「AGAの診察って、何を伝えればいいんだろう?」
初めての受診だと、緊張して頭が真っ白になりがちです。薄毛の悩みはデリケートだし、変に思われたくない気持ちも自然なこと。
結論から言うと、AGA診察前の準備は「写真」「質問」「希望条件」の3点をまとめておくだけで、診察の質がグッと上がります。難しいことは不要。必要なのは“情報を整える”ことです。

- AGA診察前に何を準備すればいいか(最短チェックリスト)
- 写真で起きがちな「薄く見える誤判定」の解消法
- 診察で困らない質問テンプレと希望条件のまとめ方
- 受診の目安(危険サイン/切替ライン)
- 初診でよくある不安への答え(FAQ)
この記事は、あなたが診察で遠慮せずに相談できるように、準備を“順番”でまとめたガイドです。今日から一緒に整えていきましょう。
結論:AGA診察前の準備は「写真・質問・希望条件」の3点セット
最初に即答です。診察前に用意するのは、次の3つだけで十分です。
- 写真:いまの状態が伝わる(+できれば過去写真)
- 質問:診察で聞きたいことを5〜10個メモ
- 希望条件:目標・予算・通院/手間の上限を一言で言える
ポイント:「完璧に揃えてから受診」ではなく、揃えられる範囲で“判断材料”を増やすのが目的です。
| 準備するもの | 中身(例) | なぜ効く? |
|---|---|---|
| 写真 | 正面/左右/頭頂/生え際(同条件で)+過去の写真があれば | 進行度の推定や、あなたが感じている変化が共有しやすい |
| 質問 | 診断は?進行度は?治療の選択肢は?副作用は?費用は?など | 聞き漏れが減り、納得感が上がる |
| 希望条件 | 現状維持/発毛、月の上限、通院頻度、内服/外用の手間の許容 | 現実的に続くプランに寄せられる |
AGA診察前の準備が重要な理由(根拠)
「準備って、そんなに意味あるの?」と思うかもしれません。ここでは、準備が診察の質に直結しやすい理由を、できるだけ噛み砕いて説明します。
医師の判断は「問診情報」が土台になる
薄毛の診察は、目で見える情報(頭皮・毛の状態)だけで決まりません。いつから/どこが/どんなふうに変化したか、生活習慣や服用中の薬など、問診情報が“地図”になります。
地図が白紙だと、医師は遠回りになりがち。逆に、メモがあると最短距離になりやすい、というイメージです。
写真は「状態の共有」と「変化の比較」に強い
薄毛は、本人の体感と、第三者が見た印象がズレやすい悩みです。そこで写真が役立ちます。
実際、男性型脱毛症の評価では、研究やガイドライン内でも頭頂部の写真評価(スコアリング)が用いられる記載があります。つまり写真は、主観を減らして状態を比べる“道具”になり得ます。
「AGAじゃない脱毛症」を混ぜないためにも準備が効く
薄毛=すべてAGA、とは限りません。脱毛症には種類が多く、原因によって対応も変わります。
あなたが準備した「いつから」「急に増えたか」「円形に抜けたか」「赤み・かゆみはあるか」といった情報は、AGA以外の可能性を拾う助けになります。
服用中の薬・持病情報は“安全性チェック”の要
AGA治療では、状態に応じて内服薬・外用薬などの選択肢が検討されます。その際に大事なのが飲み合わせや体調の前提です。
診察で「実はこの薬を飲んでます」を後出しすると、説明がやり直しになったり、判断が保留になったりします。お薬手帳やメモがあるだけでスムーズです。
治療は“継続”が前提になりやすい:希望条件がないと迷子になりがち
AGAの対策は、短距離走よりマラソンになりやすい分野です。だからこそ「発毛したいのか、まずは現状維持が目標か」「月の上限はいくらか」「通院はどれくらい可能か」など、希望条件があると、現実的なプランに寄せやすくなります。
オンライン診療では「写真とメモ」がさらに重要になりやすい
オンライン診療を選ぶ場合、対面よりも自己申告情報の比重が増えやすいです。写真の条件が揃っているほど、相談が具体的になりやすいのは大きなメリットです。

具体策:AGA診察前の準備を“順番”で(今日→1週間→当日)
ここからは実行パートです。今日から順番に進めればOK。完璧主義は捨てて、できるところまでで十分です。
今日:まずは「定点写真」を1セットだけ撮る(10分)
写真は“映え”ではなく、比較できることが正義です。まずは次の4方向を、同じ条件で撮ります。
- 正面(生え際が分かる)
- 左右(こめかみ〜側頭部の密度)
- 頭頂(つむじ周り)
- 生え際アップ(必要なら)
誤判定に注意:薄毛は写真条件で“盛大に”見え方が変わります。次の条件に当てはまると、薄く見えやすいので要注意です。
写真で薄く見えがちな「あるある」
- ダウンライト(頭頂に影が落ちて地肌が強調される)
