頭皮の皮脂が多くてベタつくから、ついゴシゴシ洗ってしまう…。でもそのせいで、赤みやかゆみが出て「結局もっと荒れる」こと、ありませんか?
脂性っぽいと「強く洗えば解決」と思いがちですが、頭皮は顔と同じで摩擦・熱・洗浄の強さに弱い面もあります。やり方を少し変えるだけで、ベタつきは落としつつ荒れにくくできます。
結論はシンプルで、頭皮の皮脂が多い人ほど“強洗浄”ではなく「落とす所だけ落として、刺激を増やさない洗い方」が近道です。頻度も「多いほど正解」ではなく、頭皮が荒れない範囲に調整します。

- 頭皮の皮脂が多いと感じる原因と、誤判定しやすい条件
- 洗いすぎが「逆効果」になりやすい理由
- 脂性でも荒れにくい正しい洗い方(手順)
- 今日→1週間→1か月→3か月の見直しロードマップ
- 皮膚科に相談する受診目安(危険サイン)
まずは「今すぐ迷いを止める」ために、結論を手順でまとめます。
- 検索意図に即答:頭皮の皮脂が多い人の洗い方は「やさしく落として、刺激を残さない」
- 根拠:そもそも皮脂は悪者ではない(落としすぎると荒れやすい)
- 誤判定を解消:本当に「皮脂が多い」?見え方・残り方で増えて見えることも
- 洗いすぎの落とし穴:ゴシゴシ洗いが“逆効果”になりやすい3つの理由
- 具体策(手順):脂性でも荒れにくい「正しい洗い方」7ステップ
- 実行ロードマップ:今日→1週間→1か月→3か月で「皮脂と荒れ」を同時に整える
- 受診目安:皮脂が多い“だけ”じゃない可能性(赤み・かゆみ・フケ・ブツブツ)
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:皮脂が多い人ほど「強く洗う」より“残さない洗い方”が効く
- 次に読む(あなたの状況別)
- この記事の根拠(一次情報中心)
検索意図に即答:頭皮の皮脂が多い人の洗い方は「やさしく落として、刺激を残さない」
頭皮の皮脂が多いと感じるときの基本は、次の4つです。
- 温度:熱すぎない(ぬるめ)
- 泡:泡で洗う(指の腹、爪を立てない)
- すすぎ:長めに流して“残留”を消す
- 乾かし:根元から乾かして“蒸れ”を残さない
逆に、ベタつきが気になるほどやりがちな「熱いお湯」「ゴシゴシ」「洗浄力を上げすぎ」「すすぎ不足」「濡れ髪放置」は、頭皮トラブルの起点になりやすいので避けます。
根拠:そもそも皮脂は悪者ではない(落としすぎると荒れやすい)
皮脂は、頭皮表面を守る働きがあります。多すぎるとベタつきや臭いの原因になりますが、落としすぎれば乾燥・かゆみ・赤みにつながりやすいのも事実です。
特に頭皮は、髪の密度が高くて蒸れやすく、整髪料・汗・皮脂が混ざりやすい場所。ここで「強い刺激」を重ねると、頭皮のバリアが乱れてかゆい→掻く→炎症→さらに気になるのループに入りがちです。
誤判定を解消:本当に「皮脂が多い」?見え方・残り方で増えて見えることも
まず、皮脂が“多いように見えるだけ”の条件を外しましょう。ここを外すと、洗い方の迷いが減ります。
- 濡れ髪:濡れると頭皮が光ってベタつきに見える(乾いた状態でも確認)
- 照明:真上の強い照明はテカりが強調される(自然光や柔らかい光で比較)
- 分け目固定:同じ分け目は摩擦・日光で赤み/テカりが出やすい(分け目を変えて比較)
- 短髪直後:毛穴の点と皮脂の反射で“脂っぽい”に見えることがある
- 整髪料の残留:ワックス・オイル・スプレーが“皮脂っぽさ”を上乗せする
- すすぎ残し:シャンプーやコンディショナーの残りがベタつき・かゆみの原因になる
「朝は平気なのに夕方だけベタつく」なら、皮脂だけでなく汗・蒸れ・整髪料が混ざっている可能性も高いです。対策は“強洗浄”ではなく、後述の蒸れ対策+すすぎが効きやすいです。
洗いすぎの落とし穴:ゴシゴシ洗いが“逆効果”になりやすい3つの理由
脂性の人ほど、悪気なく逆方向に進みがちです。代表的な落とし穴はこれ。
- 摩擦で頭皮が荒れる:赤み・ヒリつき・かゆみが出ると、さらに触って悪化しやすい
