「自分の頭皮タイプって、乾燥?脂性?…結局どれなんだろう」
シャンプーやケアを変えても手応えがないと、「合ってないのかな」と迷いますよね。頭皮タイプがズレたままだと、頑張るほど逆方向に進むこともあります。
結論:頭皮タイプは“1つに決め打ち”せず、まず「乾燥(つっぱり)」「脂性(べたつき)」「敏感(しみる・赤み)」の3軸で見分けるのが初心者向けの最短ルートです。そこから、洗い方→アイテム→季節の順に整えるとブレにくくなります。

- 頭皮タイプ(乾燥・脂性・敏感・混合)の見分け方(60秒チェック)
- 誤判定の外し方(照明・濡れ髪・分け目固定・短髪直後)
- タイプ別のケア方針(洗い方→アイテム選びの順)
- 改善手順(今日→1週間→1か月→3か月)
- 受診目安(危険サイン/切替ライン)
では最初に「見分けるための軸」を一気に作ります。
頭皮タイプ 乾燥 脂性 見分け:結論は「3軸チェック」で迷わない
初心者向けにいちばん分かりやすいのが、この3軸です。
- 乾燥(つっぱり軸):洗った直後からカサつく、細かい粉っぽいもの
- 脂性(べたつき軸):夕方に根元が重い、におい、ベタつく触感
- 敏感(反応軸):しみる、赤い、かゆい、製品を変えると荒れやすい
この3つは同時に起こることもあります(いわゆる“混合”)。だから「乾燥か脂性か」の二択にしないのがコツです。
60秒セルフチェック:あなたの“今”の頭皮タイプはどれ寄り?
まずは1つのチェック表で方向性を決めます(断定ではなく目安)。
| サイン(よくある) | 寄りやすいタイプ | まずの一手 |
|---|---|---|
| 洗った直後からつっぱる/細かい粉っぽいもの/冬やエアコンで悪化 | 乾燥 | 湯温を下げる、摩擦を減らす、洗いすぎをやめる |
| 夕方に根元が重い/指で触るとベタつく/においが気になる | 脂性 | すすぎを増やす、汗を放置しない、整髪料の残留を減らす |
| 新しいシャンプーや整髪料で赤い・かゆい/しみる | 敏感(かぶれ寄り) | 原因候補をいったん中止、増やさず整える |
| ベタつくのに、洗うとつっぱる/フケっぽいものも出る | 混合(落としすぎ+皮脂過多) | 強洗浄をやめ、洗い方を固定してバランスを戻す |
参考として、頭皮のかゆみは「フケ」「ヘアケア製品への反応」「すすぎ不足」など複数の原因があり得る、と整理されています。American Academy of Dermatology:頭皮のかゆみ
誤判定の解消:頭皮タイプは“見え方”で勘違いしやすい
タイプ判定がブレる代表がこれです。判断前に外しましょう。
- 照明:上からの強い光で、赤み・白い付着が目立つ
- 濡れ髪:地肌が透け、乾燥やフケが強く見える
- 分け目固定:同じ場所が摩擦・紫外線・蒸れを受け続ける
- 短髪直後:頭皮の露出が増えて、症状が強く見える
乾いた状態で、同じ場所・同じ照明・同じ距離で3日だけ写真比較すると、誤判定が減ります。
根拠:タイプがズレる原因は「残留」と「反応」と「落としすぎ」
頭皮は、洗い方や残り方で状態が変わりやすいです。たとえば、すすぎは「指の腹で頭皮に触れながら」「耳のうしろ〜後頭部はすすぎ残しやすい」と具体的に解説されています。花王:髪と頭皮にやさしい洗髪方法
また、敏感寄り(かぶれ)は「原因を見つけ出して避けることが大切」と整理されています。接触皮膚炎/Q&A(日本皮膚科学会 市民向け)
つまり、タイプ判定がズレる典型は次の3つです。
- 残留(すすぎ不足、整髪料の落とし残し)→かゆみ・湿疹っぽさ
- 反応(製品が合わない)→赤み・しみる・かゆい
- 落としすぎ(熱い湯、強洗浄、洗いすぎ)→乾燥のつっぱり

