻す」「寝る」を最優先。
それでも急増が続くなら、原因を切り分ければOKです。
この記事でわかること↓
- 二日酔い翌日に抜け毛が増えて見える“よくある理由”
- 脱水・睡眠・栄養の戻し方(今日からできる手順)
- 切れ毛と抜け毛の見分け方(不安を減らすコツ)
- 危険サインと、受診するならどこが早いか
では、落ち着いて順番にいきましょう。
二日酔いの脱水で抜け毛は増える?まず結論
先に答えです。
二日酔いの脱水“そのもの”で翌日に毛根が弱って抜け毛がドサッと増える、というより、
- (1)もともと抜ける予定の毛が、洗髪でまとまって出た
- (2)脱水+寝不足で頭皮が乾き、摩擦で切れ毛が混ざった
- (3)体調不良(吐き気・下痢など)が強く、体へのストレスが大きかった
このあたりで説明がつくことが多いです。
とはいえ、「でも昨日までこんなに抜けてなかったのに…」って思いますよね。
確かに、排水口の毛の量はメンタルに直撃します。
だからこそ、まずは“見た目の増え方”を整理しましょう。
- 今日〜明日:水分と睡眠を戻す(ここが最優先)
- 3日〜1週間:抜け毛カウントは「毎回数える」より「写真で比較」がおすすめ
- 2週間以上:増え方が続くなら、脱水以外(AGA/皮膚炎/栄養不足など)も視野
脱水と抜け毛が結びつく理由(根拠)
翌日に「増えた!」と感じるのは“まとまって見える”から
翌日に急に増えたように見えるとき、まず多いのが「抜けるタイミングの毛が、たまたま同じ日に回収された」パターンです。
髪は毎日一定数が抜けるのが自然で、洗髪のタイミングやブラッシングの強さで「回収される日」がズレます。
たとえば、前日は軽く流しただけであまり抜けず、翌日はしっかり洗った。これだけでも排水口の量は変わります。
「でも、昨日も普通に洗ったよ?」と思うかもですが、確かにそうですね。
同じ“つもり”でも、飲酒後は眠気でシャンプーが雑になったり、逆に翌朝ゴシゴシしがちだったりします。
まずは同じ条件(洗う時間・回数)で3日だけ様子を見るのが、いちばん判断がブレません。
参考:米国皮膚科学会(AAD)「抜け毛(shedding)はよくある」https://www.aad.org/public/diseases/hair-loss/insider/shedding
二日酔いで脱水が起きやすいのは「利尿+体調不良」が重なるから
二日酔いで喉がカラカラになるのは気のせいではありません。
アルコールは、体が水分をためるためのホルモン(バソプレシン)の働きを弱め、尿が増えやすくなります。
さらに、吐き気・嘔吐・下痢があると、そこで水分と電解質が持っていかれます。
「水を飲んでも飲んでも足りない…」となるのは、ここが重なるからです。
ただ「脱水=すぐ毛根が弱って抜ける」ではなく、まずは体の回復(血流・睡眠・栄養)に影響が出るイメージが近いです。
「でも、軽い二日酔いでも抜けた気がするんだけど?」確かにそうですね。
軽い二日酔いでも、寝不足+乾燥+洗髪の仕方で“増えたように見える”は起きます。
まずは脱水を戻して、頭皮と髪を“乱暴に扱わない日”を作るのが次の一手です。
参考:NIAAA(米国)Hangovers(アルコールと軽い脱水)https://www.niaaa.nih.gov/publications/brochures-and-fact-sheets/hangovers
脱水っぽい日は「抜け毛」より「切れ毛」が混ざりやすい
脱水気味の日は、頭皮や髪の“うるおい”が落ちやすく、摩擦が増えます。
その結果、毛根から抜けるというより途中でプツッと切れる(切れ毛)が混ざりやすくなります。
切れ毛は短い毛が多く、毛先が細く、根元に白い玉(毛根っぽい膨らみ)がつきません。
「でも、短い毛も抜け毛じゃないの?」たしかに紛らわしいですよね。
見分けのコツは、根元側に“白い小さな球”が付いているか。付いていれば抜け毛寄り、付いていなければ切れ毛寄りです。
今日できることは、濡れた髪をゴシゴシ拭かない/ドライヤーを近づけすぎない、これだけでも摩擦はかなり減ります。

まずは根元に白い玉があるか確認。
あとは今日だけ“髪を丁寧に扱う日”にしてみましょう。
二日酔いの夜は睡眠が浅くなりやすく、回復が遅れがち
飲酒すると寝つきは良くなることがありますが、睡眠の質(途中覚醒や睡眠のリズム)が乱れやすいことが知られています。
髪は「寝ている間に伸びる魔法」ではないものの、体の回復が遅れると、頭皮のコンディションも整いにくくなります。
「でも、たった一晩で髪が変わる?」確かにそこは疑問ですよね。
一晩で毛根が壊れるわけではありません。ただ“翌朝の乾燥・だるさ・皮脂バランス”が乱れて、抜けやすく感じるは起きます。
次の一手はシンプルで、翌日は“昼寝よりも早寝”を優先。これが一番リカバリーが効きます。
参考:アルコールと睡眠の質(REMなど)の研究レビュー例(PMC)https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10104364/
本当に「抜け毛が増える」のは、ストレス後2〜3か月の“休止期脱毛”が典型
