「つむじが割れて地肌が見える…これって、はげ?(つむじはげ?)」
鏡で見たときは気にならないのに、スマホで撮ったら急に薄く見える。照明の下だとドキッとする。そんな“つむじ不安”はよくあります。
ただ、つむじはもともと地肌が見えやすい構造で、さらに光・濡れ髪・乾かし方・分け癖・整髪料などで見え方がブレます。ここを無視して「はげだ」と決めつけると、必要以上に不安になったり、逆に本当の変化を見逃したりしがちです。

この記事でわかること
- つむじ割れと「つむじはげ」を、誤判定せずに見分ける考え方
- つむじが薄く見える“見え方要因”チェック(照明・濡れ髪・分け癖など)
- 条件固定の写真比較テンプレ(今日→1週間→1か月→3か月)
- 不安が続くときの受診目安/頭皮トラブルの危険サイン
- 次に読むべきカテゴリ(頭皮ケア/生活習慣/市販/医療/クリニック比較)
では本編へ。まずは「見え方」で間違えないところから整えていきましょう。
つむじ割れとつむじはげ:いちばん大事なのは「一発判定しない」こと

結論から言うと、つむじの見え方はブレるので1回の目視で決めないのが安全です。見分けのコツは、次の2つです。
- 見え方の原因(光・濡れ髪・乾かし方等)を先に外す
- 条件を揃えた写真で、時間経過の変化を比べる
一般に、男性型・女性型脱毛症(いわゆるAGA/FAGA)は頭頂部(つむじ周辺)から進行することがあります。ただし診断は医療機関で行うもので、自己判断で断定はできません。標準治療の考え方はガイドラインとして公開されています。
参考:日本皮膚科学会 一般公開ガイドライン / 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版(PDF)
まず誤判定を外す:つむじが薄く見える「10の原因」

つむじは“渦”で毛流れが集中する場所なので、ちょっとした条件差で地肌が見えやすくなります。以下に当てはまるほど「薄く見えるだけ」の可能性が上がります。
原因1)上からの強い照明(ダウンライト/美容室ライト)
上からの光は、つむじ中心の地肌に直撃しやすいです。洗面所のダウンライト、美容室のライト、昼の窓際などは要注意。光源が上にあるほど透けやすいと覚えておくと冷静になれます。
原因2)スマホ撮影のクセ(広角・HDR・フラッシュ)
スマホの広角は中心が強調され、HDRは明暗差を持ち上げて地肌が目立つことがあります。フラッシュは最も誤判定を招きやすいので、比較目的では避けるのがおすすめです。
原因3)濡れ髪/汗/皮脂で束になる
濡れた髪は束になり、つむじの割れがくっきり出ます。運動後・入浴後すぐ・夏場・帽子の直後は“薄く見えがち”なタイミングです。判定に使うなら完全に乾いた状態で。
原因4)整髪料(オイル・ワックス)で束感が出ている
ツヤ系スタイリングは束ができ、地肌が見えやすくなります。写真比較をする日は整髪料なしが鉄則です。
原因5)乾かし方が「つむじを寝かせる」パターン
根元が起きていないと、つむじの割れが固定されます。つむじは毛流れがあるので、割れている方向と逆から風を入れるだけで見え方が変わることがあります。
原因6)分け目固定(分け癖)
毎日同じ位置で分けて乾かすと、そのラインが割れやすくなります。「つむじが薄い」と思ったら、まずは分け目の固定を疑うのが定番です。
原因7)短髪直後/すき過ぎ/カット直後
トップを軽くした直後、短くした直後は、つむじの中心が目立ちやすいです。ここで焦って結論を出さず、2〜3週間後に同条件で比較してみてください。
原因8)寝癖・つぶれ(枕・ヘルメット・帽子)
つむじは押しつぶされると割れが強調されます。朝の時点で不安になったら、いったん根元を濡らして乾かし直した後に確認するとブレが減ります。
原因9)白髪・ハイトーン・細毛で「コントラスト」が強い
髪色が明るい/白髪が増える/髪が細いと、地肌とのコントラストで透けやすく見えます。これは“薄毛そのもの”というより、見え方の問題が混ざります。
原因10)ダブルつむじ(つむじが2つ)
つむじが2つあると割れ方が複雑になり、地肌が広く見えます。「昔からつむじが暴れる」「家族にも似た人がいる」なら可能性の1つです。
ここからが本題:つむじはげ(進行)が疑われやすい“変化”の見方