具体策:頭皮タイプを整える手順(今日→1週間→1か月→3か月)
頭皮タイプは“動く”ので、気分で変えるより期間を決めて固定が成功しやすいです。
今日 まず「湯温・摩擦・すすぎ」を整えて、記録をつける 1週間 洗い方を固定して、乾燥寄りか脂性寄りかを確認 1か月 タイプ別にアイテムを微調整(変えるなら1つずつ) 3か月 繰り返す・強い症状は皮膚科で切り分け
今日:全タイプ共通で効きやすい「洗い方の型」
- 湯温はぬるめに寄せる
- 指の腹で洗う(爪を立てない)
- すすぎを増やす:耳うしろ・襟足・後頭部を最後に確認
- 整髪料は夜に落とす(残留を減らす)
- タオルは押さえる→頭皮から乾かす
すすぎのポイントは具体的に示されています(耳のうしろ・後頭部はすすぎ残しやすい)。花王:すすぎのコツ
1週間:あなたのタイプを“確定”するコツ(簡易グラフ)
1週間だけ、同じ洗い方で固定してからチェックするとブレにくいです。
つっぱり(乾燥) |■■■■■□□□□□| ベタつき(脂性) しみる・赤い(敏感)|■■■□□□□□□□| 何を変えたかで増減しやすい
- つっぱりが強くなるほど乾燥寄り
- 夕方に重くなるほど脂性寄り
- しみる・赤いほど敏感寄り(製品反応も疑う)
タイプ別:合うケアの方向性(アイテム選びの前提)
ここからは、タイプ別に「やること」を絞ります。ポイントはいきなり全部変えないことです。
| タイプ | 起きやすいこと | 寄せる方向(最短) |
|---|---|---|
| 乾燥 | つっぱり、粉っぽいもの、洗った直後にムズムズ | 落としすぎをやめる(湯温・摩擦・回数)+残留ゼロへ |
| 脂性 | 夕方ベタつく、におい、湿ったフケっぽさ | 洗い方は丁寧に(すすぎ)+汗と整髪料の残留を減らす |
| 敏感 | しみる、赤い、かゆい、製品で荒れる | 原因候補を引く(増やさない)+合うものを少数に固定 |
| 混合 | ベタつくのに、洗うとつっぱる | 強洗浄をやめてバリア回復→それでも脂性が残るか確認 |
乾燥タイプ:やりがちNGと、最短での整え方
- NG:熱い湯、ゴシゴシ、回数を増やす、強洗浄へ逃げる
- OK:ぬるめ、摩擦減、1日1回を基本に、すすぎを丁寧に
- 合う方向:頭皮を“守る”寄り(しみない範囲で)
脂性タイプ:ベタつきの大半は「洗い方のムラ」で残ることもある
- まずはすすぎを増やす(盲点は耳うしろ・襟足)
- 汗の日は放置しない(可能なら流して乾かす)
- 湿ったフケが続くなら、脂漏性皮膚炎なども混ざることがある
フケ対策の一般的なセルフケアとして、有効成分入りのシャンプーを選ぶ方法が示されています(成分例の提示)。American Academy of Dermatology:フケの対処
敏感タイプ:一番大事なのは「増やさない」「犯人探しを急がない」
- 新しい物を足さない(頭皮用トニック、整髪料、香り強めの製品など)
- 変えるなら1つずつ(同時に変えると原因が分からない)
- 赤み・かゆみが強いなら、まずは原因候補の中止が基本
接触皮膚炎は「原因を見つけ出して避けることが大切」と整理されています。接触皮膚炎/Q&A
混合タイプ:脂性だと思い込んで“落としすぎ”になっているパターン
- ベタつきが怖くても、まずは強洗浄・二度洗いの常用をやめてみる
- 洗い方を整えた上で、まだ脂性が残るかを確認する
- 「乾燥→皮脂が増える」タイプは、整えると落ち着くことがある

アイテム選びのコツ:初心者は「機能」より「失敗しない運用」
アイテム選びで大事なのは、成分の暗記より運用ルールです。
- 変えるなら1つずつ(1〜2週間は固定して観察)
- しみる・赤くなるなら中止(敏感寄りのサイン)
- 整髪料やドライシャンプーを使うなら、夜に落とすを徹底
ドライシャンプーも、頭皮状態(乾燥・脂性など)に合わせて選ぶことが勧められています。American Academy of Dermatology:ドライシャンプーの使い方
受診目安:セルフ判断で引っ張らない方がいいサイン
次のどれかがあるなら、タイプ判定より皮膚科で切り分けが近道です。
| 状態 | 目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 痛い、膿、ジュクジュク、赤みが広がる | 早めに受診 | 炎症が強い可能性。セルフでズレると長引きやすい |
| かゆみで眠れない/日常に支障 | 受診推奨 | 生活の質が落ちるサイン。診断で一気に整理できる |
| フケ・赤みを繰り返す | 受診を検討 | 脂漏性皮膚炎など慢性化するタイプもある |
| 軽い乾燥・ベタつきで、改善傾向がある | まず1〜2週間セルフで固定 | 洗い方の調整で落ち着くことがある |

よくある質問(FAQ)
頭皮タイプは一生変わりませんか?
変わります。季節(冬の乾燥、夏の汗)、睡眠やストレス、整髪料、洗い方で揺れます。だから「固定ラベル」より、この記事の3軸(乾燥・脂性・敏感)で都度判断するのが実用的です。
ベタつくから脂性だと思うのに、洗うとつっぱるのはなぜ?
混合(落としすぎ+皮脂過多)や、すすぎムラ、整髪料の残留が混ざることがあります。まず1週間、ぬるめ+摩擦減+追いすすぎを固定して見てください。
フケがあると脂性タイプですか?
一概に断定できません。乾燥でも粉っぽいものが出ますし、脂性でも湿ったフケが出ることがあります。続く場合はフケ対策の基本が整理されています。AAD:フケの対処
敏感タイプは、何を避けるのが無難?
まずは「増やさない」が最優先です。新しい頭皮用アイテムを足し続けると切り分けができません。赤み・かゆみが強いなら、原因候補をいったん中止して様子を見るのが基本です。接触皮膚炎/Q&A
頭皮タイプが分かると、薄毛対策にも意味がありますか?
あります。頭皮が荒れていると、育毛ケアの“土台”が安定しません。まず頭皮タイプに合わせて刺激を減らし、続けられる状態に整えるのが先です。
まとめ
- 頭皮タイプは「乾燥(つっぱり)」「脂性(べたつき)」「敏感(しみる・赤み)」の3軸で見分けると迷いにくい
- 誤判定(照明・濡れ髪・分け目固定・短髪直後)を外すと判断が安定する
- 手順は洗い方→アイテム→季節の順。まず1週間だけ同じやり方で固定
- 痛み・膿・ジュクジュク・眠れないは受診目安。セルフで引っ張らない
次に読む(あなたの状況別)
- かゆみ・赤み・フケが気になる:症状別の頭皮ケアをまとめて確認する
- 季節や生活でブレやすい:睡眠・ストレス・汗の影響から整える
- 育毛剤を使う前に:刺激を増やさない選び方・使い方を押さえる
- 抜け毛も気になってきた:AGAの基本(進行と判断軸)を整理する


