コーヒーを飲みすぎると、ハゲるって本当…?
朝の一杯がないと始まらないのに、ふと鏡を見たときに「最近薄くなったかも」と感じると、コーヒーまで疑わしく見えてきますよね。
その気持ち、かなり自然です。
ただ、安心してほしいのは“コーヒー=直接ハゲる”と決めつけられる強い根拠は今のところ見当たりません。
一方で、コーヒー(カフェイン)の飲みすぎや飲む時間が合っていないと、睡眠が崩れて抜け毛が増えたように感じたり、頭皮や体調の不調が出たりすることはあります。

睡眠が整うだけで、抜け毛の不安がスッと軽くなる人も多いですよ。
それでも不調が続くなら、医師に確認して“別の原因”を切り分けましょう。
この記事でわかること↓
- コーヒーの飲みすぎで「ハゲる」は本当か(判断軸)
- 本当の影響が出やすいポイント(睡眠・ストレス・栄養)
- 今日からできるカフェイン調整の手順(減らし方・置き換え)
- 受診の目安(AGA/他の脱毛の見分けのヒント)
「怖いからやめる」ではなく、あなたの生活に合う“ちょうどいい飲み方”を一緒に決めていきましょう。
コーヒー飲みすぎでハゲる?まず結論と判断軸
結論:コーヒーを飲むこと自体が、直接AGA(男性型脱毛症)を進めると断定できる根拠は強くありません。
ただし、飲みすぎ(量・時間・濃さ)で睡眠が乱れる/動悸や不安が出る/食事や鉄の吸収を邪魔するなどが重なると、「抜け毛が増えた」「薄毛が進んだ気がする」状態につながることがあります。
迷うポイントはここだと思います。
「でも、コーヒーを飲むと抜け毛が増える気がするんだよ…?」
確かにそうですね。体感があると不安になります。
そこでおすすめの判断軸は、シンプルに次の3つです。
- ①量:1日の総カフェイン量が多すぎないか
- ②時間:夕方〜夜に飲んで睡眠を削っていないか
- ③体調:不眠・動悸・胃の不快感・焦りが続いていないか
この3つに当てはまるなら、まずは調整の価値が高いです。
当てはまらないのに薄毛が進むなら、コーヒー以外(AGAや別の脱毛)を疑って切り分けるほうが早いです。

“やめる”は最後のカードでOK。
調整してもダメなら、他の原因を一緒に探しましょう。
本当の影響はどこ?コーヒーと薄毛の根拠
ここでは「コーヒーが髪に悪いと言われる理由」を、起こりやすい順に整理します。
ポイントは、髪そのものより睡眠・ストレス・栄養に回り道で効いてくるケースが多いことです。
カフェインの上限は「1日400mg」が目安
答え:健康な成人なら、カフェインは1日400mg程度までが「一般的に大きな懸念が少ない」目安として示されています。
日本の厚生労働省のQ&Aでも、健康な成人は最大400mg/日が目安として紹介されています(マグカップ約3杯相当の例)。厚生労働省:食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A
「でも、400mgも飲んでないのに眠れない…」という人もいますよね。
確かにそうですね。カフェインは感受性(効きやすさ)と代謝(抜ける速さ)に個人差が大きいとされています。
まずは「平均的な目安」を知ったうえで、あなたの体感に合わせるのが正解です。
次の一手:まずはざっくり総量を把握しましょう(後の表で計算しやすくします)。
就寝前のカフェインは、睡眠を乱しやすい
答え:コーヒーが薄毛不安につながる一番多いルートは、睡眠を削ることです。
食品安全委員会のファクトシートでは、海外機関の評価として「就寝直前のカフェイン摂取(例:100mg)が一部の成人で睡眠障害を起こす可能性」が示されています。食品安全委員会:食品中のカフェイン(ファクトシート)
睡眠と脱毛については、睡眠障害が脱毛症の負担に関わり得るという整理(観察研究が中心)が報告されています。Sleep disturbance and hair loss(PubMed)
「でも、寝不足と抜け毛って本当に関係あるの?」
確かにそうですね。髪は急に短期で変わるものではないので、実感しづらいです。
ただ、睡眠が崩れると、ストレス反応や回復が乱れ、抜け毛の印象が強くなる人はいます。
次の一手:“眠りたい時間の6〜8時間前にはカフェインを入れない”を目標にしてみてください(後で手順化します)。
カフェインの半減期は平均約5時間、体質で大きく変わる
答え:カフェインは「飲んだらすぐ消える」ものではありません。
NCBI(医療情報の公的データベース)では、健康成人の血中半減期は平均約5時間で、1.5〜9.5時間と幅があると説明されています。NCBI Bookshelf:Pharmacology of Caffeine