- 熱と強洗浄で乾燥→かゆみ:乾燥の不快感で掻いてしまい、炎症が続く
- 残留が増える:強いシャンプー+短時間すすぎだと、頭皮に成分が残ってベタつき/かゆみの原因になることがある
ベタつき対策の方向性(イメージ) 強洗浄・強摩擦 ██████████ 荒れやすい やさしく洗う ████ 荒れにくい すすぎを増やす ███ ベタつき対策に効く 乾かし徹底 ███ 蒸れ・臭い対策に効く

具体策(手順):脂性でも荒れにくい「正しい洗い方」7ステップ
ここからは、今日からそのまま使える手順です。ポイントは泡・すすぎ・根元乾かしです。
ステップ0:洗う前の準備(30秒)
- 爪を立てないために爪を短くする(今日できる最強の予防)
- 整髪料が多い日は、洗う前にブラッシングで大まかに落とす
ステップ1:予洗い(お湯だけ)をしっかり
まずぬるめのお湯で、頭皮と髪全体をよく濡らして流します。予洗いを丁寧にすると、シャンプーの量・摩擦が減ります。
ステップ2:シャンプーは「手で泡立てて」から頭皮へ
- 手のひらで泡立ててから乗せる(原液を頭皮に直置きしない)
- 洗うのは指の腹。円を描くように、こすらず“動かす”イメージ
ステップ3:洗う順番を固定して、洗い残しを減らす
おすすめは「生え際→頭頂→側頭→後頭→えりあし」の順。毎回同じ順番にすると、洗い残しが減ります。
ステップ4:すすぎは「洗う時間より長く」
脂性でも荒れやすい人は、ここが盲点になりがちです。生え際・耳後ろ・えりあしは残りやすいので、意識して流します。
ステップ5:コンディショナー/トリートメントは“髪の中間〜毛先”中心
頭皮に付けるとベタつきやすい人もいます。まずは頭皮を避けて塗布し、しっかり流すのが無難です(製品の使用方法が「頭皮OK」の場合でも、合わなければ距離を取る)。
ステップ6:タオルは「こすらず押さえる」
摩擦を減らすため、タオルは押さえる→挟むが基本。ゴシゴシは避けます。
ステップ7:ドライヤーは「根元→全体→仕上げ冷風」
- まず根元(頭皮付近)を乾かす
- 最後に冷風で熱と湿気を逃がす(蒸れを減らす)
| チェック項目 | できている目安 | ズレているサイン |
|---|---|---|
| お湯の温度 | 熱くない(ぬるめ) | 洗った直後にヒリつく/赤い |
| 洗い方 | 泡+指の腹 | 爪の引っかき跡、かゆみが増える |
| すすぎ | 洗う時間より長め | 生え際・耳後ろがベタつく/かゆい |
| 乾かし | 根元から乾く | 夕方に蒸れ臭が出やすい |
実行ロードマップ:今日→1週間→1か月→3か月で「皮脂と荒れ」を同時に整える
脂性の悩みは、洗い方を変えても数日で安定しないことがあります。焦らず、段階で詰めましょう。
| 期間 | やること(順番) | 切替ライン(見直し基準) |
|---|---|---|
| 今日 |
| 赤み/ヒリつきが強いなら、温度と摩擦をさらに下げる |
| 1週間 |
| かゆみで掻いてしまう/フケや赤みが増えるなら、皮膚科相談を検討 |
| 1か月 |
| セルフケアで改善が乏しい/ぶり返すなら受診が近道 |
| 3か月 |
| 赤み・かゆみが慢性化、ブツブツや脱毛感が絡むなら放置しない |
受診目安:皮脂が多い“だけ”じゃない可能性(赤み・かゆみ・フケ・ブツブツ)
「脂性だから仕方ない」と思っていても、実は脂漏性皮膚炎など別の原因が混ざることがあります。次に当てはまるなら、皮膚科で一度相談すると安心です。
- 赤みとかゆみが強い/広い範囲で続く
- ベタつくフケが増えた、頭皮がヒリつく
- ブツブツ(痛い・膿っぽい)が出てきた
- セルフケアを1〜2週間続けても改善が乏しい、繰り返す
- 強い腫れ、熱感、発熱など全身症状がある(早めに相談)
皮膚科では、見た目と経過から原因を絞り、必要に応じて治療(外用薬など)を選びます。自己流で刺激を積み上げるより、原因を確認した方が早く落ち着くケースもあります。

よくある質問(FAQ)
1日に何回洗うのが正解?朝と夜どっち?