もし「二日酔いの翌日」ではなく、数か月たってから抜け毛が増えたなら話が変わります。
強いストレス(高熱、手術、急激なダイエット、強い体調不良など)のあと、髪が休止期に寄って抜け毛が増えることがあり、これは休止期脱毛と呼ばれます。
特徴は、原因の2〜3か月後にドッと増え、3〜6か月ほどで落ち着くことが多い点です。
「じゃあ二日酔いは関係ない?」と思うかもですが、確かに“一晩の二日酔い”だけでは典型的な引き金になりにくいです。
ただし、嘔吐が止まらない・数日寝込むレベルの体調不良が続いた場合は、体のストレスとして影響することはあり得ます。
次の一手は、「いつから増えたか」をカレンダーで確認。数か月ズレがあるなら休止期脱毛の線も見えます。
参考:Cleveland Clinic(休止期脱毛はストレスの2〜3か月後に起きやすい)https://my.clevelandclinic.org/health/diseases/24486-telogen-effluvium
二日酔いとは別に、慢性的ならAGAなど“別ルート”を疑う
もし抜け毛が「ずっと増えている」「前髪・頭頂部が薄くなってきた」と感じるなら、二日酔いよりもAGA(男性型脱毛症)など別原因の可能性が上がります。
AGAは、全体が均一に抜けるというより前頭部や頭頂部がパターン化して細く短くなるのが特徴とされます。
「でも、自分は“抜け毛”しか分からない…」確かにそこが一番モヤっとしますよね。
だからこそ、同じ角度で写真(正面・頭頂部)を月1で撮ると判断がラクになります。
次の一手は、2週間〜1か月続くなら一度“AGA目線”でもチェック。早いほど選択肢が増えます。
参考:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/AGA_GL2017.pdf
二日酔い翌日の回復手順:脱水対策のコツ
ここからは「戻し方」です。
ポイントは、水だけで押し切らず、電解質(塩分)と睡眠をセットにすること。
| タイミング | やること(優先順) | 髪・頭皮の扱い |
|---|---|---|
| 起床〜2時間 |
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| 日中〜夜 |
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| 翌日〜3日 |
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「どれくらい飲めばいいの?」と聞きたくなりますよね。
体格や発汗量で変わるので一律は難しいのですが、尿の色は分かりやすい目安です。
厚生労働省の資料でも、尿の色で水分不足をセルフチェックし、濃い場合は水分補給を促しています(熱中症向けですが、目安としては使えます)。https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001088385.pdf
注意:心臓・腎臓の病気で水分制限がある方は、自己判断で一気に増やさず医師の指示を優先してください。
また、厚生労働省の熱中症応急処置でも、経口補水液などの補給が触れられる一方、治療中の病気がある場合は指示に従うよう注意があります。https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/happen.html

二日酔いの翌日は、髪のことより体の回復が先。
体が戻ると、頭皮の感じも一緒に落ち着きやすいですよ。
抜け毛が増えるときの受診目安(危険サイン)
ここは“判断軸”をはっきりさせます。
抜け毛より先に、脱水や体調の危険サインがないかをチェックしてください。
| 優先度 | 目安 | 行動 |
|---|---|---|
| 今すぐ |
| 救急要請・救急受診 |
| 今日中 |
| 内科(または救急外来)で相談 |
| 様子見+切り分け |
| 皮膚科またはAGAクリニックで原因チェック |
脱水症状の一般的なサインとして、喉の渇き、濃い尿、尿回数が少ない、めまい、だるさ等が挙げられています。https://www.nhs.uk/conditions/dehydration/
「受診って、皮膚科?それともAGAクリニック?」で迷いますよね。
確かに、皮膚科でも相談はできます。
ただ、抜け毛が続く/パターン化して薄い気がするなら、最初からAGAを前提に見てもらう方が早いことも多いです。
最近はオンラインAGAクリニックで、写真ベースの相談や無料カウンセリングがあるところもあります。
通院の手間が少なく、まず“原因の切り分け”ができるので、忙しい人ほど使わないともったいないです(押し売りではなく、時間節約の話です)。

そのときは“AGAかどうか”を一回チェックするとスッキリします。
オンラインの無料相談は、最初の切り分けに相性がいいです。
二日酔い・脱水・抜け毛のFAQ
- Q. 水をたくさん飲めば、抜け毛はその場で止まりますか?