イメージしやすいように、ざっくり図にするとこんな感じです(体質で前後します)。
14:00 コーヒー(100%) 19:00 まだ約50%残る 24:00 さらに約25%残る(※半減期5h想定)
「え、夕方の一杯が夜まで残るの…?」
確かにそうですね。これが“眠れないのに理由がわからない”の正体になりがちです。
次の一手:夕方以降に飲んでいるなら、まず時間を前倒しするのがいちばんラクです。
飲みすぎで不安・動悸が出ると、抜け毛の不安が増幅する
答え:カフェインは刺激作用があるので、量や体質によっては不安感・緊張・動悸を強めます。
また、研究ではカフェインがコルチゾール(ストレス反応に関わるホルモン)を増やす反応が示されています。Caffeine stimulation of cortisol secretion(PMC)
「でも仕事が忙しくて、コーヒーないと回らない…」
確かにそうですね。コーヒーは“気合いスイッチ”になりやすい。
だからこそ、量を増やすよりタイミングと置き換えで勝つのがコツです。
次の一手:午後の2杯目以降は、量を半分にする/カフェインレスに置き換えるから始めましょう。
鉄(非ヘム鉄)の吸収は、コーヒーで下がることがある
答え:コーヒーは食事由来の鉄(非ヘム鉄)の吸収を下げることがあります。
古典的ですが引用される研究で、食事と一緒のコーヒーで鉄吸収が低下した報告があります。Inhibition of food iron absorption by coffee(PubMed)
「鉄って髪と関係あるの?」
確かにそうですね。髪だけが原因ではありませんが、鉄不足はだるさや爪の変化などと一緒に起こることもあり、体調面から間接的に気になる人がいます。
次の一手:食事(特に鉄を意識する食事)やサプリの前後1〜2時間はコーヒーを避けると無難です。
コーヒーは「脱水でハゲる」は言い過ぎになりやすい
答え:「コーヒー=脱水」というイメージは強いですが、適量のコーヒーが必ず脱水を起こすとは言いにくいです。
PLOS ONE掲載の研究では、習慣的にコーヒーを飲む人が適量のコーヒーを飲んだ場合、水と同程度の水分補給特性が示唆されています。No Evidence of Dehydration with Moderate Daily Coffee Intake(PMC)
「でもトイレは近くなるよね?」
確かにそうですね。利尿作用でそう感じる人はいます。
ただ、薄毛対策としては“脱水より睡眠”のほうが優先度が高いことが多いです。
次の一手:水分が気になるなら、コーヒー1杯につき水をコップ1杯を目安に足してみてください。
AGAの主因はコーヒーではなく、ホルモン感受性と遺伝が中心
答え:生え際や頭頂部が薄くなるAGA(男性型脱毛症)は、主にジヒドロテストステロン(DHT)などの影響で毛包が小さくなる仕組みが知られています。NCBI Bookshelf:Androgenetic Alopecia(StatPearls)
「じゃあ、コーヒーをやめても意味ない?」
確かにそうですね。AGAが主因なら、コーヒー調整だけで止めるのは難しいことが多いです。
でも、睡眠や体調が整うと“不安の増幅”が減って、次の行動が取りやすくなるのは大きいです。
次の一手:コーヒーは整えつつ、薄毛の型(AGAっぽいか)をチェックしていきましょう。
飲みすぎを減らす調整手順(時間・量・睡眠)
ここからは、実際に「やめる」ではなく「整える」手順です。
いきなりゼロにすると頭痛やだるさ(離脱症状っぽさ)が出る人もいるので、段階的が安全です。
まずは「今の量」を3日だけ記録する
答え:調整は“敵(総量)を知る”のが先です。
「でも面倒…」
確かにそうですね。なので3日だけでOK。メモアプリに「コーヒー2、緑茶1」みたいに書くだけで十分です。
| 飲み物(目安) | 量 | カフェインの目安 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| ドリップコーヒー | 1杯(約200ml) | 約80mg前後 | 店や濃さで変動 |
| エナジードリンク | 1缶(250ml) | 約80mgの例 | 商品差が大きい |
| 紅茶 | 1杯 | コーヒーより少なめのことが多い | 濃さで変動 |
| 緑茶 | 1杯 | さらに少なめのことが多い | “積み上げ”に注意 |
| カフェイン錠剤/粉末 | 製品による | 高用量になりやすい | まず避けたい |
※カフェイン量は製品・抽出方法で変わります。数値は「ざっくり把握」のための目安です。