- フラッシュ(反射で“透け”が増えることがある)
- 濡れ髪(束になってボリュームが減る)
- 分け目固定(同じ場所に負担&地肌が見えやすい)
- 短髪直後(地肌のコントラストが上がる)
この条件に心当たりがあるなら、まずは自然光(窓の横)+髪は乾いた状態+整髪料なしで撮り直してみてください。「え、意外と大丈夫かも?」となることもあります。
| 項目 | おすすめ | 避けたい例 |
|---|---|---|
| 光 | 昼の自然光/明るい室内灯(一定) | 真上のダウンライト/強いフラッシュ |
| 髪の状態 | 完全に乾いた状態/整髪料なし | 濡れ髪/ワックスで束感 |
| 距離・角度 | 同じ場所・同じ距離(目印を作る) | 毎回バラバラ(近い/遠い) |
| 加工 | 加工なし(フィルタOFF) | 美肌/明るさ自動補正の強い加工 |
今日:困りごとを「3行メモ」にする(5分)
診察で一番困るのは、「どこから話そう…」で時間が溶けること。なので3行メモにします。
- ① いつから:例)半年前から気になり、ここ1〜2か月で進んだ気がする
- ② どこが:例)つむじと生え際(M字気味)が気になる
- ③ 何が困る:例)写真で地肌が目立つ/セットが決まらない/抜け毛が増えた気がする
この3行があるだけで、問診がスムーズになります。
1週間以内:過去写真を「3点」だけ探す(15分)
過去写真は“見つかればラッキー枠”です。探すのは3点だけでOK。
- 3か月前(直近の変化)
- 6か月前(進行スピードの目安)
- 1年前(長期の差)
自撮りでなくても、旅行・イベントの写真で、頭頂や生え際が少しでも写っていれば参考になります。
1週間以内:「服用中の薬・サプリ」を1枚のメモにする(5分)
薬の名前が正確だと、診察はかなりラクになります。お薬手帳があれば最強。なければ、スマホのメモにこう書きます。
- 薬/サプリ名(分かる範囲で)
- いつから
- 1日の回数
- 副作用っぽいことがあったか(あれば)
また、健康診断の結果(特に血液検査)が手元にあれば、持参できると安心材料になります(必須ではありません)。
予約前日:質問を「優先順位つき」で5〜10個にする
質問は多くてOK。ただし優先順位が大事です。おすすめは「上から3つは必ず聞く」方式。
| カテゴリ | そのまま使える質問例 |
|---|---|
| 診断・進行度 | 「AGAの可能性はどれくらいですか?他の脱毛症の可能性はありますか?」 「進行度はどの段階ですか?根拠(所見)も教えてください」 |
| 治療の選択肢 | 「内服薬・外用薬・その他の選択肢のメリット/デメリットは?」 「自分の優先(発毛/現状維持)なら何が現実的ですか?」 |
| 副作用・安全性 | 「起こり得る副作用と、頻度感・対処法は?」 「体調変化が出た時の連絡先と判断基準は?」 |
| 費用・継続 | 「月々の費用の内訳は?1年続けた場合の目安は?」 「通院頻度はどれくらい?オンライン診療への切替は可能?」 |
| 効果判定 | 「効果は何で見ますか?写真?抜け毛?いつ頃を目安に見直しますか?」 |
質問メモは紙でもスマホでもOK。診察中に見返せる形が大正解です。

予約前日:希望条件を「一言+3つの上限」でまとめる
希望条件は、医師に“あなたの現実”を伝えるパーツです。難しく考えず、次の型でOK。
- 目標(どこまで):例)「まずは進行を止めたい/可能なら発毛も狙いたい」
- 予算(上限):例)「月○円くらいまで」
- 手間(上限):例)「毎日の内服はOK、外用は1日1回までなら続けられそう」
- 通院(上限):例)「月1回ならOK、平日は難しい」
ここが整理できると、提案されたプランを「自分の生活に合う/合わない」で判断しやすくなります。
当日:頭皮は“見てもらう日”仕様にする(できる範囲で)
当日は、できる範囲で次を意識すると診察がスムーズです。
- 前日または当日に洗髪(頭皮の状態が見やすい)
- 整髪料は控えめ〜なし(毛穴・皮脂・毛の状態が見やすい)
- 帽子は直前に外して軽く整える(蒸れや寝癖の影響を減らす)
ただし、仕事帰りで難しい日もあります。その場合は「今日は整髪料がついてます」と一言添えれば大丈夫。隠さず共有するのが一番です。
当日:写真は「アルバム1つ」にまとめて提示しやすく
スマホのアルバムに「AGA診察用」フォルダを作り、そこに今日撮った写真+過去3点を入れておくと、見せるのが一瞬で終わります。
ファイル名に日付を入れられるならベター(例:2026-01-09_頭頂)。できなくてもOKです。
オマケ:診察の“納得度”が上がる簡易メモ術
診察中は情報が多くなりがち。メモは次の3つだけ書けば、あとで思い出せます。
- 診断(仮でも):例)AGAの可能性高い/他の脱毛症も鑑別
