「コーヒーを飲みすぎるとハゲるって本当?最近コーヒー多めで、抜け毛まで気になってきた…」
仕事や家事で忙しいと、コーヒーが相棒になる日もありますよね。だからこそ、薄毛の噂を見かけると一気に不安になるのも自然です。
結論:コーヒーの飲みすぎ“だけ”でAGA(男性型脱毛症)になるとは言い切れません。ただし、飲む量・時間が原因で睡眠が崩れたり、食事が乱れたりすると、結果として髪が弱って見える(抜け毛が増えた気がする、細くなった気がする)ことは起こり得ます。

- コーヒーの飲みすぎでハゲるは本当?の答え(不安の切り分け)
- カフェインと睡眠・ストレスが髪に“間接的”に効く理由
- カフェイン量の目安(400mg/日)と「何杯」換算のコツ
- 無理なく減らす手順(頭痛を避ける減らし方)
- AGAっぽい変化があるときの受診目安(判断基準)
「コーヒーをやめろ」では終わらせません。続けながら整える方向で、具体的に進めていきます。
結論:コーヒーの飲みすぎでハゲるは本当?
最初に、噂の整理をします。
- コーヒー(カフェイン)=直接AGAになる:現時点で、そう断定できる根拠は強くありません。
- 飲みすぎで睡眠が崩れる/食欲が落ちる/不安感が増える:これは起きやすく、髪にとってはマイナスになりやすいです。
つまり、勝負どころは「量」より生活習慣(特に睡眠)。ここがこの記事の結論です。
なぜ「コーヒー 飲みすぎ ハゲる 本当?」と不安になるのか(根拠)
1) AGAは“コーヒー単独”より、毛周期が短くなる病態(まず別枠で考える)
AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンなどが関わり、髪の成長期が短くなって細く短い毛が増えていく脱毛症です。生え際や頭頂部などパターン化した薄毛が目立ちやすいのが特徴。
「コーヒーが原因かも」と感じても、もし生え際・つむじが薄くなってきたなら、食事や嗜好品のせいにしすぎず、AGAとしての確認も視野に入れるのが合理的です。
参考:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」
2) カフェインは“効く時間が長い”:半減期は平均約5時間(個人差あり)
カフェインの血中半減期は、健康な人で平均約5時間とされます(個人差で1.5〜9.5時間程度の幅)。つまり午後のコーヒーが、夜まで残ることも普通にあります。
参考:NCBI(NIH) Pharmacology of Caffeine
イメージ(半減期5時間のざっくり図)
飲んだ直後 100% |██████████| 5時間後 50% |█████ | 10時間後 25% |███ | 15時間後 12.5% |█ | ※体質・薬・喫煙などで大きく変わります
3) カフェインは就寝6時間前でも睡眠を邪魔し得る(これが髪に響きやすい)
睡眠は“体の修復タイム”。ここが崩れると、体調全体が落ちやすく、結果として抜け毛不安が強まるのは自然な流れです。
研究では、就寝0/3/6時間前のカフェイン摂取を比べ、6時間前でも睡眠に悪影響が出たと報告されています。
参考:Caffeine Effects on Sleep Taken 0, 3, or 6 Hours before Bedtime(Drake 2013, PMC) / AASM(米国睡眠医学会)の解説
さらに成人の推奨睡眠は1日7時間以上が目安。睡眠不足が続くなら、コーヒーの量よりも先にここを整える価値が高いです。
参考:CDC:成人の睡眠(7時間以上が推奨) / Sleep Duration Recommendations(2015, PMC)
4) 「コーヒーは脱水するから髪に悪い」は、少なくとも“飲み方次第”
よくある誤解が「コーヒーは利尿作用=脱水=髪に悪い」。でも、習慣的に飲む人が適量を飲む範囲では、水と同程度に水分バランスを保てたという研究もあります。
参考:No Evidence of Dehydration with Moderate Daily Coffee Intake(Killer 2014, PMC)
ただし、体質的に動悸・下痢・不眠が出るほど飲むなら、そもそも“適量”ではありません。そこは調整対象です。
5) コーヒー(や茶)のポリフェノールは、非ヘム鉄の吸収を下げることがある
薄毛不安の文脈で地味に効くのが「鉄」。鉄不足(特にフェリチン低下など)があると、抜け毛が増える原因の1つになり得ます。
コーヒーやお茶は、食事由来の非ヘム鉄の吸収を下げる可能性があり、鉄栄養の指導では考慮すべきとされています。
だからといって「コーヒー禁止」ではなく、飲むタイミングを工夫するのが現実解です(後半で手順にします)。
6) “飲みすぎ”の正体は、コーヒー単体より「生活の乱れセット」になりやすい
薄毛が気になり始めた頃って、だいたいこうなりがちです。
- 忙しい → コーヒー増える
- 夜も作業 → 夕方以降も飲む
- 寝つき悪い → 睡眠が短い
- 朝つらい → さらにコーヒー
このループが続くと、髪だけじゃなく体もバテます。だからこの記事は、量より習慣に焦点を当てます。

まず知っておきたい:カフェイン量の目安(何杯まで?)
