デュタステリドとフィナステリドの違い|どっちを選ぶ?効果・副作用・切り替え判断まで初心者向けに整理

この記事には、PRが含まれている場合があります。目障りな方はPRを飛ばしてお読みくださいませ。

「どっちが正解?」を3分で整理。デュタステリド vs フィナステリド“迷わない選び方” AGA治療

「デュタステリドとフィナステリドって、結局なにが違うの?どっちを選べばいい?」

AGA治療を調べ始めたとき、まずここで止まる人は多いです。名前が似ているし、“強い/弱い”みたいな話も出てきて、余計に迷いますよね。

結論から言うと、どっちが「正解」とは言い切れません。ただし、あなたの目的(進行を止めたい/より改善も狙いたい)、不安(副作用、献血、健診)、今の状況(進行スピード、続けやすさ)で、向き不向きはかなり整理できます。

薄毛アドバイザー星田
薄毛アドバイザー星田
「強い方=勝ち」って思うと迷子になります。違いは“効き方の設計”と“生活上の注意点”。あなたの生活に合うほうを選ぶのが、いちばん続きます。
  • デュタステリドとフィナステリドの違い(作用・評価・注意点)
  • 「どっち?」を決める判断軸(目的/不安/切替ライン)
  • 副作用が怖い人向けの見方と対処
  • 今日→1週間→1か月→3か月→6か月の進め方
  • 受診で医師に聞くべき質問テンプレ

読み終える頃には、「自分はどっち寄りか」「まず何からやればいいか」が固まるはずです。では本編へいきましょう。

デュタステリドとフィナステリドの違い|結論:どっちを選ぶ?

まず超ざっくり整理します(細かい根拠はこのあと)。

  • フィナステリド:主に5α還元酵素Ⅱ型を抑えて、DHT(ジヒドロテストステロン)を減らし、男性型脱毛症の進行を遅らせる薬。用法の目安は「3か月で兆し、通常6か月で評価」。
  • デュタステリド1型+2型の5α還元酵素を抑える薬。用法の目安は「12週で改善のこともあるが、通常6か月で評価」。PSAや取り扱い注意がより強く書かれている。

迷ったときの現実的な考え方はこの3つです。

  1. 初回で「まず止めたい」:フィナステリドから相談されることが多い(継続しやすさ重視)。
  2. 進行が早い/6か月見ても止まり切らない:デュタステリドを「候補」として医師に相談(切り替え判断)。
  3. 献血・健診・取り扱い(同居人が妊娠中など)の事情がある:生活上の制約が少ないほうを優先。

ここから先は、“なぜそう言えるか”を一次情報中心に解いていきます。

まずは「薄毛の進み」を誤判定しない(照明・濡れ髪・分け目固定)

薬の「どっち」を考える前に、意外と多いのが見え方の錯覚です。ここで誤判定すると、必要以上に強い選択をしたくなったり、逆に「効かない」と早合点してしまいます。

誤判定が起きやすい“あるある”

  • 照明:上からの強いライト、蛍光灯、窓際の逆光は、頭頂部が薄く見えやすい
  • 濡れ髪:束になって地肌が透ける(乾いた状態と比較しない)
  • 分け目固定:同じ分け目を続けると地肌が見えやすくなる(分け目の“見え方”が主役になりがち)
  • 短髪直後:切った直後は地肌が見える面積が増えて「進んだ?」と感じやすい
  • 整髪料の付け方:テカり+束感で薄く見える(特に頭頂部)

おすすめの比較ルール(迷走防止)

  • 同じ場所・同じ時間帯(できれば昼)で撮る
  • 乾いた髪、整髪料なし、同じ髪型(セット)で
  • 頭頂部は「真上+斜め後ろ」も撮る
  • 2週間単位では揺れるので、基本は月単位で見る

この“誤判定潰し”は、後半の「6か月の切り替え判断」に直結します。

根拠:デュタステリドとフィナステリドの違いを決める6つのポイント

1)効き方の土台:5α還元酵素の「どれを抑えるか」が違う

AGAは、テストステロンがDHTに変換され、その影響で毛が細く短くなる(軟毛化)方向へ進みやすい、と説明されます(病態は複雑ですが、薬の狙いはここ)。

イメージで言うと、「DHTという蛇口」を締める薬です。
フィナステリドは“主に1つの蛇口(Ⅱ型)”、デュタステリドは“2つの蛇口(1型+2型)”を締める設計、という整理ができます。

2)DHT低下のデータ:デュタステリド0.5mgは血清DHTを大きく下げる

デュタステリドのデータとして、前立腺肥大症患者での薬力学の記載になりますが、0.5mg反復投与で血清中DHTが用量依存的に低下し、6か月の0.5mgで約89.7%減少と書かれています。デュタステリド医薬品インタビューフォーム(JAPIC)