正解は「頭皮が荒れない範囲」です。多くの人は1日1回が目安ですが、汗を多くかいた日だけ調整するなど“例外運用”が現実的。朝夜どちらでも良いので、続けやすい方を選び、すすぎと乾かしを丁寧にしてください。
皮脂が多いなら、洗浄力が強いシャンプーが良い?
「強いほど良い」ではありません。洗浄力を上げた結果、ヒリつきやかゆみが出るなら逆効果のサイン。まずは予洗い・泡・すすぎの精度を上げ、それでも落ちにくい日だけ調整するのが安全です。
二度洗い(2回シャンプー)は必要?
整髪料が多い日や汗だくの日に、短時間で2回の方が摩擦が減る人もいます。ただし、ヒリつき・赤みが出るなら回数を増やさない方が良いです。まずは「1回でもすすぎを増やす」を優先してください。
お湯の温度はどれくらいがいい?
熱いほど皮脂は落ちますが、刺激にもなりやすいです。頭皮が荒れやすい人はぬるめを基本に。洗った直後にヒリつくなら温度を下げるサインです。
コンディショナーは頭皮につけてもいい?
ベタつきやすい人は、まず髪の中間〜毛先中心がおすすめです。頭皮につけると重く感じたり、すすぎ不足でかゆみが出ることがあります。合う/合わないが出やすいので、頭皮トラブルがある時期は距離を取るのが無難です。
夕方の臭いが気になる。皮脂が原因?
皮脂だけでなく、汗・蒸れ・整髪料の残りが混ざると臭いが強く感じることがあります。対策は強洗浄より「乾かし徹底」「帽子のムレ対策」「すすぎ増量」が効きやすいです。
洗い方を変えたら一時的にベタついた。失敗?
摩擦を減らして“やさしく洗う”に切り替えると、最初は「落ちが弱い」と感じる人もいます。まずは予洗いとすすぎを増やし、整髪料の量を調整して1〜2週間の範囲で様子見を。赤み・かゆみが強いなら無理せず受診も選択肢です。
まとめ:皮脂が多い人ほど「強く洗う」より“残さない洗い方”が効く
- 頭皮の皮脂が多いと感じる人の洗い方は、ぬるめ・泡・すすぎ・根元乾かしが軸
- ゴシゴシ洗いは、摩擦と刺激でかゆみ→掻く→炎症ループになりやすい
- 誤判定(濡れ髪・照明・整髪料・すすぎ残し)を外してから対策すると迷いにくい
- 赤み・かゆみ・フケ・ブツブツが強い/続くなら皮膚科で原因確認が近道
次に読む(あなたの状況別)
- 頭皮の悩み・ケア:かゆみ/フケ/赤み/ベタつきを「原因→手順→受診目安」で整理
- 生活習慣:汗・睡眠・ストレスで頭皮が荒れやすい人の整え方
- 育毛剤:頭皮が荒れやすい時の“使いどき/避けどき”の判断軸
- AGA基礎:抜け毛が気になったときの誤判定ポイントとチェックの順番
この記事の根拠(一次情報中心)
- DermNet:Seborrhoeic dermatitis(脂っぽいフケ・赤みの代表例)
- DermNet:Malassezia folliculitis(毛包炎の一種としての位置づけ)
- NCBI Bookshelf:Skin Physiology / Sebaceous glands(皮脂腺・皮脂の基礎)
- NCBI Bookshelf:Seborrheic Dermatitis(脂漏性皮膚炎の概説)
- American Academy of Dermatology:Seborrheic dermatitis(患者向け解説)
- Mayo Clinic:Seborrheic dermatitis(症状・原因の整理)