含有量の例は食品安全委員会の情報も参考になります。食品安全委員会:食品中のカフェインについて
次の一手:合計がだいたい400mg/日に近いか、それより少ないのに不眠があるか、を見てください。
(厚生労働省のQ&Aでも健康な成人の目安として400mg/日が紹介されています。)厚生労働省Q&A
いちばん効くのは「カフェインの最終便」を前倒し
答え:睡眠が気になるなら、減量より先に時間の前倒しが効きます。
「でも夕方の会議が眠い…」
確かにそうですね。そこでおすすめは、昼過ぎに最後の“本カフェイン”を置くことです。
- 目標:寝たい時刻の6〜8時間前まで(体質で調整)
- どうしても必要:夕方以降は半量 or カフェインレス
次の一手:まずは「夕方の1杯」を“デカフェ”にするだけでもOKです。

ただ、睡眠が崩れるなら「あなたに合ってない時間」なだけ。
時間を動かすのは、いちばん失敗しにくい調整です。
減らすなら「1日あたり1/2杯」くらいの小刻みがラク
答え:頭痛が心配なら、少しずつが安心です。
「でも、そんなに細かくできる?」
確かにそうですね。簡単なやり方は2つだけ。
- 量を半分:いつもの半分サイズにする
- 濃さを半分:薄める/抽出を短くする
次の一手:まずは2杯目を半分にして、体感(眠気・焦り・寝つき)を見てください。
“鉄・サプリ・食事”の前後は1〜2時間あける
答え:コーヒーは鉄吸収を邪魔することがあります。
「サプリ飲んでるけど、朝コーヒーと一緒だ…」
確かにそうですね。これは“やりがち”です。
- 鉄やマルチビタミンを飲むなら、コーヒーと時間をずらす
- 朝は「水→食事→サプリ→しばらくしてコーヒー」でもOK
次の一手:まずは“一緒にしない”だけで十分です。鉄吸収とコーヒー(PubMed)
1週間の“調整プラン”を置いておきます
答え:迷ったら、この順でやると失敗しにくいです。
「続くか不安…」
確かにそうですね。完璧じゃなくてOK。7割できれば合格です。
| 期間 | やること | 狙い | チェック |
|---|---|---|---|
| 1〜3日目 | 飲んだ回数と時間だけメモ | 現状把握 | 夕方以降が多い? |
| 4〜5日目 | 最終カフェインを前倒し(デカフェ併用) | 睡眠改善 | 寝つき/中途覚醒 |
| 6〜7日目 | 2杯目を半量 or 置き換え | 総量調整 | 頭痛/だるさは? |
| 2週目 | 必要ならさらに半量、食事・鉄と時間をずらす | 安定化 | 抜け毛不安の変化 |
次の一手:睡眠が改善したかを最優先で見てください。そこが変わると、髪の不安も整理しやすくなります。
ハゲる不安が続くときの受診目安(自己チェック)
コーヒーを整えても「薄毛が進んでいる気がする」「抜け毛が止まらない」なら、次は原因の切り分けです。
コーヒーを責め続けるより、早くラクになります。
まずは“型”を見る:AGAっぽい?それとも全体?
- AGAっぽい:生え際(M字)や頭頂部が薄くなる、徐々に進行
- 全体的:全体が薄い、急に抜け毛が増えた感じ(休止期脱毛なども)
「でも自分じゃわからない…」
確かにそうですね。写真を同じ角度で月1回撮るだけでも判断しやすくなります。
早めに医師へ相談したほうがいいサイン
- 抜け毛が急に増えて2〜3か月続く
- 頭皮の赤み・痛み・かゆみ・膿がある
- 円形に抜ける、眉や体毛も減るなどいつもと違う
- コーヒー調整をしても不眠や動悸が続く
- 家族歴があり、生え際/頭頂部が明らかに進行している
休止期脱毛(強いストレスや体調変化などが引き金になり、抜け毛が増えるタイプ)は、原因の切り分けが大切です。British Association of Dermatologists:Telogen effluvium
皮膚科とオンラインAGAクリニック、どう選ぶ?
答え:目的で選ぶのがいちばん納得感があります。
- 皮膚科(対面)が向く:頭皮の炎症、湿疹、強いかゆみ、円形脱毛、出血や痛みなど「皮膚の病気」っぽい
- オンラインAGAクリニックが向く:典型的なAGAの相談、治療の選択肢の整理、費用感の確認、継続管理(通院が負担な人)
「オンラインってちゃんとしてるの?」
確かにそうですね。心配になります。
ただ、AGAのように経過を見ながら継続する治療はオンラインと相性が良い場面もあります。
無料カウンセリングを用意している所も多く、“相談だけ”で判断材料を増やせるのはメリットです(押し売りっぽい所は避ければOK)。
次の一手:コーヒー調整を2週間やっても不安が強いなら、一度相談して「原因の当たり」をつけるのが近道です。
コーヒーと薄毛のFAQ(よくある疑問)
