抜け毛は1日何本まで正常?目安と危険な増え方

この記事には、PRが含まれている場合があります。目障りな方はPRを飛ばしてお読みくださいませ。

AGAの基礎

「最近、抜け毛が増えた…これって1日何本までなら正常?」 排水溝や枕元の髪を見るたびに不安になりますよね。ですが、抜け毛は“本数だけ”で白黒つけようとすると、見誤りやすいポイントがあります。

灰色の髪と眼鏡のスーツ姿の男性が、穏やかな笑顔でこちらを見る上半身イラスト
薄毛アドバイザー星田
抜け毛はゼロが正常ではありません。大事なのは「増え方」と「続いた期間」。決めつけずに、順番に切り分けましょう。

この記事では以下のことをわかりやすく丁寧に説明しております。

  • 抜け毛は1日何本が“目安”なのか(ブレる理由も含めて)
  • 抜け毛が多く見える「誤判定あるある」の外し方
  • 本数より重要な「危険な増え方(期間・毛の質・併発症状)」
  • 今日→1週間→1か月→3か月でやるチェック手順
  • 皮膚科・AGA相談に切り替える受診目

セルフ診断で決めつけず、次の一手を選べる状態を作りましょう。

結論:抜け毛は「何本」より「増え方・期間・見た目」で見るのが安全

一般的な「1日◯本まで正常」という目安はあります。ただし抜け毛は日によって大きくブレるので、初心者ほど次の3点をセットで見てください。

  • 増え方:急に増えた?じわじわ?特定の場面(洗髪・起床時)だけ?
  • 期間:何日・何週間・何か月続いた?
  • 見た目:つむじ・生え際・分け目が写真で変化していないか

本数は「目安として把握」し、判断は増え方と期間で行う方が失敗しにくいです。

抜け毛は何本まで正常?目安は「だいたいの範囲」でOK

洗面所の鏡の前で、両手で髪をかき分けながら薄毛を気にするスーツ姿の男性

皮膚科領域の一般向け一次情報では、1日50〜100本程度の脱毛が「正常範囲としてよく示される目安」です(個人差あり)。

ここで大事なのは、100本を少し超えた=即アウトではないこと。洗髪頻度、髪の長さ、季節、体調、ストレスで「見え方」が変わります。

「髪が長いほど多く見える」問題

同じ本数でも、髪が長いほど排水溝や枕元で“量が多く見えます”。企業コンテンツですが、髪の長さで印象が変わる点は注意喚起として参考になります:リアップのヘアケアコンテンツ(抜け毛の本数目安)

「洗った日だけ多い」は、かなりある

髪は1日の中で少しずつ抜けますが、シャンプー時にまとめて排水溝に集まりやすいため「急に増えた」と感じることがあります。特に“2日ぶりの洗髪”は、溜まった分が一気に出て多く見えがちです。

「大きな出来事の2〜3か月後」も増えやすい

発熱、手術、急な減量、強いストレスなどのあとに、休止期脱毛(テロゲン)として一時的に抜け毛が増えることがあります。AADの解説にも、ストレス要因がきっかけになりうる旨がまとめられています:AAD(Hair shedding)

まず区別:抜け毛と「切れ毛」は別(ここで誤判定が減ります)

手袋をした手とピンセットで、抜けた髪の根元をつまんで確認している接写写真 不安が強い人ほど、排水溝の毛を見て「抜け毛が増えた」と感じやすいのですが、実は切れ毛(途中で切れた毛)が混ざっていることがあります。切れ毛は“抜けた”わけではないので、対策の優先順位が変わります。

簡単チェック(5秒)

  • 両端が尖っていない/途中でプツっと切れている → 切れ毛の可能性
  • 長さがバラバラの短い毛が大量 → 摩擦・熱・ブリーチ・強い整髪・強いブラッシングなどを疑う
  • 同じくらいの長さの毛がまとまって抜ける → 抜け毛(脱毛)の可能性が高い