誤判定要因を外したうえで、次のような変化が同条件で続くなら「一度相談して確かめる」価値が上がります。ここは断定ではなく、判断材料として読んでください。
ポイント1)透けて見える範囲が「同条件」でじわじわ広がる
光や濡れ髪の影響を除いた状態(乾いた髪・整髪料なし・同じ照明)で撮って、以前よりも透けが広いなら“変化”として捉えやすいです。
ポイント2)つむじ周辺の髪が「細く短い毛(軟毛っぽい)」に置き換わる
頭頂部だけハリ・コシが落ちた、立ち上がりが弱い、短い毛が混ざる——こうした変化が続く場合は、医療機関で相談して整理すると不安が減ります。
ポイント3)つむじ以外(生え際・前髪)も同時に気になってきた
頭頂部だけでなく、前髪・生え際も含めて気になるなら、全体のパターンとして評価した方が安全です。
→ 全体像の整理から始めたい方:AGAの基礎の記事一覧はこちら
ポイント4)抜け毛の増え方が“急”で、イベント(発熱・強いストレス等)の後に増えた
短期間で抜け毛が増えた場合、AGAだけでなく一時的な「脱毛(抜け毛が増える状態)」が混ざることもあります。海外の公的機関・医療情報では、過剰な抜け毛(hair shedding)や休止期脱毛(telogen effluvium)について一般向け解説があります。
参考:American Academy of Dermatology:Hair shedding / MedlinePlus:Hair loss
ポイント5)頭皮トラブル(赤み・強いかゆみ・フケ・痛み)がある
頭皮環境の問題で髪が細く見えたり、割れが強調されることもあります。薄毛以前に、皮膚症状が強いなら皮膚科での相談が優先です。
→ ケアから整えたい方:頭皮の悩み・ケアの記事一覧はこちら
誤判定しないための「観察チェックシート」:見るのはここだけ
初心者が迷いやすいのは、情報を見すぎて判断がぶれること。チェック項目を絞ります。
| 見るポイント | つむじ割れ(見え方要因)のことが多い | 相談を検討したいサイン(変化が続く) |
|---|---|---|
| 写真の条件 | 条件が毎回バラバラ(照明・濡れ髪・整髪料あり) | 条件固定でも透け範囲が広がる |
| 日による差 | 良い日・悪い日が大きい | 良い日が減り、悪い状態が続く |
| 髪の質 | 全体は同じ太さ・コシ | つむじ周辺だけ細い・短い毛が増える感じ |
| 範囲 | 渦の中心だけが目立つ | 中心+周辺へ広がる/分け目も広がる |
| 頭皮の状態 | 特に症状なし | 赤み・痛み・強いかゆみ・大量のフケなど |
この表の右側に当てはまるほど、“自己判定”ではなく「確認(相談)」に切り替えた方がラクになります。
写真で比較する:チェック手順(今日→1週間→1か月→3か月)
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今日:撮影テンプレを作る(条件固定)
- 髪は完全に乾かす(汗の後は避ける)
- 整髪料なし
- 同じ場所(できれば同じ照明。自然光だけ/室内灯だけ等、毎回統一)
- 同じ距離・同じ角度(背面カメラ+タイマーが安定)
- つむじ1枚+生え際1枚+正面1枚(合計3枚)
今日:写真とセットで“メモ”も残す
写真だけだと「たまたま」の影響を拾います。次のメモを付けると判断が安定します。
- 直近1か月の出来事(発熱・体重減・強いストレス・睡眠不足・ダイエット)
- 散髪の時期(カット直後は特に)
- 頭皮の症状(かゆみ・赤み・フケ)
- 使った整髪料やシャンプー変更
1週間:見え方要因を外す(乾かし方・分け癖を調整)
この1週間は「薄毛対策」より、誤判定を減らす週です。
- つむじの割れ目と逆方向から風を入れて根元を起こす
- 前後左右、方向を変えて乾かす(1方向固定をやめる)
- 分け目を固定しない(ジグザグ分けも可)
- トップの根元を先に乾かす(毛先から始めない)
※乾かし方の一般的な工夫として、根元を意識することや冷風で固定する方法が紹介されています(個人差あり)。
1か月:月1で撮って比較(増減より“傾向”)
1か月で結論を急がないのがポイントです。髪は日単位で揺れます。月1回の記録で「傾向」を見ます。
3か月:変化が続くなら“相談して確かめる”へ
同条件で3回(1か月ごと)撮って、透けの範囲が広がる・髪質が落ちる感じが続くなら、医療機関で相談すると判断が早くなります。AGA/FAGAの標準的な考え方はガイドラインにまとまっています。
参考:Minds:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
つむじ割れ(見え方)を改善したい人向け:今日からできる対策の順番