Q. 何杯から「飲みすぎ」になりますか?
A. 目安は人それぞれですが、健康な成人のカフェインは1日400mg程度が一つの基準として示されています。
ドリップ1杯を約80mgとすると、5杯で400mg近くになります。
ただし体質差が大きいので、不眠・動悸・焦りが出るなら量が少なくても“あなたにとって多い”可能性があります。厚生労働省Q&A
Q. デカフェ(カフェインレス)なら薄毛に安心?
A. デカフェはカフェインがゼロではないこともありますが、夜の睡眠を守る目的ならかなり役立ちます。
「でも味が物足りない…」
確かにそうですね。最初は夕方の1杯だけデカフェからが現実的です。
Q. 眠気覚ましにエナジードリンクはアリ?
A. たまになら否定はできませんが、エナジードリンクは商品によってカフェイン量が高く、短時間に増えやすいので注意が必要です。
食品安全委員会の情報でも、エナジードリンクのカフェイン量の例が示されています。食品安全委員会ファクトシート
Q. コーヒーをやめたら抜け毛は止まりますか?
A. もし原因が「睡眠の乱れ」や「動悸・不安」などに強く寄っているなら、調整で落ち着く可能性はあります。
ただ、AGAのように別の主因がある場合、コーヒーだけで止めるのは難しいことも多いです。
「じゃあ何をすれば…」
確かにそうですね。だからこそ、まず2週間調整して、変化がなければ医師で切り分け、が合理的です。
Q. AGA治療薬とコーヒーは一緒に飲んでいい?
A. 一般論としては、処方薬は医師・薬剤師の指示が最優先です。
AGA治療では、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルなどが選択肢として扱われます。
「コーヒーと一緒に飲むと効かない?」と不安なら、受診時に必ず確認してください。
(食事やサプリとの兼ね合いは、鉄などで影響が出ることがあるため、時間をずらすのが無難です。)
まとめ:コーヒー飲みすぎを整えると薄毛不安は減る
最後に、今日から迷わないように要点をまとめます。
- コーヒーが直接ハゲると断定できる強い根拠は今のところ乏しい
- ただし飲みすぎ×時間で睡眠が崩れると、抜け毛不安が強まりやすい
- 目安はカフェイン400mg/日(健康な成人)だが、体質差が大きい
- 最初にやるのは「量」より最終カフェインの前倒し
- 2週間整えても不安が続くなら、AGA/別の脱毛を医師で切り分ける
簡易チェックのイメージも置いておきます。
睡眠が乱れる(寝つけない/中途覚醒) ███████ 最優先で調整 夕方以降も飲む ██████ まず前倒し 1日量が多い █████ 半量/置き換え 食事・鉄サプリと一緒 ████ 1〜2時間ずらす それでも進行感 ███████ 医師で切り分け
コーヒー飲みすぎでハゲるは本当?の結論
答え:コーヒーの飲みすぎでハゲるのは「直接の因果」というより、睡眠・体調・栄養の乱れを介して薄毛不安が強くなるケースが多いです。
「じゃあ、今日から何をする?」
確かにそこが大事ですね。まずは最終カフェインを前倒しして、2週間だけ睡眠を守ってみてください。
それでも不調や薄毛の進行感が続くなら、医師で確認して“別の原因”を切り分けましょう。
次に読む(あなたの状況別)
- 生活習慣:睡眠・食事・ストレスを整えて、抜け毛不安を減らしたいあなたへ
- AGAの基礎:生え際・頭頂部の薄毛が気になり始めたら、まず“型”を知る
- AGA治療:治療の選択肢(フィナステリド/デュタステリド/ミノキシジル)を整理したい
- よくある疑問:食べ物・飲み物・習慣と薄毛の関係を、ひとつずつ不安解消したい
この記事の根拠(一次情報中心)
- 厚生労働省:食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A
- 食品安全委員会:食品中のカフェイン(ファクトシートPDF)
- FDA:How Much Caffeine is Too Much?
- EFSA:Scientific Opinion on the safety of caffeine(2015)
- NCBI Bookshelf:Pharmacology of Caffeine(半減期の説明)
- Sleep disturbance and hair loss(PubMed)
- Inhibition of food iron absorption by coffee(PubMed)
- No Evidence of Dehydration with Moderate Daily Coffee Intake(PMC)
- Caffeine stimulation of cortisol secretion(PMC)
- NCBI Bookshelf:Androgenetic Alopecia(DHTと毛包のミニチュア化)
- British Association of Dermatologists:Telogen effluvium