切れ毛が主体なら、まずは「頭皮」よりも髪の扱い(摩擦・熱・引っ張り)の見直しが近道です。

数える前に外す:抜け毛が多く見える「誤判定あるある」

卓上ライトのある木目の机に、コップの水と木製のくしが置かれたシンプルな写真

  • 濡れ髪・整髪料:髪が束になり、1本が太く見えて量が増えたように錯覚
  • 照明:上からの強い光(洗面所・美容室ライト)で地肌が透けやすい
  • 分け目固定:同じ分け目が続くと、そのラインだけ地肌が目立つ
  • 掃除のタイミング:排水溝・枕を数日放置→まとめて見て驚く
  • 季節(特に秋):気になる人が増えやすい時期。体感が増えることもあるので“期間”で評価
灰色の髪と眼鏡のスーツ姿の男性が、指し棒を持って説明するポーズのイラスト
薄毛アドバイザー星田
“今日の印象”はブレます。写真で「同じ条件」を作って、3か月単位で比べるのが一番ミスが減ります。

危険な増え方:本数より要注意な「4つのサイン」

時計・毛髪の線・横顔シルエットなどのアイコンを横に並べ、注意サインを示す図 抜け毛が心配なときは、次の4つを優先してチェックしてください。

1)増加が「2週間以上」続く(または波が大きい)

数日だけ多いのは生活要因でも起こります。一方で、増えた状態が続くなら原因の切り分けが必要です。

2)短く細い毛が増える(髪質が変わる)

以前より細い・短い毛が目立つ場合、ヘアサイクルの乱れだけでなく、進行型の薄毛(AGAなど)も含めて相談対象になります。本数だけで安心しないでください。

3)「見た目」の変化が同時に起きる

  • つむじ周りの地肌が前より透ける
  • 生え際が後退した気がする
  • 分け目が広がった/セットが決まらない

このタイプは、抜け毛本数よりも写真比較が役に立ちます。

4)頭皮症状(かゆみ・赤み・フケ・痛み・ブツブツ)がある

炎症や皮膚疾患があると、抜け毛が増えることがあります。かゆみ・赤みなどがあるなら、まずは頭皮ケアの見直しや皮膚科相談が優先です。 頭皮の荒れが気になる人は → 頭皮の悩み・ケアの記事一覧はこちら

「ヘアサイクル」を知ると、焦りが減る(本数がブレる理由)

矢印付きの円形で、成長期・退行期・休止期の循環を表したシンプルなヘアサイクル図 髪はずっと生え続けるのではなく、成長期→退行期→休止期を繰り返します。人の頭髪は、成長期が長いので髪が伸びます。

  • 成長期(アナゲン):だいたい2〜6年
  • 退行期(カタゲン):数週間
  • 休止期(テロゲン):だいたい2〜3か月

この基本は皮膚科系情報でも整理されています:DermNet(Diffuse alopecia / hair cycle) つまり、抜け毛は「生え替わりの一部」。問題になりやすいのは、休止期に入る毛が増えて「抜ける量が増え続ける」状態や、成長期が短くなって「細い毛が増える」状態です。

原因の切り分け:よくある3パターン

木のテーブル上に小箱を中心に置き、石とカードで三方向の分岐を表した配置写真 抜け毛が増えたとき、よくあるパターンは大きく3つです。どれか一つに断定するのではなく、当てはまる“特徴”を見ていきましょう。

A)全体的にドサッと増える:休止期脱毛(テロゲン)のことがある

体調不良・強いストレス・急な減量などのあと、2〜3か月遅れて増えることがあります。AADも「過剰な抜け毛=telogen effluvium」として説明しています:AAD(Hair shedding) 英国皮膚科学会(BAD)の患者向け資料では、通常の抜け毛目安が幅広いこと、洗髪・ブラッシングで見え方が変わることにも触れています:BAD(Telogen effluvium PDF)

B)生え際・つむじ中心に進む:AGA(男性型)も視野

AGAは進行型で、毛が細く短くなりやすい(軟毛化)のが特徴です。日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017)」は、AGA診療の標準的な考え方をまとめています:日本皮膚科学会 AGAガイドライン(2017 PDF) 医療の検討が気になってきた人は → AGA治療(医療)の記事一覧はこちら

C)円形に抜ける/頭皮が荒れる:皮膚科優先のことがある

コイン大に抜ける、急に局所だけ薄くなる、赤みや鱗屑が強いなどは、AGAとは別の疾患の可能性もあります。円形脱毛症は鑑別が重要で、日本皮膚科学会のガイドラインでも鑑別疾患が整理されています:日本皮膚科学会 円形脱毛症ガイドライン(2024 PDF)

今日からできるチェック手順(今日→1週間→1か月→3か月)

窓際の棚にミニ三脚で固定したスマホと、くし・ヘアクリップが置かれた撮影準備の写真

今日:写真で「同じ条件」を作る(最重要)