一方で、フィナステリドは「5α還元酵素Ⅱ型を選択的に抑制し、DHT低下作用により進行遅延」といった枠組みで説明されます。フィナステリド電子添文(PMDA)

ここが“強い/弱い”の話の出どころですが、重要なのはあなたにとって「必要な強さ」かどうかです(副作用リスクや生活上の制約もセットで考える)。

3)効果判定の目安:どちらも「通常6か月」で評価が軸

早く結果が欲しい気持ちは分かります。ただ、一次情報では評価目安が明確に書かれています。

  • フィナステリド:3か月の連日投与で効果が発現する場合もあるが、効果確認まで通常6か月。6か月以上投与しても進行遅延がみられない場合は中止を検討、と記載。フィナステリド電子添文(PMDA)
  • デュタステリド:12週間で改善のこともあるが、治療効果評価には通常6か月が必要。6か月以上で改善がなければ中止を検討、と記載。デュタステリド電子添文(PMDA)

つまり「どっちでも、焦って2か月で結論を出すのは損」になりやすい、ということです。

4)副作用:種類は似ている。ポイントは「早期発見と相談の基準」

両方とも、性機能に関する副作用、抑うつ関連、肝機能、乳房関連などが記載されています。出る/出ないは個人差が大きいので、ここは“怖がる”より“基準を決める”が勝ちです。

薄毛アドバイザー星田
薄毛アドバイザー星田
副作用は「ゼロか100」じゃなくて、“気づけるか”が大事。先に「相談するサイン」を決めておくと、始める怖さが一段下がります。

5)PSA(前立腺の検査値)が下がる:健診・泌尿器科では必ず申告

これは見落としやすい重要ポイントです。

  • フィナステリド:男性型脱毛症患者でPSAが約40%低下した記載があり、PSA評価では2倍した値を目安とする旨が書かれています。フィナステリド電子添文(PMDA)
  • デュタステリド:前立腺肥大症患者で0.5mg/日投与時、6か月後にPSAが約50%減少し、評価時は2倍した値を目安とする等の注意が詳しく記載されています。デュタステリド電子添文(PMDA)

健診でPSAを測る可能性がある人は、「AGA薬を飲んでいる」と必ず伝えるのが安全です。

6)体内に残る時間(半減期)と献血ルール:ここは大きな違い

生活への影響が出やすいのがこのポイントです。

「献血したい」「献血するかもしれない」人は、この差は大きいです。

違いの全体像(早見表)

比較ポイントフィナステリドデュタステリド
効き方5α還元酵素Ⅱ型を選択的に抑制(DHT変換を抑える)
一次情報
5α還元酵素1型+2型を阻害
一次情報
適応男性における男性型脱毛症の進行遅延(女性は適応なし等)
一次情報
男性における男性型脱毛症(女性・小児は禁忌)
一次情報
評価の目安3か月で兆しのことも/通常6か月で確認、継続が重要
一次情報
12週で改善のことも/通常6か月で評価
一次情報
PSAへの影響PSA低下(評価は2倍目安等)
一次情報
PSA低下(6か月以降を新ベースライン等、注意が詳細)
一次情報
体内に残る目安半減期 約3〜4時間(IF記載)
一次情報
半減期が長い(定常状態 t1/2 3.4±1.2週間 等)
一次情報
献血服薬中止後1か月献血不可(案内記載)
一次情報
服薬中止後6か月献血不可(案内記載)
一次情報

ポイント:デュタステリドは「抑える範囲が広い」一方で、PSA・取り扱い・体内残存・献血など生活面の注意が濃くなります。フィナステリドは比較的シンプルに続けやすい設計、と整理すると迷いが減ります。

具体策:あなたが迷っている今からの進め方(今日→1週間→1か月→3か月→6か月)

「どっち?」は、情報を集めるほど迷いが増えます。そこで、順番を固定して迷走を止めます。

今日:判断材料を3つだけ用意する

  • 薄毛の部位(生え際/頭頂部/全体)と、進行スピード感
  • 生活上の制約(献血、健診、同居環境、飲み忘れやすさ)
  • 不安の中心(副作用が怖い/費用/続けられるか)

1週間:誤判定しない「写真ルール」をセット

  • 同条件の写真を撮る(乾いた髪、整髪料なし、同時間帯)
  • 抜け毛は「本数」より「急増しているか」を見る(季節変動もある)
  • 頭皮トラブル(赤み・かゆみ・フケ)があるなら先に皮膚科相談も検討(炎症で抜け毛が増えることがある)

1か月:飲み忘れ対策=あなたの勝ち筋

AGA薬は、続けた人が勝ちやすいジャンルです。飲み忘れを減らす工夫は、薬選びと同じくらい効きます。

  • 歯磨き後、寝る前など、毎日やっている行動にくっつける
  • ピルケース・アラーム・カレンダーで「やった/やってない」を可視化
  • 副作用が気になるなら、体調メモ(睡眠・気分