「結局、何杯まで?」の答えは、カフェイン総量で考えるとブレにくいです。
厚生労働省の資料では、海外機関の注意喚起として、健康な成人は400mg/日(コーヒーをマグカップ237mLで約3杯)まで、妊婦等はより少ない量が示されています(※日本でADIは設定されていないとも説明)。
参考:厚生労働省:食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A
| 飲み物の例 | カフェイン量の目安 | メモ |
|---|---|---|
| コーヒー(浸出液) | 60mg/100mL | 抽出条件で変わる(MHLW資料の例) |
| インスタントコーヒー(顆粒製品) | 1杯あたり80mg(2g使用) | “一杯”表記なので計算しやすい |
| 紅茶(浸出液) | 30mg/100mL | コーヒーより少なめの例 |
| 緑茶(せん茶浸出液) | 20mg/100mL | 「お茶ならゼロ」ではない |
| カフェインを多く添加した清涼飲料水(いわゆるエナジードリンク等) | 32〜300mg/100mL | 製品差が大きい(表示確認が必須) |
ポイント:「コーヒーだけで400mgを超えない」より、お茶・エナジードリンク・チョコ・眠気対策の市販薬など、“全部のカフェイン”が合算になることを忘れないことです(MHLWも、カフェイン含有医薬品と飲料の併用注意を記載)。
髪のための“整え方”:コーヒーの飲み方を変える手順(具体策)
ここからは「今日からできる」順に、優先順位でいきます。
手順1:まず“時間”を変える(最重要)
睡眠が乱れているなら、量より先にカフェインの締め時間を決めるのが効率的です。
- 目安:就寝6時間前まで(研究とAASM解説のライン)
- 寝つきが悪い人:さらに早め(昼〜午後早め)にする価値あり
参考:Drake 2013(PMC) / AASM
例(22:30就寝の場合)
22:30 就寝 ↓ 6時間前 16:30 以降はカフェイン無し(まず1〜2週間)
手順2:「減らす」より先に“薄める・置き換える”
急にゼロにすると、頭痛・だるさ・集中力低下が出る人もいます。なので、次の順でいくと失敗しにくいです。
- 1杯目:そのまま(朝の楽しみは残す)
- 2杯目:小さめサイズにする or 薄めにする
- 夕方:カフェインレス(デカフェ) or 麦茶/ルイボスなどへ
手順3:鉄・亜鉛を“邪魔しない”飲み方にする(タイミング調整)
「コーヒーで栄養が全部ムダになる」わけではありません。ただ、鉄が気になる人は飲むタイミングをずらすのが安全策です。
- 鉄を意識したい食事(赤身肉・貝・ほうれん草等)の前後は、コーヒーを1〜2時間ずらす
- 貧血傾向やフェリチンが低いと言われた人は、医療で相談しつつ調整
手順4:砂糖・ミルクの“盛り”を見直す(地味に効く)
薄毛不安の人にありがちなのが「コーヒー増えた」だけでなく、甘いカフェラテや砂糖多めが増えているケース。髪だけの問題ではなく、体調が乱れる原因になりがちです。
- まずは砂糖を半分にする
- 甘い缶コーヒーを、無糖+ナッツ/ヨーグルトに置き換える
手順5:睡眠の“最低ライン”を作る(コーヒー調整の成功率が上がる)
コーヒーを減らすと眠くなる…は、裏を返すと睡眠負債があるサインかもしれません。
- まずは7時間を目標に近づける(難しければ6.5→7の段階でもOK)
- 寝る1時間前は画面を減らし、翌日のコーヒーを減らしやすくする
参考:CDC
| あなたの状況 | まずやる調整 | 目標(2週間) |
|---|---|---|
| 夕方以降も飲む/寝つきが悪い | カフェインの締め時間を「就寝6時間前」に固定 | 入眠と中途覚醒の改善を確認 |
| 1日4杯以上が当たり前 | “1杯を小さく”+午後はデカフェ | 総量を自然に下げる |
| コーヒーで食事を飛ばしがち | 朝:たんぱく質(卵/ヨーグルト)を先に入れる | 栄養の穴を減らす |
| 抜け毛が気になって不安が強い | 睡眠+時間調整+受診目安チェック | 原因を切り分ける |
「飲みすぎ」の見直しライン(判断基準)
「コーヒーは何杯までOK?」は体質差が大きいので、ここはあなた向けの判断基準でいきます。
2つ以上当てはまるなら、まず2週間だけ調整を試すのがおすすめです。
- 午後(夕方以降)に飲むと、寝つきが悪い・眠りが浅い
- コーヒーがないと回らない(実質、睡眠不足の穴埋めになっている)
- 動悸・不安感・胃の不快感が出るのに飲んでいる
- 1日3杯を超え、さらにお茶やエナジードリンクも足している
- 最近、食事の回数が減った/体重が急に落ちた
補足:健康な成人の目安(カフェイン400mg/日)は参考になりますが、睡眠に影響が出ているなら、400mgに届いていなくても“あなたには多い”可能性があります。
薄毛が不安なときの受診目安(AGAの切り分け)
コーヒーを調整しても不安が消えないときは、原因が別にあるかもしれません。ここは煽らず、でも放置しないための目安です。
受診を考える目安(危険サイン)
- 生え際・つむじが明らかに薄くなってきた(パターン化)
- 抜け毛が急に増えて、1〜2か月以上続く
- 円形に抜ける/赤み・痛み・膿/強いかゆみやフケ(皮膚トラブルの可能性)
- 強いだるさ・めまいなど、体調変化がある(貧血や甲状腺などの可能性も)

何科?どこに相談?