- 止まることもありますが、“水だけで即ストップ”を期待しすぎない方が楽です。
確かに脱水は戻したいポイントです。ただ、翌日に見える抜け毛は「回収タイミング」や「切れ毛混在」も影響します。
水分は少量ずつ、可能なら塩分も一緒に。あとは睡眠で回復を早めるのが近道です。
- Q. 抜け毛は何日で戻りますか?
- 二日酔いレベルの一時的な乱れなら、体調が戻る1〜3日で落ち着くことが多いです。
ただし、強い体調不良(数日寝込む等)のストレスがあった場合は、休止期脱毛のように2〜3か月後に増えることがあります。
「翌日から増えて、ずっと続く」場合は脱水より別原因の確認が安心です。
- Q. シャンプーしたらもっと抜けそうで怖いです…洗わない方がいい?
- 怖い気持ち、分かります。確かに、洗うと“目に見える”ので余計に不安になりますよね。
ただ、洗わないと皮脂や汚れが残り、かゆみで掻いてしまうと逆にダメージが増えます。
おすすめは「洗うけど優しく」。爪を立てず、泡でなでるイメージにしてください。
- Q. 二日酔いの翌日に育毛剤や発毛剤を増やした方がいい?
- 焦って増やす必要は基本ありません。
体調が悪い日は刺激でしみたり、頭皮が荒れて逆効果になることもあります。
いつも使っているものは“普段どおり”でOK。まず水分と睡眠を戻しましょう。
- Q. 二日酔いが多いと薄毛が進みますか?
- 飲酒が直接の原因とは言い切れませんが、過度な飲酒が続くと「睡眠の乱れ」「栄養の偏り」「頭皮トラブル」など、薄毛に不利な要素が積み上がりやすいです。
「週に何回までなら絶対OK」と断定はできません。だからこそ、翌日の回復が遅い飲み方(深酒、空腹飲酒、寝る直前の飲酒)を減らすのが現実的です。
二日酔い後に抜け毛が増えると感じたら:まとめ
今日やることチェックリスト
- 水分を少量ずつ(可能なら塩分も一緒に)
- 尿の色を見て、水分不足を把握する
- 今日は早寝(昼寝でごまかさない)
- 髪は優しく洗って、優しく乾かす
- 抜け毛は数えるより写真で比較(同じ角度)
やりがちなNG(抜け毛不安が増えるやつ)
- 一気飲みで水だけを大量に入れる(気分が悪くなることも)
- 二日酔いテンションでゴシゴシ洗う/強くブラッシング
- 排水口の毛を毎回数えてメンタルが削れる
- 体調が悪いのに無理して運動・サウナ(脱水が進みやすい)
【ざっくり時間軸の目安】
飲酒当日 ──→ 翌朝(乾燥/摩擦で“増えたように見える”)
└────→ 1〜3日(体調が戻ると落ち着きやすい)
強いストレスが続いた場合 ──→ 2〜3か月後(休止期脱毛が出ることも)
二日酔いの脱水で抜け毛増える:迷ったらこの結論
翌日に抜け毛が増えた気がしても、まずは水分と睡眠の回復が最優先です。
「でも、これでハゲたらどうしよう…」確かに不安になりますよね。
ただ、二日酔いの脱水だけで毛根が一気にダメになるケースは多くありません。
3日で体調が戻るのに抜け毛だけ続く/2週間以上続くなら、脱水以外(AGA、皮膚炎、栄養、ストレス)を切り分けていきましょう。
次の一手は、写真で変化を見ながら、必要なら医療で確認。これが一番ムダがありません。
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この記事の根拠(一次情報中心)
- NIAAA(米国)Hangovers(脱水とバソプレシン、二日酔い症状)https://www.niaaa.nih.gov/publications/brochures-and-fact-sheets/hangovers
- American Academy of Dermatology(AAD)Hair shedding / telogen effluvium 概要https://www.aad.org/public/diseases/hair-loss/insider/shedding
- Cleveland Clinic Telogen effluvium(2〜3か月後に起きやすい等)https://my.clevelandclinic.org/health/diseases/24486-telogen-effluvium
- NHS Dehydration(脱水の症状)https://www.nhs.uk/conditions/dehydration/
- 厚生労働省:隠れ脱水症の見つけ方(尿の色でセルフチェック)https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001088385.pdf
- 厚生労働省:熱中症が疑われる人を見かけたら(応急処置・水分補給の注意)https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/happen.html
- 日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/AGA_GL2017.pdf
- アルコールと睡眠の質に関する研究例(PMC)https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10104364/