- 方針:例)まずは外用薬+生活調整、○か月で評価
- 次の一手:例)血液検査の有無、次回予約、注意点
準備が揃うほど、診察が具体的になりやすい(イメージ) 写真 ■■■■■■■■ 質問 ■■■■■■■ 希望 ■■■■■■ →説明の具体性・納得感が上がりやすい
受診目安:迷った時の“切替ライン”と危険サイン
「受診するほどではない?」と迷う時は、次の順で判断するとブレにくいです。
切替ライン:まずは誤判定を潰して、それでも気になるなら相談
- 写真条件を整えて2回撮り直す(自然光・乾いた髪・整髪料なし)
- 1〜3か月の範囲で、変化が続く/範囲が広がるなら相談
- 自分では判断がつかないなら、早めに一度相談(情報収集でもOK)
早めの受診が向きやすいサイン(AGA以外も含む)
- 円形に抜ける、短期間で急に増えた
- 赤み・かゆみ・痛み・フケが強い
- かさぶた、ただれ、傷のような部分がある
- まゆ毛・体毛など、頭以外にも変化がある
これらはAGA以外の脱毛症や皮膚トラブルの可能性もあるため、皮膚科領域での確認が安心です。
市販の発毛剤・外用薬を使っていて「体調変化」がある場合
外用のミノキシジル製剤などは、使用上の注意として、胸の痛み、動悸、めまい、むくみ、急な体重増加などが出た場合に相談する旨の記載があります。
無理はしないで、説明書を手元に置きつつ、医師または薬剤師へ相談してください。

FAQ:AGA診察前の準備でよくある質問
Q1. 写真は必須ですか?
A. 必須ではありません。ただ、医師と「どこが、どれくらい」を共有しやすくなるので、可能ならおすすめです。最低でも当日撮った1セットがあると話が早いです。
Q2. フラッシュは使った方がいい?
A. まずはフラッシュなしでOKです。反射で地肌が強調されることがあります。暗い場合は、窓の横など自然光に寄せると再現性が上がります。
Q3. 濡れた髪で撮るのはダメ?
A. 比較目的なら、基本は乾いた髪が向いています。濡れ髪は束になり、薄く見えやすいからです。どうしても撮るなら「濡れ髪の写真」と明記しておくと誤解が減ります。
Q4. 診察当日は髪を洗って行くべき?
A. 可能なら、前日または当日に洗髪して頭皮を清潔にし、整髪料は控えめが無難です。難しい日は、その状況を一言伝えれば大丈夫です。
Q5. いま使っている育毛剤やシャンプーは、受診前にやめるべき?
A. 自己判断で急にやめる必要はありません。診察では「何を、いつから使っているか」が重要なので、商品名や使用頻度をメモして伝えるのが先です。やめる/続けるは医師と相談でOK。
Q6. 医師に費用の話をするのが気まずいです…
A. 気まずくありません。むしろ費用は継続に直結します。「月の上限」と「1年の目安」を確認すると、後悔が減りやすいです。
Q7. 効果はどれくらいで判断するもの?
A. 薬によって目安が違うため、診察で確認するのが確実です。例えば、内服薬の添付文書には効果判定に一定期間(数か月〜)が必要という趣旨の記載があり、外用薬にも一定期間で改善がなければ相談という記載があります。あなたのプランでは「いつ何で判定するか」を医師に決めてもらいましょう。
Q8. 血液検査は必ずありますか?
A. 必ずではありません。クリニックや提案される治療内容によって違います。持病や服薬がある場合は、検査や既存の健診結果が役立つことがあります。
Q9. 相談でうまく話せるか不安です
A. 3行メモ(いつから・どこが・何が困る)と、写真フォルダがあれば十分です。うまく話すより、情報が出るほうが診察は進みます。
Q10. AGA専門と皮膚科、どっちに行けばいい?
A. 迷うなら、まずは「脱毛症を診る」視点がある医療機関で相談が安心です。赤み・かゆみ・円形脱毛などがある場合は皮膚科領域の確認が役立ちます。どちらを選んでも、写真とメモがあると相談はスムーズです。
まとめ:診察前の準備で「後悔しない初診」にする
- AGA診察前の準備は写真・質問・希望条件の3点でOK
- 写真は誤判定(光・濡れ髪・分け目)を潰してから撮る
- 質問は優先順位つきで5〜10個メモ
- 希望条件は目標・予算・手間/通院の上限を一言で
- 危険サイン(急な脱毛、炎症、体調変化)があれば無理せず相談
次に読む(あなたの状況別)
- まずはAGAの全体像をつかみたい:AGA基礎
- 医療でできることを俯瞰したい:AGA治療(医療)
- 内服薬について、副作用や選び方も含めて整理したい:AGA治療(医療)|内服薬
- 外用薬(塗り薬)を検討中:AGA治療(医療)|外用薬
- 生活習慣でできる“土台づくり”も知りたい:生活習慣
- 頭皮の赤み・かゆみ・フケも気になる:頭皮の悩み・ケア
- クリニック選びで迷っている:クリニック比較