「見分け」と同時に、見え方を軽くする工夫もやっておくと不安が下がります。やる順番はこれ。
順番1)根元を起こす乾かし方に変える
つむじは渦の向きがあるので、割れている方向と逆から風を入れるのがコツ。最後に冷風で固定すると持ちが良くなります。
順番2)分け目を“固定しない”
分け目固定はつむじ割れを強調します。朝だけでも左右を変える、ジグザグに取るなどで割れがぼけることがあります。
順番3)カットのオーダーを変える(すき過ぎ注意)
美容室では「トップを軽くし過ぎない」「つむじ周りの長さを少し残す」「根元が立ちやすい方向に流れを作る」など、オーダーの工夫ができます。ここで重要なのは“増やす”ではなく“見え方を整える”発想です。
順番4)頭皮状態が荒れているならケアを優先
かゆみ・赤み・フケがあると、髪が細く見えたり、割れが強調されることがあります。まずは刺激を減らして整える。
受診の目安:ここで“自己判断”から切り替える


- 同条件の写真で透け範囲が広がっている(1〜3か月で傾向)
- つむじ周辺だけ髪が細く短くなってきた感じが続く
- 生え際も含めて気になってきた
- セルフケアで頭皮症状が改善しない/悪化する
薄毛以前の“危険サイン”(皮膚科へ)
- 赤み・痛み・強いかゆみが続く
- ジュクジュク、膿、急な悪臭など炎症が疑われる
- 円形にごっそり抜ける、急激な抜け毛増加がある
受診時に聞くとスムーズなこと
- 「AGAの可能性はどの程度か」「他の脱毛の可能性はあるか」
- 現時点での優先順位(頭皮治療/生活改善/薬の検討など)
- 写真比較で変化を見る場合の期間目安
- 治療を検討する場合の注意点(副作用、通院頻度、費用の考え方)
市販で試したくなったら:育毛剤と発毛剤は“目的”が違う

不安になると、いきなり市販品を買いたくなります。ここは焦らず整理しましょう。
育毛剤:頭皮環境・ハリコシを整える発想(医薬部外品が多い)
「まずは市販で、ケアから」なら育毛剤のカテゴリから。使い方や選び方の軸を先に知ると失敗しにくいです。
発毛剤:医薬品(例:ミノキシジル)で、注意事項の確認が必須
発毛剤は医薬品なので、添付文書(禁忌・使用上の注意)を確認し、心配があれば薬剤師や医師へ相談を。一次情報としてPMDAで添付文書が確認できます。
参考:PMDA:ミノキシジルローション5%「JG」 添付文書(PDF)
医療で検討するなら:内服・外用の考え方を先に知る
「進行が不安」「確実に止めたい」気持ちが強いなら、医療のカテゴリで全体像を整理すると次の一手が決めやすいです。
よくある質問(FAQ)
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Q1. つむじの地肌が少し見えるのは普通ですか?
A. つむじは渦の中心が見えやすい構造なので「少し見える」こと自体は珍しくありません。重要なのは、同条件で見たときに変化しているかです。
Q2. 写真を撮るたびに薄く見えて不安です。どうしたら?
A. まず撮影条件を固定して回数を減らしましょう。おすすめは「月1回」だけ。毎日チェックすると、照明やコンディション差で不安が増えやすいです。
Q3. 美容室で「薄いかも」と言われました。信じるべき?
A. 美容室は照明が強く、セット直後で束感も出ます。その場の印象だけで結論を出さず、この記事のテンプレで1〜3か月比較してから判断するのが安全です。
Q4. つむじが割れやすいのは歳のせい?
A. 年齢で髪質が変わったり、ボリュームが出にくくなることはあります。ただし原因は一つではありません。生活習慣や頭皮状態でも変わるので、まずは「見え方要因」→「記録」→「必要なら相談」の順が失敗しにくいです。
Q5. 受診するなら皮膚科と専門クリニック、どっち?
A. 頭皮の赤み・かゆみ・炎症があるなら皮膚科が優先になりやすいです。AGAの相談を含めて比較検討したい場合は、クリニックの比較軸(料金・プラン・サポート)を先に知ると安心です。
まとめ:つむじ不安は「条件固定」で整理できる
- つむじは光・濡れ髪・乾かし方・分け癖で薄く見えやすい
- 見分けは一発判定ではなく、条件固定の写真比較が基本
- 1〜3か月で変化が続くなら、自己判断より相談して確かめるほうが早い
- 赤み・痛み・強いかゆみなどがあれば、薄毛以前に皮膚科へ
次に読む(あなたの状況別)
- 頭皮が荒れている(かゆみ・赤み・フケ・ブツブツ)
→ 頭皮の悩み・ケアの記事一覧はこちら - 生活が崩れている(睡眠・食事・ストレス)
→ 生活習慣の記事一覧はこちら - まず全体像を整理して、次の一手を決めたい
→ AGAの基礎の記事一覧はこちら - まず市販で試したい(ケア・医薬品の違いから)
→ 育毛剤の記事一覧はこちら /
発毛剤の記事一覧はこちら - 進行が不安・確実に止めたい(医療も含めて検討)
→ AGA治療(医療)の記事一覧はこちら - クリニックを検討中(比較して失敗したくない)
→ クリニック比較(CVゾーン)の記事一覧はこちら