  • 場所:同じ部屋、同じ照明(できれば昼間の窓際 or 同じ照明の下)
  • タイミング:整髪料なし、乾いた状態
  • 撮る部位:生え際(正面・左右斜め)/つむじ(真上)/分け目(同じ位置)
  • コツ:倍率固定(1.0倍など)、距離もだいたい固定

スマホのアルバムに「薄毛チェック」フォルダを作り、月1回だけ更新でOKです。

1週間:抜け毛は「平均」で見る(数え方はゆるくてOK)

毎日きっちり数える必要はありません。まずは洗髪日2〜3回分だけメモして、急増していないかを見ます。

  • 「洗髪日だけ多い」体質もあるので、同じ条件の洗髪日で比較する
  • 排水溝を見て不安になる人は、写真に撮って比較(見た目の誤差が減ります)

1か月:生活イベントを振り返る(2〜3か月前まで)

休止期脱毛は、出来事の2〜3か月後に増えることがあります。直近だけでなく、次のような変化がなかったかメモしておくと受診時に役立ちます。

  • 発熱・感染症・手術
  • 急な減量、食事量の低下
  • 睡眠不足、強いストレス
  • 薬の開始・変更(心当たりがあれば医師へ)

生活が崩れている自覚がある人は → 生活習慣の記事一覧はこちら

3か月:写真で「進んだか」を判定する

抜け毛の不安は、1週間単位だとブレます。3か月の写真比較で、見た目の薄さが進んでいるかを確認してください。

灰色の髪と眼鏡のスーツ姿の男性が、腕を伸ばして指差しする上半身イラスト
薄毛アドバイザー星田
「本数が多い日」があっても、3か月で見た目が変わっていないなら慌てすぎないでOK。逆に見た目が進むなら、早めに相談が近道です。

受診目安:こんなときは皮膚科・AGA相談を検討

  • 抜け毛の増加が2週間以上続く、または急増が繰り返される
  • 短く細い毛が増えた/髪質が明らかに変わった
  • つむじ・生え際など見た目の薄さが写真で進んでいる
  • 頭皮のかゆみ・赤み・痛み・フケ・ブツブツがある
  • 円形の脱毛など“部分的に抜けた”所がある

医療の話が気になってきた人は → AGA治療(医療)の記事一覧はこちら

受診すると何を見られる?

医療機関では、問診(いつから・どんな増え方・体調変化)に加え、頭皮所見や毛の状態を確認します。必要に応じて血液検査などが検討されることもあります。ここで重要なのは「薬を始めるか」より前に、原因の切り分けが進む点です。

よくある質問(FAQ)

青やベージュの吹き出しが周囲に散り、中央が白く空いた質問コーナー用の背景イラスト

Q. 100本を超えたらもう薄毛ですか?

A. いきなり断定はできません。目安はありますが、洗髪頻度や体調でブレます。増え方(急増/継続)写真での見た目をセットで確認してください。

Q. 毛根が白い(丸い)抜け毛は危険ですか?

A. それだけで危険とは言い切れません。寿命を迎えた毛(休止期毛)は、根元が“棍棒状(クラブヘア)”に見えることがあります。逆に、頭皮の状態や抜け方で見え方が変わるので、毛根だけで判断せず「期間・見た目・頭皮症状」で見てください。

Q. シャンプーのときだけ大量に抜けます…

A. 1日の中で抜けた髪が洗髪時に集まりやすいので、見た目が増えやすいです。2〜3回分の洗髪で平均を見て、急増が続くかどうかを確認しましょう。

Q. 抜け毛が増えたとき、市販でできることは?

A. まずは頭皮の炎症(かゆみ・赤みなど)があるかを確認し、生活(睡眠・食事)を整えるのが先です。市販で試すなら目的別に整理しましょう。

Q. 抜け毛が増えて不安で、毎日数えてしまいます…

A. 数えるほど不安が増える人は多いです。おすすめは「毎日→月1回」に切り替えること。写真(月1)+洗髪日のメモ(週2〜3回分だけ)のセットなら、ブレに振り回されにくくなります。

まとめ:本数で決めつけず「増え方・期間・写真」で判断しよう

  • 抜け毛の目安はあるが、日々ブレる(本数だけで判断しない)
  • 切れ毛混入・照明・濡れ髪・分け目固定などの誤判定を先に外す
  • 危険サインは「継続」「短く細い毛」「見た目の進行」「頭皮症状」
  • 今日→1週間→1か月→3か月の順で、記録して切り分ける

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