皮膚科でも相談できますが、AGAが疑わしい(生え際・つむじ)なら、オンラインAGAクリニックの無料カウンセリングが便利です。通院の手間が少なく、写真や問診で進めやすいので、「まだ治療するか決めてない」段階でも確認目的で使ってOKです。
参考(AGAの基本):日本皮膚科学会ガイドライン
よくある質問(コーヒー 飲みすぎ ハゲる 本当?)
Q1. コーヒーは1日何杯までが目安?
「何杯」は抽出やサイズでブレるので、まずはカフェイン総量で。厚生労働省の資料では、健康な成人で400mg/日(マグカップ約3杯)までという海外機関の目安が紹介されています。睡眠が崩れる人は、量より先に締め時間(就寝6時間前)の設定が効果的です。
参考:厚労省:カフェインQ&A / Drake 2013(PMC)
Q2. カフェイン断ちをしたら髪は生えますか?
「カフェイン断ち=発毛」とは言い切れません。ただ、カフェインを減らして睡眠が改善すれば、体調が戻って抜け毛不安が軽くなる人はいます。狙うべきは“断つ”より、睡眠を守る飲み方です。
Q3. デカフェ(カフェインレス)なら安心?
デカフェはカフェインを減らすのに有用です。ただし「ゼロ」ではない場合もあるので、敏感な人は体感で判断を。夕方以降の置き換え先としてはかなり優秀です。
Q4. エナジードリンクのほうが危ない?
製品によってはカフェインを多く含み、さらに糖分も多いことがあります。厚労省資料でも、カフェインを多く添加した飲料は製品差が大きいと説明され、表示確認が重要とされています。まずは「常用しない」が安全です。
参考:厚労省:カフェインQ&A
Q5. コーヒーは鉄の吸収を邪魔しますか?
コーヒーやお茶は非ヘム鉄の吸収を下げる可能性が報告されています。鉄が気になる人は、鉄を意識した食事の前後を避けて1〜2時間ずらすのが現実的です。
Q6. コーヒーは脱水して髪に悪い?
適量を習慣的に飲む範囲では、コーヒーが水分バランスを悪化させない可能性が示されています。とはいえ、下痢や動悸が出るほど飲むなら調整対象。水分は水やノンカフェイン飲料も併用しましょう。
まとめ:コーヒーの量より“睡眠を守る飲み方”が髪の不安を減らす
- コーヒーの飲みすぎでハゲるとは断定できない(AGAは別枠で確認)
- ただしカフェインで睡眠が崩れると、体調が落ちて抜け毛不安が強まりやすい
- 目安はカフェイン400mg/日(ただし体質差あり)
- 最優先は就寝6時間前でカフェインを締める
- 鉄が気になる人は食事の前後を避けるなど“タイミング調整”が有効
- 生え際・つむじが気になるなら、オンラインAGAクリニックの無料カウンセリングで切り分け(無料で使えるので、使わないともったいない)
次に読む(あなたの状況別)
- 生活習慣:睡眠・ストレス・食事を「現実的に整える」コツ
- AGAの基礎:生え際・つむじが気になる人が最初に読むべき全体像
- よくある疑問:噂に振り回されない“薄毛の考え方”まとめ
- 頭皮の悩み・ケア:かゆみ・フケ・赤みがあるときのチェックポイント
- AGA治療:相談のタイミングと、治療の選択肢(不安の整理)
この記事の根拠(一次情報中心)
- 厚生労働省:食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A
- NCBI(NIH):Pharmacology of Caffeine(半減期など)
- Caffeine Effects on Sleep(就寝6時間前でも影響)(PMC)
- AASM(米国睡眠医学会):カフェインと睡眠の解説
- CDC:成人の推奨睡眠(7時間以上)
- Sleep Duration Recommendations(成人7時間以上)(PMC)
- No Evidence of Dehydration with Moderate Daily Coffee Intake(PMC)
- Inhibition of non-haem iron absorption…(Hurrell 1999, PubMed)
- 日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版


